オッズと勝率の考え方

ポーカーはゲームセットという概念が無く、1度(1日)に何百というハンドをプレイします。そのため長期的に見て利益的なものを選択をする必要があり、利益的かを判断する材料にオッズ勝率を用います。

オッズと言うのは、その勝負をした時に掛け金に対して何倍で返ってくるかと言うもので、掛け金が1万円でオッズが1倍の勝負なら掛け金の1万円がそのまま返ってきて、2.5倍なら掛けた額の2.5倍の2万5千円が返ってきます。

勝率とは、その勝負に対してどのくらいの割合で勝てるかと言うもので、勝率が30パーセントであれば3回に1度くらいの割合で勝てます。(正確には0.9回)

例えば、オッズが10倍で勝率が30%だとすると、10回に1度勝てば元がとれるので10回に3回勝てる勝負ではかなりお得というのがわかります。具体的に言うと、この勝負を毎回1万円で10回勝負をすると統計的には10万円使って30万返ってきます。長期的にプレイすると利益が出る勝負をオッズが良いと言います。

ポーカーではこの様にオッズが良い勝負は積極的に参加する事で利益を得ます。ただし、オッズが良いからと行って参加してはいけない場合ももちろんあります。

例えば極端な例ですが、9人卓でプリフロップでルーズアグレッシブなプレイヤーが5BBに、タイトなプレイヤーを含む後ろが4人コールしました。BBのあなたは3BB払えば30BB返ってくる可能性があるので、オッズは10倍あります。あなたのハンドは28oです。どんなハンドにも最低20パーセントは勝率がありますが、オッズに合うからと言って本当にコールできるでしょうか? コールしても間違いではないと思いますが、タイトな人がミドルポジションからコールしてる時は28oは大抵の場合は負けています。オッズだけではなくて相手のプレイするハンドレンジを考えて勝率を再計算しないといけません。

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