今は真摯に問う DAW/DTMとは?生Orchestraの代用品には絶対にならない!!

note御訪問のlighter/読者の皆様=自分の個人的健康状態の為に、投稿寄稿が遅れ乱れ、申し訳なく思います。今後もvolunteer/partner共にベストを尽くさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。
(大石良雄   高梁美砂子  喜多村 泉)

(1) 大石良雄 シンセ&宅録経験半世紀秘録

音大受験に滑って転び、進学を断念し平リーマン生活を送る事となる直前の1975年暮れ、「世界一のシンセ巨匠 冨田勲先生に遅れる事4年(1971年より)
でシンセをいじくり出した自分=当時Roland国産第一号シンセ&Yamahaエレクトーン他を入手して、宅録活動=自宅studioを造り音楽制作 を開始して早
半世紀が経過してしまいました。
当時は「synthesizer?=新鮮サイザー? 三ツ矢サイダー?」等と混同揶揄され、冨田勲先生でさえ「あの人とんでもねぇ事始めやがった」と陰で囁かれていた時代でした。正直自分大石もこの先の確信が在った訳では無く、産れて初めての「親の名前での長期月賦(この言葉を知っていたら年齢が解ってしまう
今でいうローンです」でようやく買い揃え、平リーマンしながら親に借金返していったわけ」ですが、これがその後今日まで延々と続く「生涯の命がけのhobby」となろうとは、正直思いませんでした。
この後翌年には「TEAC 4ch/4tMTR  更に翌年には、国産シンセでも最高から二番目と言う国産system-synthesizer fullsystemを揃え、echo-chamber
jet-phaser mixing-console  そして1977年の二十歳からは国産VTR(B-max)他を
揃え、いよいよprivateA&Vstudioの中核が出来上がって来たのですが、現在は約230台のAmateurとしてはほぼ限界を極めたと言える設備が整っていると言え、こういう身体の状態となってしまってはstudioに入る事も出来ず、
maintenance等も容易では無く、正直難儀致しております。
(正直現在5セットの異なるDAWが在る物の、使いこなしもいまいちの上にどうしても手弾きの方が速いので、、ほとんどDAWは使っていませんでした)

既にこの当時から「冨田勲先生等とかなり近い設備 hard-wearを揃えつつ
密かに感じていた事は?」

(2) 冨田先生曰く シンセには独自の言葉が在る

        既成楽器&オケの代用にはならないと!!

これは、1950年代世界初のsynthesizerと言われた「America Princeton
university-electronic music centerにおいて実用化された RCA M2シンセ」の誕生/瞬間からの宿命でした。
確かに当初の目的の一つに
*「既成のacoustic楽器の模倣」 が存在し、それなりの実証実験は成功したのですが、それから先に問題が待ち構えておりました。

(3) 世界各国maker開発市販 音楽家使用の結果

       既成楽器の模倣には到底使用不可と判明

*既成生楽器は歴史伝統が深く長く奥が深い

violin piano 他生楽器(木管 金管 打) はとにかく歴史が長く古く、様々の改良が加えられ今日の完成系になった  此処と僅か開発後数十年程度の新参者
シンセ等と互角の勝負が出来るはずも無かった。

(4) シンセの基本=生楽器の逆算から

この思考が全ての発端でした。つまり「各種生acoustic楽器の音をまず
oscilloscopeにかけると必ず🎺特有の波形」が表示される =つまりシンセとは? まず「既成生楽器の波形から創り出す事」を基本念頭に、各種🎺の音の
逆算から始まったのでした。
*VCO -voltage Control oscillator =各種楽器の波形を表記
*VCF-voltage  Control filter=各種楽器の音色を決定する
*VCA-voltage Control Amplifier=各種楽器の音量を決定する
*ADSR-attack ディケイ サスティン release=音のproportion 出方消え方決定
これ等がシンセの心臓部に装備されております。
この組み合わせ&楽器の逆算から音を創り出します。
しかしながらこの方法では「analog-synthesizer& digital-synthesizer共に限界が在るのは極めて当然」と言えましょう。

(5) Hammond-organとの相違点

America時計屋の「R-Hammond」が、小さくて貧乏な教会の為にpipe
organの代用品として制作発表したHammond-organですが、独自の
「harmonic ドローバー」による各種調整では「音響学上は生楽器に近い音が出るはず」なのですが、ADSRもVCFも無くこのために「生楽器とは似ても似つかぬ音色」となったのです。

