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中学三年生男子の志望校決めと進路

こんにちは。秋の気配が感じられる頃になりました。我が家の高校一年生男子は、学校生活を満喫しているようです。

去年の今頃、まだ第一志望校を決めていなかった息子と、公立高校の受験を初めて経験した母(私)の話です。備忘録的に息子くんの受験までを記録します。受験前にこんな経験をしたんだと、受験生を持つご家庭で読んでいただけると幸いです。

書いている人:公立高校受験初めての母、40代、神奈川県在住。普段は会社勤めで、最近はもっぱら在宅勤務です。


1、志望校決め(仮)10月

神奈川県の公立高校を受ける前提で、志望校は本人の希望通りとしました。

理由として、学校見学が人数を絞り争奪戦になった頃、初めて本人から志望校(偏差値60台)に行ってみたいと言われました。学校見学をして最終的に本人が行きたいときちんと言葉にしたことで、決めました。英語の成績が良いことも、息子なりに決め手になったようです。

なお、中一から表明していた志望校は、県下進学校のKWW(偏差値70弱)。理由は、興味のないことは一切知らない息子の思考として、その高校名しか知らないから。親としては頑張って欲しいのと、鼻から否定することはしない私の方針から、是非とも受かって欲しいと願っておりました。

2、内申、中二時点

志望校(仮)を決めたところで、まず心配なのは内申です。男子ということもあり、(言い訳です。)息子くんの内申は2年時点で計30前半。彼の名誉のために英語は割と良いと言っておきますね。

内申が良いと試験の点数をリカバリーできますが、ここは望めそうにないので、とにかく試験日まで勉強をすることが大事だと本人に伝えました。

神奈川県の内申:中二を1倍、中三を2倍して合算 9科目計135が最大値です。受験すること自体は内申による足切りがありませんが、息子は私立の確約を決めるのにこの内申で右往左往。

3、息子の学力

息子くんの学力ですが、小6で塾に通い、初めて受けた学力テストは偏差値40台。※彼の名誉のために言っておきますが、塾に通っていなかったので。そこから、少しづつ上がっていき、最終的には偏差値60超えまで頑張りました。

この頑張りが、無謀とも思える志望校への挑戦を後押ししました。入試直前模試の結果はC判定。合格の可能性が30%と低いけど、志望校の変更は無し。予定通り受験することになります。

4、欠席日数

大2息子、高3娘、ともに通信制に進んだため、私立の確約校決めは初めての経験で、私はとても重大なミスをしました。そのミスは「欠席日数」。去年の受験はコロナがあったから、欠席日数に引っかかるのか!ではなく、コロナ前2年間の欠席日数が2桁あり、ほとんどの私立高校は確約の条件でNGでした。

今年度の受験は、出席日数で受験に影響のないようにと通知が出ているので、コロナ関係なく、受けられるといいなと思います。知らんけど。

5、私立確約校決め

欠席日数の条件から私立確約校決めが一番難航。(本人の勉強の次に)まず、条件として通えるかが第一なのですが、通いやすい私立は軒並み学力が高く内申が足りない。内申が仮に足りても欠席日数がダメと、どんどん乗り換えが増え、通学時間が1時間以上かかる高校しか候補がありません。内申が低いと苦労します。

中二の内申で確約校を絞り、内申が上がった場合と、下がった場合の確約校を候補にしてという作業を、最後はエクセルに条件式入れてリストにしました。

最終的に本人の頑張りで内申が6上がりました。でも受けたい私立の内申(偏差値60)に1足りず、本人も渋々承知で都内の附属大学のある私立校を確約校(偏差値58)を決めました。めでたし、ではない。

6、私立一般受験決め

無事に私立の確約校を決めて、次は一般受験校決めです。確約校を決めましたが、通うなら近い高校が良いと、またこれは悩ましいことに。良いか悪いか近隣私立は、軒並み偏差値が高いのです。悩んで、マンモス校のオープンを受けることにしました。(偏差値〜69)

これは、だいぶ無謀な挑戦だと思いましたが、受かれば本命の合格圏内に入るのではと、思惑もありました。だいぶ親バカ入ってますが、理由は模試の結果が良かったから。

7、志望校決め(確定)12月

志望校決め(仮)から2ヶ月。私立の確約校を決め、私立のオープン受験校を決め、最後に公立志望校をブレることなく決めました。

志望校をここに決めた理由:息子にしかわかりません。私自身は、以前会社でお世話になった方から、上息子の受験時にとても良い高校だからと聞いて以来、気にはなっていた高校ですが、ちょっと遠いため候補から外していました。

決断した理由:学力が向上したからです。最後の模試は偏差値64まで上げました。ネガティブ母だったら志望校のランクを落としていたと思います。でも、息子を信じて受験することを決めました。あと数ヶ月勉強するのみ。

