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【season16 ダイヤ1到達】命削りリリスコントロール 解説 (4/27追記・訂正)  

4/27追記:暗闇ミラーについて

《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上・墓地で発動する闇属性モンスターの効果は無効化される。

 このカードについて記事内の構築思想の項にてルールミスの記載ががあったため、訂正致しました。
 悪王アフリマの効果処理について触れていたのですが、暗闇ミラー発動中に墓地に行くと無効化されてしまう旨を記載していました。正しくは、手札で効果が発動しているため無効化されません。大変申し訳ございませんでした。
 暗闇ミラーの効果範囲について、使って気づいたところがあり、もう少し触れさせて頂きます。


1.効果解決時に闇属性以外だった場合、効果が適用される。

 このデッキの場合、シャドウディストピア適用時に元々の属性が闇属性以外のモンスターがフィールド上で効果を発動し、それをコストでリリースした場合や、皆既日蝕の書で裏側表示にした場合に起こります。
 応用で同条件下でアーゼウスなどの効果を発動し、皆既日蝕の書を発動すれば効果を適用することができます。

2.効果解決時にどこにどうやって存在しようと闇属性の効果を無効化する。

 暗闇ミラーと次元の裂け目が適用中、自身コストでリリス発動すると除外ゾーンで効果処理を行いますが、効果を無効化されます。
 また暗闇ミラー適用中、ズァーク特殊召喚時の(1)の効果にチェーンして皆既日蝕の書を発動し、裏側表示にしても効果は無効になります
 スキルドレインと違い効果範囲を表側表示モンスターに限定しないためにこういった処理になるようです。

《スキルドレイン》
 永続罠(制限カード)        
1000LPを払ってこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
 

 ティアラメンツを相手取ったときには心強いですが、ディストピアが無いとティアラメンツ・ルルカロスの効果は通してしまったりと穴もあります。
 スキルドレインとの併用も考えて調整を進めています。

4/27追記:5/1規制について

 本デッキに採用していた《おろかな副葬》が制限になることが発表されています(こいついつもレシピ規制されてんな)。
 今季のコンセプトカードでもあったため、以降のレシピ・解説はそのまま来季使用を続けることが難しいです。申し訳ございません。

 現在は以下のようなレシピを調整しながら来季に備えています。

 拮抗勝負が流行っており、先行取って負けるという最悪を回避するため『トラップトリックでサーチできる拮抗勝負対策』を試しながら調整しております。
 現在はマインドクラッシュでバトルフェイズ時に拮抗勝負宣言するという案を試しており、ほかにもTwitterで教えて頂いたおじゃまトリオ・デュオで相手の場を増やしたりなど、入れ替えながら調整しています。
 環境初期にはいなかったデビフラエクストリオやデスピア混合型の登場、ヌメロンの増加など依然課題は多いです。ある程度のところでまたnoteに記事にまとめたいと思います。


はじめに


 11日間でのダイヤ1到達は自身でも最短記録!
 試したかったカード達がティアラメンツほぼ一色環境に刺さってくれたのがとても大きかったですね。
 ただし到達が早かったのは上振れも大きかったためで、デッキ自体は試験段階の部分があり粗が多かったです。


デッキレシピ

デッキメーカーのページはこちら

※太字はseason16からの新規採用カード
モンスター(9枚)
天獄の王 2枚
悪王アフリマ 3枚
宝玉獣 コバルト・イーグル 1枚
悪魔嬢リリス 3枚

魔法(19枚)
命削りの宝札 2枚
強欲で謙虚な壺 2枚
おろかな副葬 2枚
テラ・フォーミング 1枚
超融合 3枚
皆既日蝕の書 3枚
次元の裂け目 3枚
闇黒世界‐シャドウディストピア‐ 3枚

罠(12枚) (うち、通常罠9枚)
救いの架け橋 1枚

覇王龍の魂 3枚
トラップトリック 2枚
魔のデッキ破壊ウイルス 3枚
暗闇を吸い込むマジック・ミラー 3枚

エクストラデッキ (15枚)
覇王龍ズァーク 3枚
星杯の守護龍アルマドゥーク 1枚
捕食植物トリフィオヴェルトゥム 2枚
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン 1枚
ブレイブアイズ・ペンデュラム・ドラゴン 1枚
捕食植物ドラゴスタぺリア 2枚
アースゴーレム@イグニスター 1枚
沼地のドロゴン 1枚

