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組織の自律神経。

2020/11/13 野元義久

ウソのようなホントの話。
世界ふしぎ発見、ホンマでっかTV。

私、半年続いてた肩の激痛がスッとなくなったんです!
お気に入りのマッサージ屋さんでも、毎朝のストレッチでも消えなかった痛み。

それがなんと、「呼吸法」で治ったんです。
そういえば今流行りの鬼滅の刃では呼吸の流派があるらしいです。よくは知らないけど、強靭な心技体を整えるにはとても大切だということですね。

私の場合は、6-4-10法。
6カウント 鼻から吸う
4カウント 息を止める
10カウント 口から吐く

これを数回繰り返すだけです(思い出したらやる。特に寝る前)。「法」とかいうレベルでもない。

これで、副交感神経優位になり心身の緊張が解ける。痛みを感じるアンテナも落ち着いて緩和されるということです。痛みを感じないのでより柔軟な動きが出来るしストレッチ度も深く出来る。だから根本的な改善につながっていくのでしょう。

これまで私は緊張すること、常に急ぐこと、数をこなすことを頑張ってきました。いわゆる交感神経優位で過ごしてきたことは自覚があります。これが行き過ぎると自律神経失調症です。だからこの法の効果には目ウロコだったのです。

伸びたゴムをまた伸ばすみたいな生活。そりゃゴムも飽きる。

そして、ふと。

“ギリギリ限界まで追い込むからこそ、新しいものが生まれるんだ”論と、
“心身に余裕があってこそ、新しいものが生まれるんだ”論の対立を思い出したわけです。

最近では組織スラック論なんてのもあります。

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https://mba.kobe-u.ac.jp/business_keyword/7963/ から引用抜粋
組織スラックとは、企業などの組織内部に存在する「ゆるみ」を指す。 それは、過剰な人員、余っている設備、生産のロスタイム、内部留保など様々な形で企業活動のあらゆる場所に存在しており、それらを総合して組織スラックと呼ぶ。
3つの観点があり、議論が重ねられている。
・組織スラックは企業の非効率性と同じである
・緩衝剤として組織スラックは有用に使える
・組織スラックはある程度企業にとって有用であるが、過剰な組織スラックは企業の非効率性として経営を圧迫する
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なんだか、
そりゃそうだよね、
どっちにも分はあるよね、
というお話で、きっとずっと論じられていくのでしょう。

そして
競争環境とか事業サイクルとか懐事情とか、そもそもの企業規模などなどがあるので、最適なスラック度数なんてのは出てこないはず。

組織が自律神経を保ち続けるためにはどうするといいか?

今のところ、私は、交感神経と副交感神経の様子を自分で自分に(企業経営の場合は、リーダーが現場に)聴きながら切り替えて、文字通りに自律していくしかないと思います。どっちかにやられ過ぎないように、メタでいる。自分のこだわりがどうであろうと、経営者はプロとして俯瞰のコントロールをする。いわゆる振り子理論を信奉しています。リーダーは振り子をどっちに振るか、いつ振るか、のタクトを握っている。

ちなみに、この呼吸法をはじめてからベンチプレスのウェイトがグンと上がりました。
痛みが消えてパフォーマンスも上がっているなんて最高です。
自律神経が意識的にコントロールできてきたなんて、ちょっとだけ成熟した自分を感じています(笑)

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