気持ちよくなるPDCA
2021/02/05 野元義久
今の判断は、どんな軸に基づいますか?
みんなが知っている「基本のキ」ですし、PDCAといえば粛々と進めるものでワクワクするもんじゃないですね…でも、このPDCAはおすすめしたい。
“判断軸のPDCA”
私はこれをやってみて、結構、気持ちよくなったんです。
仮でもいいのでまずは自分の判断軸を決めて、毎日、毎回、その軸で判断しているか(いたか)を振り返って検証し、確たるものにしていくというものです。
元同僚の中尾隆一郎くんが経営者向けの「中尾塾」のセッションでやってることをSNSで紹介してくれていました。
自力でPDCAしてみたら、なかなか難しく。
軸がいくつもありそうだし、ふわっと過ごしてしまってることも多くて。
でも、とても楽しいワークでしたよ(^^)
気持ちよさの効果
私は自分に嘘をついたり、自分をごまかしてしまうことに敏感です。
そして、そうなってしまうことがストレスです(みんな、そうかな)。
このPDCAで軸が明らかになったことよりも、
“自分は今、自分らしく決めた”
と自己一致できることが気持ちよかったんです。
はよ教えてくれたら良かったのに、隆一郎くん…(笑)
リーダーの判断はぶれていないことが大切だと言われます。そうだと思います。フォロワーの判断行動に迷いがなくなって推進力は増すし、事業やサービスの迫力にも影響します。
でもそれ以前に、クリアなリーダーでいることが求心力を生むんじゃないでしょうか。だから確かな判断軸を持ち、それに基づいて行動しているリーダーは魅力的なチームをつくっていくんだと思います。
みなさんの判断軸は何ですか?
私の場合、PDCAを回してわかった軸は、
“自分で経験から学ぶこと。そこに面白い発見がありそうなこと”
でした。
よくありそうな、
自分ができそうか、とか、
楽しそうか、とか、
出世しそうか、とか、
得するか、とか、儲かるか、とか、
仁義に基づくか、とか、
夢に近づくか、とか、
世の中が求めているか、とか、とか…
ではありませんでした!
誠に自分勝手な感じのする、でも、嘘のない軸です。
そしてスッキリしたと同時に、この軸のおかげでたくさんのご迷惑をおかけしてきたかもしれないってことも思い出して、ちょっと手を合わせてしまいました。
その軸がわかると、どうなるか。
さらに、この軸がクリアになった時、あらためてやりたいことが浮かんできたのです。
正確にはやりたかったことを思い出しました。それはNHKで放映されていた「ようこそ先輩」です。
※『課外授業 ようこそ先輩』(かがいじゅぎょう ようこそせんぱい)は、NHKが1998年4月2日から2016年4月1日まで放送した教養番組である。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
…ちなみに片山右京さんの回は何度観ても泣いてしまいます。
私は自分が経験から学び、面白い発見をしていきたいと考えています。
同時に、勝手ながらにみんなにそうあって欲しいと願っています。
この番組は著名人、各界トップの方々が、自分の仕事の魅力やコツを母校で授業するという内容ですが、著名でなくてもトップでなくても、誰もが自分の経験から掴んだ仕事の魅力やコツを話せる場があれば素敵です。そんな場面をつくり“たい!”
この“たい!”を思い出した時に、
あー、だから仕事でも、あの場面でプロジェクトメンバーの方々にあんな発言をしちゃうんだなー
と自覚(納得&少しの反省)もできましたし、もっと加速させたい自分がいることを確認しました。
自分の判断軸から生まれる“たい!”なのでブレようもありませんし、これからには楽しみしかありません!こういうのがライフワークって言うんですね。