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爆死するとはこの事か?海外で携帯電話を落としたら?その二

爆死するとはこのことか?
携帯電話を落とすということは、命の次か?お財布の次か?
ある意味、究極の選択です。

朝になって、日本から携帯電話で探すを見てもらうと、なんと、昨夜はナイトクラブの店の中にあった携帯が、地図上ではお店の向かい側のレストランに移動していました。

悶々としながらしばらく見ていても、携帯電話の位置情報が全く動かないので、早朝の街にでてバイクで走って急いで行ってみたら、目的地のお店は閉店中とのことです。

またまた、警察署に行って事情を説明して、警官と共にレストランへ行きました。

早朝なのでオーナーと連絡がついて、お店を開けてもらい、お店の中の発信している、まさにその現場に警察官と向かいました。

警察官と共に、現場に急行しました、まるで安っぽい昼のドラマのようです。
お掃除しているおばちゃんしかおらず、お店の中はがらんどうなので、これは間違いなく見つかるはずだ!
と確信しました、

ところがどっこいです、店内の奥へと向かうと、
そこはテラス席になっていて、オープンエアーのラグジュアリーな席になっています。
この辺のどこにあるのか?

シートを見ても無い!ゴミ箱の中を見ても無い!テーブルの下を見ても無い!
icloudのiphoneを探すは、結構しっかりものの機能で、半径2~3Mくらいの精度で表示をされています。

見当たらないのはどういうことか?
と探していると、隣にいる警官がおもむろに指を下の方にさすのです。その先には、なーんと床の下、南の島、シャム湾の綺麗な海が広がっているではないですか?

そうです、そうなのです!
レストランの中では無くて、ソファー席から海の中に投げ込まれているとのことなのです。

警察官曰く、
「そうだねー、これはよくあるケースなんだよね、多分ここから海へ投げ込まれていて、多分、波間をさ迷っているという表示だね。ここから探すとなると、ボートをチャーターして自分ですくって探すしかないなー!」
とのことでした。

お店の奥は、オープンエアのテラス席になっていて、普段は、南国の強い日差しが照らしているのですが、さすがにこの時は、あぜんぼーぜん、南国の強烈な太陽光線も、自分にはどんよりとした鈍い光の塊くらいに思われました。

今も旅の途中で、iphoneを探すで見てみると、波間に漂っているiphonegが、うっすらと電波を発信して教えてくれています。

なんとも切ない幕切れとなったのでした。
波間をゆらゆらと移動するiphone、しかしながら誰かに悪用されることも無く自然に帰って行った?と勝手に思うことにしました。

ありがとう、僕のiphone。
多分、海水に浸かってしまっているので、携帯電話としては使い物にならない可能性が大きいです。

さようなら~、パタヤの海からさようなら~。
そして以前に書いた冒頭のnoteのタイトル、「僕の好きな先生から機上より、また会う日まで」の尾崎紀世彦のごとく昭和歌謡が私の脳内にリプレイしながら続くのでした。

さざ波に寄せては返す昨日かな。


早朝のレストランで捜索する警官と私。何やら携帯電話でお話しをしているようです。



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