桐乃

読書日記と日々雑記、ときどき創作小説など。

桐乃

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マガジン

  • 3行日記

    3行日記を集めたものです。

  • おいでませ、山口へ。

    成瀬川るるせさんとの山口湯田温泉界隈珍道中。

記事一覧

しばらくのあいだnoteをお休みします。
いま書いている短編を仕事の合間を縫って短期集中で書き上げたいので、仕上がるまではそちらに専念します。
物語が手を離れたら、またのこのこと戻ってきますので、そのときはどうぞよろしくお願いいたします(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

桐乃
8か月前
13

ノイズ

あまりたくさんの情報に触れ続けていると処理が追いつかなくなり許容量を超えてしまう。 必要な情報は自分から探しに行く、無造作に押しつけられるもののほとんどは今の自…

桐乃
8か月前
14

寝相

わが家の猫の寝相がおかしい。 え、待って、それ、苦しくない? 猫は液体ってよくいうけれど、確かに変幻自在。

桐乃
8か月前
15

歩き方の癖

最近とくに、歩いているとなにもないところでつまずくことが多くなった。 なにげなく靴の裏を見て、おそらくその理由がわかった、……というのも、靴底の磨り減り方がなか…

桐乃
8か月前
10

3月のライオン

銀行の待ち時間にそそくさと本屋さんへ駆け込み、無事に購入。 なんてすてきな表紙だろう。 夜、帰宅してから大切に読もう。

桐乃
8か月前
8

帰る頃になって急に雨が降り出し、あれよあれよというまに傘がひっくり返るほどの暴風雨に。 途中からは傘を差すのを諦めて濡れて帰る羽目になったけど、風に強い仕様の傘…

桐乃
8か月前
12

『違国日記⑪』ヤマシタトモコ

「朝」という名を持つ少女が、ある日、交通事故で両親を亡くし、親戚のあいだで厄介者扱いされそうになっていたところを、母親の妹である人見知りの小説家·高代槙生によっ…

桐乃
8か月前
13

お土産

るるせさんから東京都美術館のお土産にと、キティさんと名画のコラボクリアファイルを一式いただいた。 以前、わたしがクリアファイルを集めては、実際に使ったり保存用に…

桐乃
8か月前
11

エビグラタンパイ

ミスタードーナツのエビグラタンパイが好き。 ミスドのラインナップのなかでいちばん好きなのが、このエビグラタンパイといっても過言ではない、のに、最近最寄りのお店に…

桐乃
8か月前
8

お盆はいつまで?

お客さんのなかにお坊さんがいらっしゃる。 先週お越しになって「あの」と話しかけられたので「はい?」と答えると「お盆って、いつまででしたかね?」……いや、あなたの…

桐乃
8か月前
7

ピカチュウ大行進

ネットでたまたま目にした「ピカチュウ大行進」の映像に思いのほか癒やされている。 ポケモンのゲームはDSの『ウルトラムーン』しかプレイしたことがなくて、あとはスマホ…

桐乃
8か月前
9

かつて少女だった自分

今ではもういい年をしているけれど、かつては少女だった自分がいる。 無口で、気難しくて、潔癖で、自分にはほかの子たちのような未来などないと思っていた、暗い目をした…

桐乃
8か月前
10

台風の狭間で

知り合いの専門学生がUSJへ遊びに行くといっていたが、あいにくの台風襲来。 公共交通機関は運休するのでは、と心配すると、友人の運転する車で行くという……おそらく友人…

桐乃
9か月前
9

体温計

子どもの頃、体温計を割ったことがある。 電子体温計ではなく、目盛りで熱を測るタイプのガラスでできた体温計で、使う前だか使ったあとにだったか、振るようになっていて…

桐乃
9か月前
9

眠り猫

エアコンの効いた部屋で眠る猫 そっと戸を閉め 「夜には帰るよ」

桐乃
9か月前
8

夏は来ぬ

なかなか梅雨が明けないとぼやいていたら、ようやく届いた梅雨明け宣言。 その途端、待ってましたとばかりにえげつない猛暑が地上を席巻、ちょっと待て、いや落ち着けとい…

桐乃
9か月前
8

しばらくのあいだnoteをお休みします。
いま書いている短編を仕事の合間を縫って短期集中で書き上げたいので、仕上がるまではそちらに専念します。
物語が手を離れたら、またのこのこと戻ってきますので、そのときはどうぞよろしくお願いいたします(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

ノイズ

ノイズ

あまりたくさんの情報に触れ続けていると処理が追いつかなくなり許容量を超えてしまう。
必要な情報は自分から探しに行く、無造作に押しつけられるもののほとんどは今の自分には必要のないもの、そう割り切って遮断する。

余白と静寂を取り戻すのだ。

寝相

寝相

わが家の猫の寝相がおかしい。
え、待って、それ、苦しくない?
猫は液体ってよくいうけれど、確かに変幻自在。

歩き方の癖

歩き方の癖

最近とくに、歩いているとなにもないところでつまずくことが多くなった。
なにげなく靴の裏を見て、おそらくその理由がわかった、……というのも、靴底の磨り減り方がなかなかに激しく、そういえば歩いているときに地面の感触を足裏に感じることがたびたびあった。
わたしはたぶん、足を引きずるようにして、すり足で歩いているのだろう、だからなにもないところでいきなりつんのめるのだ、と思い、歩くときに地面から足を離すよ

