11.17

 朝八時起床。町家の友人宅でここ2日ほどお世話になっていた。この友人は小学校からの付き合いで、もうかれこれ17年。というかボクの交友関係は小学校から変わっておらず、仲のいいヤツが5ヤツ、小学校から今まで続いている。最近やっと全員に彼女ができたが、この町屋の友人は今いない。別に特別かっこいいわけではないのだが小学校以来あまり彼女がいなかった期間がない。なのでツケが回って来たと思って、自慰に精進しなさいと説教をしてきた。
 今は丸の内の地下のマックでなんとなく朝を過ごしている。ほとんどの人がスーツ姿、これから仕事に向かうのだろう。自分の為かもしれないが、彼らの活動は確実に経済を動かしきっと日本を良くしている。そしてちゃんと社会人なのである。その1団のなか、アフロのボクはなんの役にも立たずただ丸の内にいる。無駄な頭体積。目立つ真紅のスウェット。申し訳なくなってくる。そんなことを考え、外苑を歩いていたら1羽の白鳥が雨で落ち着かない水面に浮かんでいた。白鳥は毅然とした態度で大きな堀に1羽。こいつも確実にこの街に作用してある意味社会人、社会鳥として生きている。ボクもうかうかしてはいられない。
 そんなことを思い書いていたら、かなり催してきた。国際ビルヂングの綺麗なトイレでふんばってきます。

 たまたまヒマしていた後輩と大学時代通ったラーメン屋へ。うまいラーメンて確かにうまい。でも懐かしいというエッセンスが入ると、これこれやっぱこれなんだよな〜みたいな妙な納得が入り込み、さらに美味しく感じる。このラーメンはぼくにとってその妙な納得の塊であり、回帰すべき場所だった。本当においしく思った。

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