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「ダークトライアド」の人たち

こんにちは!
ダークトライアドと言う言葉をご存じですか。

みなさんの職場の中に「この人と関わると疲れる・ストレスが溜まる・疲労困憊になる」と感じさせる人はいませんか? 
毎朝、出社する足取りが、嫌が追うにも重くなり、彼の地である此岸の世界を作っている人たちなのですが、上司であれば逃げることもできず、不条理な毎日に神様を呪ったことも・・・

ダークトライアドとは心理学用語で定義づけられている以下の人たちです。

1.ナルシスト:自尊心が非常に高く、誇大妄想が好き。
2.マキャベリスト:目的達成のためならあらゆる手段を駆使する。
3.サイコパス:人に対して共感や罪悪感を全く抱かない。

この3点の性格を具備した人たちの総称で、端的にいうと
 自分さえ良ければすべてオーライ、さらに他人の苦しみに喜びと感じる。
という、ヤバイ人たちです。

しかし、そんな傍若無人の彼らたちも、視点を変えるとキャリアアップに繋がる要素が隠されていることが研究論文で発表されています。
社会的に成功を収めている方達にも、結構ダークトライアドな人たちがいるのです。

どうせ、関わらなければならないことなら、自分にプラスになるエッセンスを盗んでみませんか。

かい摘んでご紹介します。

海外の代表的企業を対象に行なった調査では、ナルシストの度合いが高いほど給与の水準が高い。
マキャベリストの度合いが高いほど職位も高く、キャリアへの満足度も高い
とのこと。

そこで、ダークトライアドのポジティブな特徴を抽出すると、以下のような点があるそうです。

〇 好奇心旺盛
〇 自己肯定感が高い
〇 新しい体験に積極的である

ただし、これらのポジティブな特徴は、ネガティブな特徴と表裏一体になっていますが、まずポジ部分をそれぞれ逐条解説します。

ナルシスト:「自己肯定感が高い」
マキャベリスト:口先三寸でも話すのがうまいので「外交的」
サイコパス:多少の恐れや不安には共感しないので「積極性がある」
とのことです。


中でも、マキャべリスト傾向が強い人の特徴として、計算力や論理性が優れていて、特に「流動性知能」が著しく高いそうです。
「流動性知能」とは、初めて遭遇した物事に対処する能力のことで、「地頭の良さ」「頭の回転のはやさ」という、危機回避能力のことです。
そして、その能力を身に着ける方法として「デュアルタスク」があります。

これは「運動」しながら「頭を使うこと」を、同時に行なうことで、その一例として、ウォーキングしながら3の倍数をループする単純な計算や、無限しりとりを行うなどです。
この複数動作を行うことで、頭の処理能力が向上して「ワーキングメモリ」のパフォーマンスが向上するということです。

ダークトライアドは、我が強い分ネガティブな印象が協調されてしまいがちですが、その背後にあるポジティブな部分も意識してみてはいかかでしょうか。
あなたの身近にいる、ちょっと厄介な人物、ひょっとしたら面白い発見があるかも。

「清濁併せ呑む」の格言も然りですが、自分にプラスになるところだけ、。ふるいにかけて接すれば人間関係の潤滑油になるかもしれませんね。

お付き合いいただきありがとうございました。

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