所信表明

7/2の臨時株主総会後に株主とグループ含めた全社員宛に共有したメッセージを、この文章を読んでくださる皆さま=大切なステークホルダーにも共有したく原文のまま掲載します。



みなさん

7/2付けで東京MDE取締役副社長を拝命しました小沢です。7/9に東京MDE100%子会社のBRAVO DIGITAL株式会社を設立し、取締役社長として事業を推進していきます。

何を最初に伝えようか、考えました。
事業内容を共有することよりもBRAVO DIGITALで叶える世界観をナラティブにお伝えすることで、みなさんとビジョンの共同化を最初にできればと思い以下、少々長いですが挨拶とさせてください。

デジタルは今やすべての人の生活に溶け込んでおり、予約したレストランに行く際にGoogle Mapでガイドしたり、Amazonや楽天で買い物をしたり、はたまたアプリで天気予報を見たり、皆さんの身近にデジタルが存在しています。

デジタルの強みは3つです。
1.距離を超越する(例:アメリカと日本でZoomで顔合わせながら会議、等)
2.時間を超越する(例:今まで10時間かかっていた計算が1秒でできる、等)
3.難しさを超越する(例:複雑な入力業務がワンクリックで自動入力、等)

この3つの強みを軸にBRAVO DIGITALでは例えば、赤ちゃんや未就学児を持つ親や障害を持つ方でもリビングでクラシックコンサートをライブで楽しめる世界という今まで難しかったものを超越したり、地方にいる方や障害を持つ方が距離や難しさを超えて楽しめる世界、というものを生み出すことができます。

更にはデジタルだからこそできる世界というのがあります。

例えばコンサートに聴きに行くと決まった席の決まった視点でコンサートを聴きます。テレビでもあらかじめ演出された同じアングルやカット割りのコンサートを音楽番組やDVDを通して観ます。

デジタルでは指揮者の視点、コンサートマスターの視点、ティンパニーの視点、という演奏家の視点を固定カメラを通して、かつユーザーが自由に選ぶということができます。これは映像だけでなく、実際に指揮者が聴いているのと近しい音を拾うこともできます。これはまだ世界中どこのオケもデジタル配信も誰もやっていません。

デジタルはすべての人に等しく新しい価値を生み出し、デジタルでしかできない楽しみを生み出します。そして大きな会社とか昔からある会社ではなく、ユーザーが心から魅了されるサービスを提供する会社が支持されます。

GoogleやFacebookが最初に世の中に出てきた時も同様でした。

Googleは世界中に散らばる情報をたっとひとつの窓で検索して答えが出る。これは距離と時間と難しさを超越し、新たな検索から見つけられる楽しさや便利さという価値を生み出しています。
Facebookは世界中にいる友人や知り合いとのつながりを生み出す。これも距離と時間と難しさを超越し、新しいつながりや楽しさという価値を生み出しています。

BRAVO DIGITALも目指す世界は、
1.世界中のクラシックコンサートやリサイタルを自宅のリビングで楽しめる BRAVO DIGITAL CONCERT LIVE(コンサート:聴く)
2.世界中の演奏家や教授から学ぶ機会を自動通訳/翻訳機能を介して得られる BRAVO DIGITAL ACADEMY(アカデミー:知る)
3.世界中の演奏家やプロオケとのつながりを持てる BRAVO DIGITAL SALON(サロン:つながる)
というように距離と時間と難しさを超越し、新しい価値とつながりを創ることです。

大切なことは常に「ユーザーを魅了する体験を提供できるか、どうか」それだけです。

末尾になりますが事業計画を本メールに添付しました。BRAVO DIGITAL株式会社は事業計画も想いも、すべてをオープンに共有する会社にしていきたいと思っています。

みなさんの想いもぜひ、聞かせてください。そしてみなさんのお力添えをよろしくお願いします。

小沢




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