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映画 まとめ

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新作映画の感想ゴミ箱。 長さはマチマチ。
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#日記

信者でも擁護しがたいPOVホラー、『オカルトの森へようこそ The Movie』

粗筋 森に隕石が落ち、怪奇が放たれた。電波染みた主張をする取材対象に会うべく、黒石監督と…

M中2号機
2年前
4

子供で始まり子供で終わるジュブナイル映画、『SABAKAN サバカン』

粗筋 1986年、長崎。何不自由ない家庭に育つ小5の久田は、貧乏で向こう気の強い同級生・竹本…

M中2号機
2年前
5

子供だましのポンコツ(ゴミ)映画、『TANG タング』

粗筋 医者の夢はどこへやら、ニート三昧に勤しむダメ旦那の健。家を追い出された彼は裏庭で拾…

M中2号機
2年前
6

パロディ映画の割に深い、『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』

粗筋 38歳、役者未満。警察官の父親に認められようと四苦八苦するセドリックに、遂に転機が来…

M中2号機
2年前
10

『女神の継承』が残念モキュメンタリーだった話

粗筋 タイ東北部、イサーン地方。土着信仰が色濃く残る土地で、女神バヤンに仕える祈祷師一族…

M中2号機
2年前
6

S・キング映画…じゃない!『ブラック・フォン』

粗筋 コロラド州、デンバー。子供の失踪事件が続発する町で、ファニー少年もまた誘拐犯の餌食…

M中2号機
2年前
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『エックス』がハイコンテクストなホラー映画だった話

粗筋 70年代末、アメリカ。6人の若い男女が、ポルノ映画でヒトヤマ当てようと野心を燃やしていた。彼らは南部の農場を借り受け、撮影に臨む。その農場主の老婆が、イカれた殺人鬼とは露知らずに…。  映画制作・配給会社のA24が10周年を迎えた。『ムーンライト』『ルーム』などオスカー作品を抑えつつも、『スイス・アーミー・マン』や『タスク』などイカれた映画も積極的に作る。ならば映画オタク受けを狙った会社なのか?というと『レディ・バード』や『ウェイブス』など、瑞々しさで若者の支持を受け

22年上半期映画 ワースト編

ワースト10ウェストサイドストーリー  原作準拠とオリジナリティの食い合わせが悪い。暴力…

M中2号機
2年前
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22年上半期映画 ベスト編

 1年一回だと選び切れないので、半年1度書いていきます。週1.5本のペースで観た中からチョイ…

M中2号機
2年前
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台湾ゾンビ映画『哭悲』が突き抜けていた

粗筋  キャリアウーマンのカイティンと、恋人のジュンジョ―。アルヴィンウイルスの噂で台湾…

M中2号機
2年前
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『ベイビー・ブローカー』が微妙だった件

粗筋 クリーニング店を営むサンヒョンと、釜山の教会職員ドンス。彼らは赤ちゃんポストを隠れ…

M中2号機
2年前
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『ピザ:死霊館へのデリバリー』

 世にインド映画有り。世間的な印象としては、 「あれでしょー?歌って踊るロマンスコメディ…

M中2号機
2年前
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『アライブフーン』

粗筋 リサイクル工場勤務の大羽紘一は、内向的な青年。だがレースゲームでは、日本一になるほ…

M中2号機
2年前
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『ニューオーダー』

粗筋  メキシコ、高級住宅地。マリアン宅には名士が続々と集まり、彼女の結婚を祝していた。だがどうも、巷では暴動の波が吹き荒れている模様。多数の警備兵で固めているマリアン宅にさえも、遂に暴徒が侵入し…。  余白が多いだけに、何とも評価の難しい一作だった。ジャンルとしてはディストピアものとなる。  第一幕は、マリアン宅での幸せそうな宴会風景だ。これがまあ20分以上ダラダラ続くし、ここでの人間模様が後の伏線にもならないので正直退屈ではあるのだが、貧富の差のディティールはしっかり