終盤におけるオールインに対するコールの正当性考察

昨日オンラインの40人規模のターボトーナメントに参加したときに難しい場面があったので少し考えてみます。

500/1000 アンティなし、のこり8人のUTGでKKが入りました。スタックは30BBほどで順位は4位程度。6位からインマネです。UTGから2BBにレイズ、15BBのショートがミドルポジションからオールイン、50BBのチップリがCOでオールイン、10BBくらいのBTNがオールイン、SB/BBはフォールド。かなり迷ってコール、MPはATo, COはJJ, BTNは86s?でした。結果的にフロップとターンでJが落ちてCOの勝利でした。

さてこのコールは正しいものだったのか考えてみます。その場では「2人がショートだし、実質COとのヘッズアップだな。アイソレートだしそこまで強そうではない。」と考えてました。ヘッズアップならAA以外にはプラスの期待値があるのでコールだと思ってました。

とりあえずオッズを計算してみましょう、2BB(UTG)+1.5BB(BB/SB)+15BB(MP)+30BB(COのEffectiveStack)+10BB(BTN) = 58.5BB で、30BB程度突っ込むと90BB帰ってくるので3倍程度ありました。これはKKに対しては十分すぎるオッズなのでコールは正当化されますね。

もしこれがMPにもBTNにもカバーされているスタックであれば降りる価値はあったんじゃないかなと思います。ショートなら2BBとかじゃなくAIですがw ビックスタック同士のぶつかり合い(50BB vs 70BB vs 40BBみたいな)でかつ自分が6位(インマネ)に入らないのであればダウンできた気がします。オッズ的にはめちゃくちゃいいですが、4wayだと下のポケットだとしても5割は負けちゃうので30BBもあるのに無理にトーナメントから脱落する理由はありません。

またこれがQQやJJならスナップでだうんできる手でした、COがアイソレートしたということはAKも十分なレンジに入っているので、こんな所でレース(50% vs 50%)はもったいないです。

また今回はサイドが大きいというのもありました。確認してみましょう。カバーされてるのがCOのみで、自分がセカンドの場合、MPが勝つとサイドが30BBで+0BB、BTNが勝つと45BBで+15BB、COが勝つと-30BB、サイドが美味しいのはBTNだけですね。これを見る感じだと無理してコールする必要もなかったように思えます。

結果的には負けてしまったですが、正しい選択が出来たのでしょうか。オッズは十分あったけど負けると一番下のITM、サイドはそんなに美味しくない。黙って2人消えて最低でも6位は保証されてる状態でもう一度スタートしたほうが良かったかなぁ…でもまぁサテライトじゃないしAA/KKならコールするよね🐟

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