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海鮮ざんまい

ゴールデンウィークに宮城県女川町に行ってきた。新幹線と電車を使って行った。仙台駅の牛タン通り。やはり牛タンは美味しかった。でも噛みきれず、飲み込めず、むせる、少し焦る。
石巻からの電車は一両。ワンマン。混んでいた。
仕方なく立って女川までの車窓を眺めようと思ってたら、老夫婦の女性が荷物をずらし席を作ってくれる。
お陰でふかふかシートに身体も意識も沈み込んだ。旅の時間はこんなにもゆっくりだ。
午後の暖かい日差しに揺られしばらくすると万石浦が目前に飛び込み、目が釘付けになる。
海に浮かぶくすんだピンクの建物が今晩の宿。写真でみるより小さく見える。心にもない軽口を叩き機嫌を損ねてしまった母に、指を指して教えてあげたけど、そんなことでは収まらない。
それにしても窓から見える万石浦はまるで湖。いま自分が被災地へ足を踏み入れた感覚を持てぬまま電車は終点へ近づいていく。
女川駅を降りると風になびく鯉のぼり。一匹、二匹と数えるのをあきらめるくらい、視界に広がっている。特にすごいのは海が青くて綺麗。鯉のぼりの流れのその先に女川湾が煌めいていた。
その翌日は東日本大震災の事について学びました。震災遺構と呼ばれる倒れた巨大コンクリート。それはかつて交番だった。その後女川町をサイクリングで借りた自転車で、回りました。海が綺麗で写真も撮りました。最高な旅行でした。

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