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン 1枚
クリスタルクリアウィング・シンクロ・ドラゴン 1枚
アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン 1枚


構築思想(4/27訂正)

今季は特に以下の3点を目標に調整しました。

 1.ティアラメンツ対策
 2.超融合を使う
 3.救いの架け橋を使う

1.ティアラメンツ対策
 前季で対イシズの墓地対策のために採用した次元の裂け目は続投し、規制を受けた永続罠(スキルドレイン、御前試合)の代わりに暗闇を吸い込むマジック・ミラーを採用しました。

《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上・墓地で発動する闇属性モンスターの効果は無効化される。

 フィールド・墓地での効果無効はティアラメンツに非常に刺さります。ティアラメンツ以外のマッチアップでもシャドウディストピアの効果でフィールドのモンスターを闇属性にすれば、疑似的なスキルドレインとして機能します。
 使い心地としては普段からスキルドレインを採用していたこともあり、こちらのデッキにはほとんど支障なく扱えました。天獄の王は手札で効果が完結しますし、リリスの効果が無効化されることにより、デッキ内に3枚以上罠があれば毎ターンリリースできたりと恩恵もあります。アフリマのサーチ効果が無効になる恐れがありますが、次元の裂け目が既に場にあれば問題なく使用できます。 ( 4/27追記:手札で発動した場合、効果処理時の場所は関係なく発動できます。勘違いしておりました。申し訳ございません。)
 このカードを入れる代わりに、今まで採用していた永続罠は全て抜きました。スキルドレイン・御前試合ともにティアラメンツに刺さり辛く、これらのカードがあっても対デスピアの時のように打点を並べられて解決される恐れがあり、今期は活躍できないと判断したためです。
 センサー万別もティアラメンツ側の融合体の種族がばらけているため扱いずらいと判断し不採用にしました。

2.超融合を使う

《超融合》
速攻魔法
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。自分・相手フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

 超融合はseason11以来5シーズンぶりの採用になります。
 ティアラメンツが闇属性を並べるテーマだと聞いていたのと、使う上で課題だった「命削りの宝札を発動した後の相手ターンに手札を用意する」が救いの架け橋で解決できそうだったので採用を決めました。
 キルターンを早める、ウイルスのコストを用意する、後手を捲る。なんでもできて非常に強かったです。ディストピア1枚通せれば相手の盤面を返せるので安心感が大きいです。


3.救いの架け橋を使う

《救いの架け橋》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれデュエル中に1度しか適用できない。
(1):フィールドのレベル10以上のモンスターの種族が2種類以上の場合に発動できる。 このカード以外のお互いの手札・フィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキに戻す。 その後、お互いにデッキから5枚ドローする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから「宝玉獣」モンスター1体とフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

 OCGの入賞記事で【架け橋ピュアリィ】なるデッキが優勝しているのを見かけこのカードを知りました。
 先述した「命削りの宝札を発動した後の相手ターンに手札を用意する」の回答になりえるカードであり、実践でも通用させることができました。
 また今回の構築ではシャドウディストピアがあると強い組み合わせが多く、テラフォ・愚かな副葬・アフリマ・ディストピアで9枚体制(初手約75%)にできるのも強みになりました。
 当初は手札コストになるとしか考えていなかった宝玉獣コバルト・イーグルも、「サーチ可能な14打点兼超融合の素材」として何度もフィニッシュブローに貢献しました。



新規採用カード解説

《宝玉獣 コバルト・イーグル》

効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守 800
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「宝玉獣」カード1枚を対象として発動できる。
その自分の「宝玉獣」カードを持ち主のデッキの一番上に戻す。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。

 最低限1枚採用。
 OCGで入賞した【架け橋ピュアリィ】に救いの架け橋と共に採用されていた宝玉獣です。宝玉獣の中でこのカードが採用されているのは手札に来てしまった場合に(1)の効果で自身をデッキに戻すためと知り、このデッキでも合わせて取り入れました。
 打点だけみると《宝玉獣 サファイア・ペガサス》のATK1800が1番高いのですが、例えば今季頻出したズァーク(ATK4000)+α+超融合からのスターヴ・ヴェノム(ATK2800)でキルする際、ATK1200以上あれば良いので必要最低限の攻撃力は備えていました。
 メインモンスターが増えるのは7シーズンぶりぐらいですが違和感なく運用できました。相手が魔デッキでリリースできないATK2000未満1体で殴ってくるときも超融合で巻き添えにできたり、素引き合戦の時にサーチから戦線を維持してくれたり、通常召喚できるモンスターの強さを再認識させられました。