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3月のライオン

3月のライオン

銀行の待ち時間にそそくさと本屋さんへ駆け込み、無事に購入。
なんてすてきな表紙だろう。
夜、帰宅してから大切に読もう。

雨

帰る頃になって急に雨が降り出し、あれよあれよというまに傘がひっくり返るほどの暴風雨に。
途中からは傘を差すのを諦めて濡れて帰る羽目になったけど、風に強い仕様の傘だったので骨が折れなくて良かった。
気圧の影響か、今日は午後の出勤時間直前までずっと横になっていたし、ぱっとしない一日だったけど、「え、うそやん……」というくらいの突然の暴風雨のなか、自分も傘も無事に帰ってこられたので、やっぱり良い一日だっ

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『違国日記⑪』ヤマシタトモコ

『違国日記⑪』ヤマシタトモコ

「朝」という名を持つ少女が、ある日、交通事故で両親を亡くし、親戚のあいだで厄介者扱いされそうになっていたところを、母親の妹である人見知りの小説家·高代槙生によって救い出され、二人のぎこちない同居生活が始まる、というお話。
槙生の人見知り具合は筋金入り(?)で、自分から声をかけておきながら、自宅に姪の「朝」が存在することに戸惑いを隠せない……しかも槙生と生前の姉は、仲が良いとはとてもいえないような険

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お土産

お土産

るるせさんから東京都美術館のお土産にと、キティさんと名画のコラボクリアファイルを一式いただいた。
以前、わたしがクリアファイルを集めては、実際に使ったり保存用に眺めたりするのが好きだ、という地味な楽しみについて話したのを覚えていてくださったらしい……ありがたいことである……とてもうれしい。
キティさんがさまざまな企業やキャラクタたちとコラボをすることは有名な話だが、名画とのコラボもサラッとこなして

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エビグラタンパイ

ミスタードーナツのエビグラタンパイが好き。
ミスドのラインナップのなかでいちばん好きなのが、このエビグラタンパイといっても過言ではない、のに、最近最寄りのお店に行くたび、ないのだ、わたしのエビグラタンパイが。
ミスドではいろいろなフェアを開催中で新商品が目白押しだから一時的に控えに回っているのだと信じたい……そのうちまたひょっこりとしれっと素知らぬ顔でケースのなかに並んでいるのだと信じたい……もし

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お盆はいつまで?

お盆はいつまで?

お客さんのなかにお坊さんがいらっしゃる。
先週お越しになって「あの」と話しかけられたので「はい?」と答えると「お盆って、いつまででしたかね?」……いや、あなたのほうが本職でいらっしゃるのでは、と思わずきょとんとしてしまった。
「えっと、だいたい13日から15日か16日あたりじゃないかと」「そうですよね」「はぁ」「いや、自分は坊主なんで、自分の感覚で予定を組んでしまうので」……いや、それで良いのでは

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ピカチュウ大行進

ピカチュウ大行進

ネットでたまたま目にした「ピカチュウ大行進」の映像に思いのほか癒やされている。
ポケモンのゲームはDSの『ウルトラムーン』しかプレイしたことがなくて、あとはスマホアプリの『Pokemon GO』をときどき開いて近場に現れたポケモンを捕まえるという程度、しかもわたしはピカチュウよりイーブイが好きで、相棒はニンフィア。
それでも、あの等身大というか大きなピカチュウたちがきれいに足並みを揃えて街を練り歩

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かつて少女だった自分

かつて少女だった自分

今ではもういい年をしているけれど、かつては少女だった自分がいる。
無口で、気難しくて、潔癖で、自分にはほかの子たちのような未来などないと思っていた、暗い目をした地味な女の子。
今でもときどき、自分は夢を見ているのではないかと思う、おとなになった自分の夢を。

台風の狭間で

台風の狭間で

知り合いの専門学生がUSJへ遊びに行くといっていたが、あいにくの台風襲来。
公共交通機関は運休するのでは、と心配すると、友人の運転する車で行くという……おそらく友人も今年免許を取ったばかりなのでは? なかなか無謀な計画を立てる……おまけに東側からもべつの台風が接近中という、前門の虎、後門の狼……はさみ撃ち状態である。
彼女の高校3年間はコロナの影響でほとんどの行事が中止に追い込まれて、さすがにかわ

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体温計

体温計

子どもの頃、体温計を割ったことがある。
電子体温計ではなく、目盛りで熱を測るタイプのガラスでできた体温計で、使う前だか使ったあとにだったか、振るようになっていて、それでなにかに当たって体温計が割れたのだ。
その途端、ふだん寡黙で怒鳴ることなどない父親が「触るなよ!」と鋭く声を飛ばしてきて、割れた体温計のなかから飛び散った銀色の玉をもの珍しく触ろうとしていたわたしはビクッとして手を引っ込めた……父親

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眠り猫

眠り猫

エアコンの効いた部屋で眠る猫
そっと戸を閉め
「夜には帰るよ」

夏は来ぬ

夏は来ぬ

なかなか梅雨が明けないとぼやいていたら、ようやく届いた梅雨明け宣言。
その途端、待ってましたとばかりにえげつない猛暑が地上を席巻、ちょっと待て、いや落ち着けといいたくなるのも無理もない、のっけからあまりに本気を出しすぎではないか、お手柔らかに願いたい。
なにはともあれ、夏は来ぬ。