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おすすめの本『マンガでやさしくわかるファシリテーション』(谷 益美 (著), 円茂 竹縄 (その他)、日本能率協会マネジメントセンター、2017)

今回は自分が今でも大事にしている『ファシリテーション』のきっかけになった一冊です!当時ファシリテーションに何?と思っていた自分は「何となく話をまとめる人」と思っていましたが、この本を読んで人が集まる場で進行する時にとても重要なスキルだと気づかされました。

◆引き出して、まとめる
うまくいくリーダーとそうでないリーダーの違いは「ファシリテーションスキル」そのために必要なのは促進する事。
まず重要な事は「引き出す」事。やる気やアイディアといったポジティブなものから、愚痴や批判などネガティブなものまで、両方引き出す。
ポジィティブなものだけ引き出そうとしたら活発なコミュニケーションは生まれません。どんな意見も自由に言えるそういった場がチームのしなやかさ、強さを作ります。
引き出した後は「まとめる」バラバラなものをひとかたまりにする、互いの意思を一致させる。みんなの意見を見える化する事が重要。例えばホワイトボードはみんなの意見を見える化する便利なツールです。

ファシリテーションを効果的に行うには「中立」のスタンスを取る事が大切。しかし、いつも中立ではリーダーは務まりません。合理性と理論を優先させなければいけない。単なる会議の進行役ではなくリーダーとしての在り方を示してくれます。

◆あまりうまくいっていないチームをまとめるにはどうすればいいの?
そもそも関係が築けていない人間同士が集まってもいきなり仲良くはなれません。結局日常の中のやり取り、人間関係が大事で会議だけでなんとかするのは無理です。しかし、リーダーは決められた時間内にメンバーを納得させなければいけないこともあります。みんながやりたがらない、反発されてしまうのではないかという時は、伝えた後、「言い分を聞く事」です。
言い分を聞くのを難しい時は?無駄と思っているメンバーから本音を引き出すには「教えて下さいスタイル」にする事。リーダーとして、全てを知っていなければいけないという思い込みは捨てて、謙虚な気持ちを持つことが大事です。「チームとみんなの課題が何で、どうすればうまくいくのか一緒に考えよう」という事です。

このようなファシリテーションに必要な知識が書いてあり、自分もためになる事が多かったので、是非若い方に読んでほしい一冊です!

最後に告知させていただきます!
「秋のバーチャルビブリオバトル」9月18日(日)開催します。
ビブリオバトルとは書評合戦の事でおススメの本を紹介し合います。最後に参加したみんなで良かったプレゼンの本を投票し、チャンプ本を決定します。

申し込みはこちらです↓
https://www.kokuchpro.com/event/vibriobattle202209/

会場URL↓
https://cluster.mu/e/1c57320c-22cf-4e41-9003-7cefe058f9bd

是非気軽にご参加ください!



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