《おろかな副葬》

通常魔法 
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。

 2枚採用。
 救いの架け橋を落とす手段として採用。架け橋が手札にある時は、既に持っている永続をデッキから落とし次のドローの質を上げるようにしていました。 
 課題点でも触れるのですが、今回のデッキは通常罠がやや少なすぎたので、巨神封じの矢やバージェストマなど墓地発動する罠を増やして落としても良かったかもしれません。

《超融合》

速攻魔法
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。自分・相手フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

 評価を固めるため3枚採用。
 ティアラメンツメタ…にはならないカード。次元の裂け目、暗闇を吸い込むマジック・ミラーと合わせて使わないと不十分です。
 このカードの評価としては「現環境の最適解ではないが、今から使い慣れておけば将来楽できるカード」と考えております。ティアラメンツはOCGの動向を鑑みても近い将来必ず規制がありますし、それ以外のデッキも台頭してきます。ティアラメンツには裂け目暗闇、それ以外のデッキはディストピア+超融合で勝ち目があるので、このカードを使い慣れて置けば、環境的にかなり良い立ち位置にいられると考えております(今季もティアラメンツをメタりつつ、ティアラメンツをメタるふわんを魔デッキとこのカードで退けることができました。漁夫の利)。
 

《救いの架け橋》

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれデュエル中に1度しか適用できない。
(1):フィールドのレベル10以上のモンスターの種族が2種類以上の場合に発動できる。
このカード以外のお互いの手札・フィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
その後、お互いにデッキから5枚ドローする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「宝玉獣」モンスター1体とフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

 最低限1枚採用。
 命削りの宝札のエンドフェイズの処理後に発動し、相手のターン中に手札を2枚用意して超融合を活かします。
 手札に来てしまった場合は、超融合のコスト、命削りの宝札で捨てるなどしていました。ここも調整点でエクストラにトロイメアフェニックスなどコストを払えるカードがあった方が良かったです。
 (2)の効果はこのデッキでは自前で発動可能ですが(天獄の王+ズァーク,
クリスタルクリアウィング) 使えるタイミングに恵まれませんでした。完全な仕切り直し効果ではなく、除外ゾーンのカードを戻さず、召喚権や名称ターン1を使用した情報は当然残り、ウイルスなどの残存効果も消えないので、発動さえできればかなり有利な状況を築けると思っています。


《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》

永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上・墓地で発動する闇属性モンスターの効果は無効化される。

 3枚採用。
 ティアラメンツ相手にスキルドレインとソウルドレインの2枚分の働きをします。実装直後はティアラメンツほぼ一色だったので非常に刺さりました。また、シャドウディストピアとセットで発動することでメタ外のデッキ相手にも疑似的なスキルドレインを敷くことができます。
 このカードを採用し、スキルドレイン他永続罠を抜くことで引きムラ(例ːスキルドレインだけ引いていて打点で捲られた、ソウルドレインだけ引いていて墓地が絡まない展開を許したなど)が起きず、戦略が立てやすく、魔法罠ゾーンの圧迫も防ぐことができました。
 ライフコストが無いのも大きな利点で、終盤で引いて発動し天獄の王を特殊召喚して凌げた場面もありました。



超融合要員の評価

 結果的に不要だったカードが多かったですが、必要性や出しやすさをみるため、全て最終戦まで採用を続けました。採用の目的、不要の理由を踏まえて列記していきます。


《星杯の守護竜アルマドゥーク》

融合・効果モンスター
星9/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
リンクモンスター×3
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードをリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(2):このカードが相手のリンクモンスターと戦闘を行う攻撃宣言時、
その相手モンスターとリンクマーカーの数が同じリンクモンスターを
自分のフィールド・墓地から1体除外して発動できる。
その相手モンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

採用枚数:1枚
目的ː対スプライトのリンクモンスター吸収
評価:現状不要か、アルミラージと合わせての採用が望ましい

 マスカレーナとエルフを吸えればいいなと漠然と入れていましたが、4/11中はスプライトに当たらず。また、この盤面の時相手の場のリンクモンスターもこの2体しかない場合が多く、それなら自身でリリス通常召喚しアルミラージを立ててから吸い込むなどの手間がかかり、相手がマスカレーナを発動する可能性を鑑みても微妙かもしれません。


