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非常にキビシイーーー

財津一郎さん。享年89才
また、昭和の偉人が逝ってしまいました。
我々の年代には、コメディーの先駆者として、若い方達には「タケモット」のコマーシャルで、認知されていましたね。

熊本県出身で、軍役の経験もある父親から、苦しい体験を教わり、自らも疎開を繰り返すなど、戦後の辛酸を舐めつくしました。

高校の先生から「辛い時こそ、笑ってネアカに生きるんだ。」と励まされたことがきっかけで、演劇の世界へ飛び込み勉強したのが「エノケン学校」その後、仲代達也との出会いが発奮するきっかけになり吉本新喜劇へ。
当時、ただで借りていたおんぼろ借家は、雨漏りがひどく畳の形状が変わるとタケノコが顔を出すという惨状。
でも、そのタケノコをも糧にして、出演した「てなもんや三度笠」の脇役で放った一言「キビシイーーー」「○○してチョーダイ」の高オクターブが大受けで、一躍人気コメディアンへ。

その後、俳優業へも進み人気は不動の地位を築きますが、悲しいかな病魔には抗えず、10月14日に永眠されました。

天国の財津さん。
下界で起こっている、悲惨な戦争を見て「ヤメテーーーー」と叫んでいる姿が想像されます。
泣き顔を笑顔に変えられるよう、これからも見守ってくださいませ。

お付き合いいただきありがとうございました。

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