誕生日返上で企業説明会に行ったら考え方が変わった

午前中の授業を終え、友達から貰った誕生日プレゼントをリュックに詰め込み、乗換3回片道1時間かけて説明会会場へ。

前日はあまり寝られず、5時間の説明会に耐えられるか不安はあったものの「せっかく来たんやし!」とエスカレーターをコツコツ歩いた。

会場に着き、席へ促され座ると1番前の端だった。
マイクが置かれたMC席というのだろうか、ちょうどその真ん前だった。
セミナーが始まってから、ここは神席だと知った。
他の就活生よりもアイコンタクトを取りやすいし、頷いたり笑ったりすれば反応してもらえたからだ。

実際そこで好印象を得たのか、
講演後におこなったゲーム(これを通してチーム内でどう動いているかなどを見られ、行動力などを分析される)である企業から褒め言葉をたくさん頂くことができた。
チーム内には私以上に頑張っている人もたくさんいた。
その中でも好感触だったのはやはり第一印象が大きかったからではないかと考える。

最初にその人の目にとまるように動いたことで、「この子はどんな風に動くのだろうか、観察してみよう」とポジティブに思ってもらえる。

そこで成果を残せたら勝ち。
残せなければ、ただ説明会に来ただけの就活生に逆戻り。
就活って本当厳しい。

-----------------------------------

話は変わりますが、このセミナーを通して考え方が変わったのでその話を。

私は将来書く仕事をして自分を表現したい。
ここの軸はずっとブレないが、今からそこに絞る事はないのかもしれないと気付いた。

多くの就活生はまず選択肢を減らすために業界を決める。

私は服が好きだからアパレル業界にいきたい。
IT系がいいな。
航空業界ってかっこいいよね。

私もそれに倣って、なんとなく「出版業界かな」と絞ってしまっていた。

でも私の場合、今から業界を絞って企業を調べていくと視野が狭まりすぎて危険だと感じたのだ。

私が企業に求めるのは

・しっかり評価をしてくれる
・上司部下同僚の雰囲気が良い(人間関係)
・人に感謝されたい
・できれば18:00〜19:00には帰りたい

の4つ。

これを出版業界に絞って考えるとなると、
なかなか見つけるのが厳しいのでは?と感じてしまう。帰る時間などは特に。

まず出版社を見つけるのが難しい。
見つけても都内ばっかり!
インターンシップも東京ばかりなので近畿地方に住む私はなかなか行けない状態だった。

今回参加したこのセミナーで「近未来分析の大切さ」について話された企業があった。
ハイスピードで変化していく時代、企業も何十年後には全く違う形になっている。
今の形だけで就職を決めてしまうのは危険。
課題解決力を身につけた「課題解決型自走人材」になる必要がある、との事だった。
課題解決型自走人材になるためには「思考停止をやめる事」が必要で、今までのやり方を変えていかなければならない。

私は今まで、「文字に携わる事=出版社や編集プロダクション」と勝手に決め付けていた。その方が選択肢が狭まって就職活動がスムーズになると勘違いしていたのだ。
だが、今ではメーカーだって商品関連の広告出版物を担当する部署があったり、多くの企業で出版部や宣伝広報部が充実している。
元はコピーライターに興味があった事もあり、CMや広告物というものにもとても惹かれる。

そう、今から出版にこだわる必要はないのだと思うようになった。

私は職種を「宣伝広報あたり」として、出版物なども扱う広報部を中心に、たくさんの業界をしらみつぶしに見ていこうと考えるようになった。

選択肢が増えてしまうのが悩ましい点ではあるが、出来るだけ多くの企業を見たいという気持ちもあるので、決め付けず根気強く就職活動と向き合いたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?