《捕食植物トリフィオヴェルトゥム》

融合・効果モンスター
星9/闇属性/植物族/攻3000/守3000
フィールドの闇属性モンスター×3
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は、このカード以外の捕食カウンターが置かれているモンスターの元々の攻撃力の合計分アップする。
(2):このカードが融合召喚されている場合、相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
(3):相手フィールドのモンスターに捕食カウンターが置かれている場合に発動できる。このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。

採用枚数:2枚
目的ː相手盤面の解決
評価:2枚目は不要
 
 トークンも巻き込める3体吸収は解決力が高いので1枚はこのまま採用。
2枚目はスターヴやドラゴスタぺリアを優先することが多く出す機会はなかったです。
 融合召喚や効果を介する特殊召喚(マスカレーナなど)無効にすることはできないが、ルールに対する不安からか効果無効をもらうことも多かったです。
 守備力が高く、延命にも繋がるので1枚は必ず採用したいです。


《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》

融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分このカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
レベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同じ、元々のカード名・効果を得る。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。

採用枚数:1枚
目的ː相手盤面の解決、覇王龍の魂要員としてEX枠を節約
 (スターヴ・ヴェノム・プレデター・フュージョン・ドラゴンと入れ替え)
結果:現状維持

 吸収枚数と効果含め取り回ししやすく、一番扱いやすかったです。
 トリフィオ・ドラゴスタぺリアがあるためこのまま1枚で良いです。


《捕食植物ドラゴスタペリア》 

融合・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2700/守1900
融合モンスター+闇属性モンスター
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が発動した、捕食カウンターが置かれているモンスターの効果は無効化される。

採用枚数:2枚
目的ː相手盤面の解決
評価:2枚目は不要

 効果は優秀でしたが、トリフィオとスターヴもあり2枚目まで手が伸びることはなかったです。


《アースゴーレム@アットイグニスター》 

融合・効果モンスター
星7/地属性/サイバース族/攻2300/守2000
サイバース族モンスター+リンクモンスター
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚に成功したターン、自分が受ける全てのダメージは0になる。
(2):EXデッキから特殊召喚されたモンスターをこのカードが攻撃するダメージステップの間、
このカードの攻撃力は元々の攻撃力分アップする。
(3):このカードが戦闘で破壊された時、
「アースゴーレム@イグニスター」以外の自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

採用枚数:1枚
目的ː対斬機の盤面解決
評価:不要(斬機が復権するまで保留)

 4/11中は1度も斬機に当たらず、実際に当たっても超階乗からの1枚ハンデスを許しつつ超融合を打ったあと捲れるのか疑問が残ります。
 採用できていなかったリンクモンスターに枠を譲って良いと考えています。


《沼地のドロゴン》

融合・効果モンスター
星4/水属性/幻竜族/攻1900/守1600
同じ属性で種族が異なるモンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はこのカード及びこのカードと同じ属性を持つフィールドのモンスターを効果の対象にできない。
(2):1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
このカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。

採用枚数:1枚
目的ː先行制圧デッキのバロネス・ウーサー対策
評価:現状維持

 1回も出しませんでしたが、先行制圧デッキに勝ち目を残すため採用を維持します。
 思い当たるところだとアダマシアのバロネス(風)+ウーサー(風)、魔術師だと稀にオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン(風)、ドライトロンの神光の宣告者(光)+各ドライトロンなど。



不採用理由

 season15まで採用していたカードの不採用理由を簡単に列記していきます。

《やぶ蛇》

通常罠
(1):セットされているこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、
墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
デッキ・EXデッキからモンスター1体を特殊召喚する。

不採用理由:
 対エクソシスターのリタニアの処理でタイミングを逃すため。
 アルティメットファルコンを越える手段が各デッキに確認できたため。
(エクソシスターのジブリーヌ、デスピアの凶劇、スプライトのピクシーズなどの打点強化)

《闇のデッキ破壊ウイルス》

通常罠
(1):自分フィールドの攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体をリリースし、
カードの種類(魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カード、相手の手札、
相手ターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、
その内の宣言した種類のカードを全て破壊する。

 不採用理由:
  ・環境に神碑が減ったため。
  ・ティアラメンツ相手に捲りの手段にならないため。


《スキルドレイン》・《センサー万別》・《御前試合》

《スキルドレイン》
永続罠(制限カード)
1000LPを払ってこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。

《センサー万別》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 お互いのフィールドにそれぞれ1体しか同じ種族のモンスターは表側表示で存在できない。 お互いのプレイヤーは自身のフィールドに同じ種族のモンスターが2体以上存在する場合には、 同じ種族のモンスターが1体になるように墓地へ送らなければならない。

