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WARAI-GOEの感想
先週、天津向さん主催の「WARAI-GOE」を見てきました。
朗読劇とか初めて、演者が台本持ってる状態で世界観に入れるのかなと少し心配でしたが、さすがは声優さん&芸人さん。そんな不安を抱いてたのも忘れて大いに笑わせて頂きました。
1本目「夢の中より、夢の中だ」
開口一番めちゃくちゃ澄んだ声から始まって、
石見舞菜香の声帯…実在してたんだ…
と、まずはその美声に酔いしれてしまいました。その後のすぐに青木瑠璃子さんとのコントっぽいやり取りが始まるのですが、あまりアニメでは聞くことのない口喧嘩で罵る感じの演技で、新たな癖の扉を開いてしまいそうになるとこでした(青木瑠璃子さんのコブシを聞かせた演技はいつもの青木瑠璃子さんな感じでニッコリしました)
脚本はシチュエーションの妙というか、よくこんな状況考えつくなーと劇中ひたすら感心してしまいました。最初は浮気された者同士、次は死んだ彼氏と恋人、次に4人の男女の友情から最後はまた浮気相手が出てきてオチ。
終演後、MCで客席のシチュエーションの理解の早さを褒めてましたが、普通に構成が上手いからだと思ったんですが、オタク特有の能力なのかもと思ったり。結果的に夜の部の石見さんの出番はこの1本目のみ。もっと見たかった…あとパン食べててカーテンコールに出てくるの遅れてくるなんて石見さんより、石見さんらしいが過ぎます。
2本目「いつかの花火」
夏フェスを舞台にしたドラマで、大きく笑いどころが無くてどっかで話が大きく変わるのかな?と思ったらそのまま終わって…何かおかしかったなと思ってたらMCで脚本書いた芸人が明かされてそこで一番笑った気がする。それならしょうがないかーって思わせるのが彼のなせる技(業?)なのかもしれない。
話の主軸にフジファブリックを使ったところにどうしてもモヤモヤしてしまった。今の30代前後には世代ではあると思うけど、ちょうどメンバーに不幸があった時と重なり(これはその前なのか?後なのか?)みたいな思考が止まらなくて集中力が切れてしまった。タイトルは恐らく有名曲から取ったものだと思うがちょっと題材にするには安易だったかも。
ただ、田所あずささん演じる千葉さんが可愛すぎた。絶対モテるじゃんあの人。男が好きな要素マシマシで彼の創作であるところが悔しい。更に、ころあずさんの可愛さ(地声が可愛いよね)に免じて脚本の不満点は帳消しにします。
3本目「跳べ!鈍感少女」
よくあるタイプリープと思いきや、キーになる女子高生がタイプリープに気づくのを引っ張って引っ張って、お。気づくか?と思ったらまた戻って、客席のフラストレーションをギリギリまで溜めてからのカタルシス。見事でした。軽くデトックスになった気がする。
本渡楓さんの女子高生はさすがの安定感。本当にイライラさせられる張本人なんだけど、全く憎めない。それどころかどんどん可愛さが増してくる好演でした。
セリフは少なかったものの存在感があったのは青木瑠璃子さんの蓮っ葉なギャル(?)客です。
「あと、ピアニッシモ」
このセリフ聞いた時ハンマーで叩かれたような衝撃を受けました。これだよ!私が青木瑠璃子さんに言ってもらいたかったのは!「青木瑠璃子に言って欲しいオブザイヤー」当確です。おめでとうございます。思い出したのは少し前にバズった以下の記事で
これ読んだときは「どんな異常性癖だよ!」とゲラゲラ笑いながら読んでたのですが、今ならちょっと、いやかなりわかる。気だるそうにピアニッシモ吸い、口から煙を吐く青木瑠璃子さん…想像してたら頭がクラクラしてきました。
以上。この日夜の部のみの参加だったのですが、昼の部は一部別の話だったらしく両方行っておけば…と後悔しました。また次回あったら違う声優さんのも見てみたいですね。