8、学校見学

10月以降、私立の学校見学は全てミライキャンパスから申し込みを行いました。受験するまで知らなかったです。そして、受験の申し込みもミライキャンパスから。願書の印刷含めて、パッケージになっていてこれはビジネスになるのだなと、思いました。(おそ

学校見学に行った私立高校:麻布大附属高校、品川翔英高校 理由は日程が合ったから。息子くん、興味ないことはまったく興味を示さないので、どの私立が良いか(行きたいか)判断がつかない。1校は校風が合わないと本人から拒否されましたので、行った甲斐はあったかな。

親も学校見学は大変参考になりました。通学のしやすさ、学校設備、雰囲気、合う合わないは大事ですね。立派な校舎を見ると気分が上がるので、うかれないように気を引き締めて。

9、模試の結果

通っている塾を通じて、12月に全県模試を受けました。内申と学力テストの結果を元に合格判定をしてくれます。2次選考での合否判定もあり、この模試が最終判断材料となります。

3教科225、5教科355、偏差値60超え ・・・合格圏まであと7点ボーダーゾーン

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10、塾の費用

息子くんは、神奈川県下に数多くある大手学習塾に通っていました。学習塾に合う、合わないがあるとは思いますが、たまたま家から近くて通いやすいという理由でしたが、結果が出たのでよかったとします。

塾の費用は、学習塾のサイトに掲載されているので概算はわかると思いますが、中学3年の塾代はとても高額。毎月の塾代は3万円から4万円、教材費で年10万円、春夏冬期講習代で年20万円、ざっくり80万円。給付金は全部塾代に融けました。

過去問を何回も解いて、神奈川県立高校の入試対策はバッチリだったと思いますが、息子くんの性格から解いていないテキストも数多くありました。それはそれ。

11、私立高校受験

年が明けて2月、私立高校の受験が始まりました。一日目、確約校の受験。高校に初めて行くので、乗り換え二回、駅から徒歩15分を校門までお見送り。親バカかと思うかもしれませんが、普段息子は電車に乗らないので、万が一到着できないこともあるからと、仕事を休んで行きましたよ。一人で通えるお子さんは心配いりませんね。

二日目、オープン受験。こちらは近いことと、部活で行ったことがあるため、最寄り駅までお見送り。マンモス校なので臨時バス便が出ていて、余裕をもって到着できたようです。ここまで終われば、あとは体調管理だけかな。

私立の結果:確約校、合格。特待生合格。がんばった結果が出てくれました。オープン校、合格。こちらも進学コースに合格。内申では難しかった一つ上のクラスに合格して、あとは公立高校を迎えるのみとなりました。

納入金:オープン受験した高校は、公立高校の合否まで納入金を待ってくれますが、そのためには一部納入金が必要でした。これは受験費用と割り切って、支払いました。( ;  ; )

12、公立校受験

本命、公立高校受験日となりました。学校説明会で一度訪れていますが、やはり不安なので、校門まで付き添ってお見送り。二日目の面談は本人が大丈夫と言うことで、玄関で送り出し。

ここまで来ると、親はすることがありません。何かに備えて、二日間、仕事を休んで家で待機してましたけどね。

自己採点結果:帰宅して息子くんは、自己採点せず、ゴロゴロしてました。本人曰く、自己採点する意味がわからないとの、こと。(いやいやいや、意味あるだろ なので、私が採点しました。でも、問題用紙に記入していない回答がいくつかあり、最終的な点数は足りない予想に。

大手学習塾が自己採点結果から合格予想点を出しているのを参考にしたのですが、息子くんの点数ではキビシイ感じ。合格発表の日は、私立高校の制服を百貨店に作りに行くことを算段。(>_<)

13、合格発表

合格発表:神奈川県立高校は今回初めてWEBで合格発表を行いました。親としては、WEBがダウンするのではないかと不安になり、合格発表時間前からサイトと睨めっこして過ごしました。定時、無事WEBもダウンしませんでした。

志望校、本命公立校に合格しました。よくやった息子。本人の頑張りあっての合格。

神奈川県では過去に採点ミスがあったことから、入試の採点結果を本人に返却しています。合格発表の手続きのため高校に行き、手続き書類と採点結果を受け取ってきました。

結果:ほぼ90点以上。えっと、彼の名誉のために言いますが、本当に勉強を頑張りました。その結果が出たのだと、ただただ、彼を褒めました。親バカ

14、その後

四月から高校男子として学生生活を送っています。英語が得意なのですが、周りも英語が得意なので、なんだかんだ成績はすれすれのご様子。

将来の夢はなんでしょう。文系に進むようです。大学受験は国公立希望と言っていました。親は、褒めて、信じて、支えるのみです。3年後、夢が叶いますように。


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