《御前試合》
永続罠  (制限カード)
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いのフィールドにそれぞれ1種類の属性のモンスターしか表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの属性が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。

不採用理由:
・暗闇を吸い込むマジック・ミラーにメタを任せ、デッキ枠を空けるため。
・スキドレ、御前は制限カードになったことにより、引けた時と引けない時の戦略のムラが大きくなるため。
・センサー万別はスプライトが環境から減ると見込んだため。

《天霆號アーゼウス》・《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》・《暗影の闇霊使いダルク》

《天霆號アーゼウス》
エクシーズ・効果モンスター(制限カード)
ランク12/光属性/機械族/攻3000/守3000
レベル12モンスター×2
「天霆號アーゼウス」は、Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、
自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールドのカードを全て墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのカードが
戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキ・EXデッキからカードを1枚選び、このカードの下に重ねてX素材とする。

《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》
エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚し、「リベリオン」モンスターまたは
「幻影騎士団」モンスター1体をこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。その後、自分のPゾーンのカード1枚を選んでそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
【モンスター効果】
レベル7モンスター×2
自分は「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
このカードは自分フィールドの「リベリオン」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もでき、レベル7がP召喚可能な場合にEXデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
(1):ランク7のXモンスターを素材としてX召喚したこのカードは
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
(2):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/魔法使い族/攻1850
【リンクマーカー:左下/右下】
闇属性モンスターを含むモンスター2体
このカード名はルール上「憑依装着」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手の墓地の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
(2):リンク召喚したこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。デッキから守備力1500以下の闇属性モンスター1体を手札に加える。

不採用理由:
 超融合の採用による融合先の候補を試験するための枠空け。
 不要と判断した融合先と再度入れ替えます。


《スターヴ・ヴェノム・プレデター・フュージョン・ドラゴン》

融合・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3600/守2500
闇属性の融合モンスター+融合モンスター
このカード名はルール上「捕食植物」カードとしても扱う。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。自分または相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスター1体をリリースし、その発動を無効にする。
(2):融合召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合、
自分の墓地の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

不採用理由:
 スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンと交換。
 覇王龍の魂要員と兼任しEX枠の節約。

《ナチュル・エクストリオ》 ・《異星の最終戦士》・《RR-アルティメット・ファルコン》・《ヴァレルエンド・ドラゴン》

《ナチュル・エクストリオ》
融合・効果モンスター
星10/地属性/獣族/攻2800/守2400
「ナチュル・ビースト」+「ナチュル・パルキオン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):魔法・罠カードが発動した時、自分の墓地からカード1枚を除外し、デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。 このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、その発動を無効にし破壊する。

《異星の最終戦士》
融合・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2350/守2300
「ダーク・ヒーロー ゾンバイア」+「魔力吸収球体」
このカードが特殊召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。

《RR-アルティメット・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/闇属性/鳥獣族/攻3500/守2000
鳥獣族レベル10モンスター×3
(1):このカードは他のカードの効果を受けない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンし、
相手はカードの効果を発動できない。
(3):このカードが「RR」モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。
●お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は1000ダウンする。
相手フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、相手に1000ダメージを与える。

《ヴァレルエンド・ドラゴン》
リンク・効果モンスター
リンク5/闇属性/ドラゴン族/攻3500
【リンクマーカー:上/左/右/左下/右下】
効果モンスター3体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されず、モンスターの効果の対象にならない。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(3):フィールドの効果モンスター1体と自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。対象のフィールドのモンスターの効果を無効にし、対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。

不採用理由:
 やぶ蛇の不採用に伴い超融合要員と入れ替え。



課題点

1,通常罠が少ない

(今回もデュエルアカデミア数学科様に作成頂いた確率計算機を使用して計算しております。いつもありがとうございます!)

