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②手術後 22年10月28日から閉胸まで

手術後1日目 ~10月28日(金)~

夕方にICUで妻と面会、先生も立ち会ってくれた。顔はむくみ、薬で眠っている状態。クリッピングはちょうどいい感じで比較的落ち着いていて心配されていた不整脈はなく、クリップを加える可能性があるもののうまくいけば週明けの31日(月)には胸を閉じられるかもということだった!手術後の感染症が心配だったが、イブは無脾症ではなくてお腹は内臓逆位のため、脾臓もあり免疫の面では少し安心だということ。しかし多脾症の可能性もあり、脾臓の数はこれから分かるという。1つであってくれ~。

先天性心疾患に付随してくることが多い症例
無脾症・・・生まれつき脾臓がないこと。脾臓は免疫の教育機関と呼ばれ、これがないとウイルスに弱い体になる。
多脾症・・・脾臓が複数ついた状態で生まれること。良くはないが、免疫力は少し安心。
内臓逆位・・内臓の位置が通常とは逆についた状態のこと。著名人では芸人のチャンス大城がいる。内臓のすべてが逆のケースは日常生活にほとんど影響はないみたいだが、イブの場合は胸のあたりが右側相同(体の全体が右側)のため先天性心疾患となり医療的措置が必要。

手術後2日目 ~10月29日(土)~

容体は変わらず、不整脈もないとのこと。手術で輸血など液体が入ったため、体はむくんでおりその除水を待っている。おしっこが勢いよく出たら安心だという。人工呼吸器などに取り付けられていたためか、心拍数は155~154とかなり一定に安定していた。足を見たら注射跡がたくさん残っていた汗。

手術後3日目 ~10月30日(日)~

痰の吸引で、最初に5分ほど待たされての面会だった。今日は主治医は不在で、代わりの先生がICUにいた。イブはおしっこの出が悪く、月曜日に胸骨を閉める処置をするか不透明になっているという。尿道をつないでいる管がフィブリンの凝固などでふさがっていたことも理由として考えられるため、管を取り換えた後は少しづつ出ているそうだが…。イブは心臓から肺への血流(肺動脈)が強い一方で腹部への血流(体動脈)が弱く、おしっこが少ないのもそれが原因だとも考えられる。その場合は人工血管につけるクリップを増やして肺動脈の流れを抑制し、体動脈とのバランスをとる処置をするかもしれないということだった。月曜の朝にどうするか判断するというが、う~む…。

手術後4日目 ~10月31日(月)~

午前9時ごろに先生から電話がかかってきて、今日の閉胸手術は延期するとのこと。ICUにいるまま開いている胸をきれいに洗って、クリップを1つ追加した。夕方に面会にいったら、イブの顔は昨日よりもむくみがとれているように感じた!袋にたまっているおしっこの量も増えていた。クリップを増やす処置をした後で、心臓の逆流も4段階中3くらいから1・5くらいまで落ち着いたとのこと。これからまた慎重に胸を閉じるタイミングを探るという。
夜のニュースで、大阪市の急性期・総合医療センターのシステムがランサムウェア攻撃を受け、予定されていた手術などが延期になっているという。イブの件もあったらから人ごととは思えない、影響を受けた人はどんなに困っていることか…。

手術後5日目 ~11月1日(火)~

顔のむくみと、おしっこの量は少し良くなったかな?という感じだった。おしっこは徐々に出ていて、胸を閉じるタイミングも慎重に探っていくという。手術はうまくいっても、その後が順調にいかないケースも0ではない。油断禁物だと改めて自分に言い聞かせた。

手術後6日目 ~11月2日(水)~

心臓の周辺の圧(?)を調べるために頸椎から通っていた管がなくなっていた!少しすっきりしたご様子。水分は徐々に取れ、2日後の金曜朝に胸を閉めるか判断するという。エコー検査で心配されていた弁の逆流もそこまで影響は出ておらず、そこは安心とのこと。閉胸後、1日か2日後ごろに意識も戻す流れだという。母乳の摂取も今日から再開、この勢いでがんばれ!

手術後7日目 ~11月3日(金)~

状態はほぼ変わらず。明日の朝には胸を閉じるかわかる、どきどき…。

ICUに飾ってあるせん千羽(?)鶴

手術後8日目 ~11月4日(土)~

午前9時ごろ、先生から電話があり、水分も十分抜けたから予定通り閉胸手術を実施するとのこと!妻が夕方に面会に行ったところ手術は終わっており、意識がないながらも涙が残っていたという。右手にある注射がすべて抜けていたけど、ここにも注射跡が(泣)意識はもうすぐ戻るということだったが、明日かどうかは未定だという。

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