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オススメの国産ビザールギター!

オススメの国産ビザールギター!

という事ですが個人的には見た目だったり、形だったり直感で選んでいけばいいと思ってますが自分も音楽活動してく上でビザール系のギターを試したり、店を初めて4年ビザールギターを沢山試してきた経験や感じた事も加味して、見た目以外も良いおすすめのビザールギターを独断と偏見も交えて紹介していきます。


ビザールギターについて開店当初から相談に乗ってもらってる工房PATHと吉川弦楽器工房にも協力してもらいました。

まず最初は満場一致で

ELK DELUXEです!

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ELK DELUXEは1965年に発売されたギターで当時fender Jaguarを解体し研究して製作されたギターです。
一応はコピーという事ですが各パーツにオリジナリティを感じるビザールギターです。
前期は(茶木)と後期(マツモク)で工場が違ったり多少仕様の違いはありますが基本的なサウンドの方向性は同じです。
Jaguar Copyでありつつ本家と同じShort Scaleではなく628mm Medium Scale
特筆すべきなのはスライドスイッチの組み合わせに本家にはない直列配線が組み込まれており
(2PUが1個のハムバッカーの役割をする状態)
このサウンドがビザールPUの弱さを良い塩梅でブラッシュアップしてくれて気持ち良いサウンドを作ってくれます。
通常の使用でもjaguar程ジャキジャキではなくチープではないサウンドでかなり使いやすいと思います。

フレットもこの時代なので低いのですが、
いわゆるビザール的な針金のような細いフレットではなくしっかりしたフレットが搭載されてます。
指板はラウンド張りで当時としては高い技術が伺えますのでギターとして全体的にクオリティの高い物だと伺えます。
またネックも他の同時代のビザールギターとは一線を画す自然なグリップと作りの重厚さを感じます。

また個人的にビザールギターを現代の音楽で使うのに重要なのはボディ材やネック材の影響は絶対ではないですが大きい気がします。

ELK DELUXE(前期)はこの時代では珍しく合板やラワンではない木材のブナ(1-3ピース)が使われており他のビザールギターに比べて安っぽくない芯のあるシングルコイルのクリーントーンが出せると思います。

相場もジリジリ上がってますが10-13万で購入出来ると思うので、見た目も音も良い長く使えるギターを探してる方におすすめのビザールギターです。
ビザールギターの括りですがビンテージギターと呼んでいいギターだと思います。

有名なビザールギターと言えばTeisco Spectram 5だったり、Guyatone LG-200だったり、Firstman Liverpoolがあがりますが、
サウンドやコストパフォーマンス等加味すると
個人的にELK DELUXEがキングオブ国産ビザールギターと言いたいところです(笑)


次のオススメは形が好みわかれますが、
YAMAHAの60年代全般のソリッドギター(ベース含め)はかなり良いと思います。

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引用元 YAMAHA MUSIC MEMBERS 

全てのモデルを弾いた事はあるわけではないですが触った時の安心感、比較的ビザールギターはオモチャっぽい印象受ける個体が多いですが前述のELK含めしっかりしており、その印象のままサウンドに繋がります。

しっかりエレキギターって感じです笑
最近ベースが当店に何本かありますが形はエグくてもサウンドはしっかり低音だしていて使えるベースです。

難点をあげると値段が全体的に高く物によっては20万越えもあります。



次におすすめしたいのは、
Guyatone LGシリーズの150T以上のモデル
(250Tや350T etc)

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ネック周りの質が高くなり握りがしっくりきて弾きやすく、
(一説にはYAMAHAが作っていたという説もあり)
パーツも明らかに質が高くなっており、サウンドもかなり締まっていてタイトな印象です。
この辺のモデルも3〜8万円位で比較的に買いやすいのと市場によく出回るので楽器屋で見かけたら是非試して欲しいです。

ビザールギターは状態が悪く調整が大変な物も沢山ありますが、今挙げてきたビザールギターは比較的しっかりしてる部類のギターで、認知もされていて動作も良くそれなりに出回るので、楽器屋である程度は調整されていると思うのでそこまで弾きづらさは無いと思います。



最後は番外編というかモデル名ではないのですが、
個人的に値段も安く狙い目のビザールギターです。

ソリッドの60年代ビザールギターは合板や積層材、ラワンが多いと思うのですがその中でも上述したELKやYAMAHAもそうなのですが1-3ピースからなる木材が使われているビザールギターは比較的良い音の傾向があるように思えます。

クリーントーンでも良くも悪くもチープなサウンドと形容される物ではなく比較的芯のあるジャキっとしたシングルコイルなサウンドの物が多い気がします。

例えば60年代のMatsumoku製のVictorやTeisco Kシリーズ(合板もたまにある)やGuyatoneの輸出モデル等はマホガニー系の材が使われていて比較的しっかりしています。

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大体この辺のビザールは1-5万円位で買えてなかなか良いサウンドだと思います。

以前工房の二人と話していて重いビザールギターは大体良いサウンドという話をしてて、
結果重たいギターは大体合板や積層材じゃない事が多いのでそういう事だったのかもしれません。

勿論良い部分だけではなく、
この辺のビザールギターは雑に扱われてきてる事が多かったり、造り自体が要所要所プリミティブな部分もあり調整に手間とお金がかかる場合があります。


それでも稀にコンディションが良い物もあるので
そういうビザールギターを探す行為自体が楽しみになるのかもしれません。
今挙げたビザールギター以外にも良い物は沢山あるので楽器屋で見かけたら是非試してみて欲しいです!

参考になれば幸いです。


Bridge Guitars
タカザワ アキラ


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ビザールギター専門店Bridge Guitars代表 beatmake/Guitarist

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