現在の通常罠枚数9枚(内トラップトリック2枚)の場合、48.93%。

 リリスコントロールを掲げつつもリリスの着地後3回効果を発動できる確率が50%を切ってしまっています。リリスに頼ることなく勝てているとも言えますが、実際にはせっかく引けたリリスを発動できず泣く泣くセットするシーンもあったので、せめてもう1枚以上積み確率を上げたいところ。

3回発動を目標とし10枚積めた場合、76.25%までアップ。
さらに11枚積めた場合。90%を超えるので安心できるライン。


2,おろかな副葬の選択肢が少ない
 
救いの架け橋以外に墓地に送るのは、ダブる可能性のある永続か、同名カードくらいで2枚目のおろかな副葬を活かしづらいので役割を持たせたいところ。

3,救いの架け橋を捨てられるカードが少ない
 
架け橋を引いてしまった場合、墓地に送るには、
(1)発動する
(2)手札や場で破壊される(する)
(2)手札コストで捨てる
(3)命削りのエンドフェイズ処理で捨てる
(4)手札調整で捨てる
 この4つくらいだと思いますが、現在の構築だと能動的に行えるのが(2)(3)に絞られ、手札コストを求めるカードも超融合しか採用していないので、やや少ないです。
 EXデッキにも手札コストを要求するカードを用意しつつ、副葬を増やして引いてしまう前に落とせるようにしたいと思います。

課題を踏まえた構築案

デッキメーカーのページはこちら。

※太字が枚数変更、及び新規採用したカード
モンスター(9枚)
天獄の王 2枚
悪王アフリマ 3枚
宝玉獣 コバルト・イーグル 1枚
悪魔嬢リリス 3枚

魔法(18枚)
命削りの宝札 2枚
強欲で謙虚な壺 2枚
おろかな副葬 3枚
テラ・フォーミング 1枚
超融合 3枚
月の書 1枚
次元の裂け目 3枚
闇黒世界‐シャドウディストピア‐ 3枚

罠(13枚) (うち、通常罠10枚)
救いの架け橋 1枚
仁王立ち 1枚
覇王龍の魂 3枚
トラップトリック 2枚
魔のデッキ破壊ウイルス 3枚
暗闇を吸い込むマジック・ミラー 3枚

エクストラデッキ (15枚)
覇王龍ズァーク 3枚
捕食植物トリフィオヴェルトゥム 1枚
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン 1枚
ブレイブアイズ・ペンデュラム・ドラゴン 1枚
捕食植物ドラゴスタぺリア 1枚
沼地のドロゴン 1枚
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン 1枚
クリスタルクリアウィング・シンクロ・ドラゴン 1枚
天霆號アーゼウス 1枚
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード 1枚
アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン 1枚
暗影の闇霊使いダルク 1枚
警衛バリケイドベルグ 1枚

 皆既日食の書を月の書に差し替えつつ枚数を減らし、おろかな副葬と仁王立ちに枠を譲りました。裏側ズァークによる全体破壊は強力ですが、メインギミックの成立を優先して枚数を減らしました。月の書に変更したのスプライトが減り、エクソシスターにも月の書でも十分仕事をすると判断し、うららを確実に避けて効果を通すためです。
 エクストラは不要と判断した超融合要員を抜き、元の汎用カード+手札コストを切れるバリケイドベルグを選択。

《仁王立ち》

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの守備力は倍になり、ターン終了時にその守備力は0になる。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン、相手は対象のモンスターしか攻撃できない。

 通常罠の枚数を増やしつつ、おろかな副葬の対象を増やすため仁王立ちを選択しました。
 手札に来てしまっても自らの発動で能動的に墓地に送ることができ、墓地にあればほぼ確実に1ターンの猶予を稼げます。これらの効果は全てフリーチェーンで行えるため、いつ引いても、いつ落としても仕事をする理想的なカードです。バージェストマや巨神封じの矢、迷い風、ブレイクスルースキルなども候補に挙がると思いますが、発動の制約があり、使いやすさではこのカードが頭ひとつ抜けると考えています。


《警衛バリケイドベルグ》

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/機械族/攻1000
【リンクマーカー:左/下】
カード名が異なるモンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。このターンのエンドフェイズに、自分の墓地から永続魔法カードまたはフィールド魔法カード1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの表側表示の魔法カードは相手の効果では破壊されない。

 エクストラデッキの手札コスト要員として採用。トロイメア系と違い場に左右されずに必ず手札を切れる点を買っています。墓地にカードがなくても発動できる絶対に手札コストを払うマン。

 今季はダイヤ1帯での連勝を目指しつつ、月末までこの構築を元に調整していきたいと思います。


終わりに

 今季はメタがぶっ刺さり爆速でランクマッチを終えてしまいました。
 毎シーズン、ダイヤ1になる度にバーンアウトを起こし後のモチベーションが下がってしまいます。
 その分今季は余裕をもってnoteを書けたので、まだ構築が甘いところにも多く気づくことができました。また来季までひたすらデッキを磨きたいと思います。


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