(6) 冨田勲先生のシンセ音楽の特徴

☆冨田先生は決してClassicの焼直しでは無い

一番誤解されているのは「Classic-scoreをそのままシンセに置き換えているだけなのでは決して無い」と言う事です。
もしもそうなら? 別段あれだけの凝った音色を創り出し演奏する意味も無く
単なるシンセで「既成楽器の音を作り出して演奏すれば済む事」ですね。
此処に「冨田先生は初めから、既成生楽器の代用では無く独自の音を創造しscoreそのものから一歩踏み出して改変?でも無く編曲?でも無く、いわば
トランスクリプション=置き換えると言う工程を行ったのです。
此処には「既成Classic-scoreを単になぞっただけの音楽では決して出来ない
♩表現」を可能にした「世界最初の世界一のシンセ音楽家」でした。

(7) 冨田先生 恐るべき竹細工の様な緻密作業

当時の冨田勲先生の自宅studio設備は驚く様な簡素なもので
*MTR multi track recorder=オタリ 8ch8t
*mixer =SONY 8ch/6ch
*2t master=TEAC38/2t
*ETC=メロトロン  鉄板回転式echo(リバーブ)
*synthesizer=moog3p
こんな程度であの大傑作「月の光」が誕生し、Americaで認められ後にグラミー賞候補にさえなったのですが、未だ16t/16chのMTRは使われていませんでした。NR noise-reductionすら無かったのです。
★驚くのは「オケの弦の人数分だけ弦の音を重ねた」=このとんでも無い方法は、「オタリ8tMTRにシンセ手弾きで弦の音を8回重ね終わったら、次に
TEAC 38/2tにmixdown」し、その音を再度「オタリ8tの1tにcopyして再度に
2tから8tまで音を足して再度2tにmixdown」した後に、これをまた延々と繰り返す。一部の情報だと「弦の音だけでも80回重ねた」らしいとも!!
この面倒を超越した「しつこい竹細工の様な細かい手法」こそが、今日の
安手のDTM等では決して死んでも出せない音と音空間を創造したのです。

❄何故この面倒な方法を採るのか? それは質量     が増えないからだと!!

此処!!  此処が最大のpointなのです!!  結論は「シンセ等の発信機の音とは?
同じ周波数一致の音の場合=音量は増えても質量は変わらない」から
つまり「同じ周波数の音を何万回重ねても、多人数で演奏している様な
合奏効果=ensembleは絶対に生まれない」のです!!
たからこそ冨田先生は、一人一人の弦の音を微妙に調整し=ピッチ、vibratoのspeed、音色等を全て微妙に変える事により、大編成のorchestraの効果を演出したのです。

❄この決定的理由は何なのか? それは人間の生     オケとは? 各人の方向性の相違から来る!!

つまり「弦strings=violin viola cello&bassの人数が例えば計40人居た」としたら?=各人楽器のmakerも 価格も、音色も何も全て微妙に異なる上に、更に
重要なのは?=各人個性も何も異なり vibratoの掛け方も違うしattackの度合いも異なり、人間性すら異なる=心底音楽の好きな者も居れば? 音楽は生計生活の為と割り切る者も居れば? 早く終わらせて帰りたいっと願う者もいたり、
これが本物の生のorchestraの真の姿で在り、これを「間違っても一度一回の
手間暇で大オケの弦の大合奏にしてしまおう」等の思考は、大甘!!!  である
事がお解りでしょう。元々不可能なのです!!
つまり「NHK=二本包茎狂怪のクズorchestraもどき?はもちろんの事、世界一のベルリンPo ウィーンo NYPo等も全て、オケ全員のこういった複雑怪奇な個性が存在し、その上で全員がひとつのまとまり結集してあの「物凄い
凄まじい 感動的な大編成のオケの音になる」と言う事を、今の連中はあまりにも知らないし知らな過ぎる!!  不幸な事です。
だから現在「安手のDTM使ってのぺらぺらの音」しか出ないどうしようも無いクズ音楽しか出来上がらないのですよ。

❄人類の悲願 音の有機化

古くは、バロック時代からの「pipe organの音色Stop switchの中に、一部合奏効果に近い感じを出す音色Stopが在る」のですが、此の当時から個人演奏音楽の有機化=大合奏化は悲願であったわけです。
この後「Hammond オルガンの発明後に レスリーによる特殊なspeaker」が考案され「R-speaker=speakerの前に回転するrotary-rotorを置いて音を拡散させる 疑似揺らぎ効果を出すeffect machine」が登場するが、この後に
*ensemble-keyboard が登場します。

*大瀧詠一曰く グータラものぐさ人減らし楽器

大瀧詠一師匠のお言葉として有名ですが、この「ensemble-keyboard」とは
おそらく初犯?は「ソリーナのstrings-ensemble」と言われます。
つまり「1台のkeyboard(この場合鍵盤楽器) で大編成の弦楽合奏の効果を出す電子楽器」なのですが、一部でaccordionの代替え?として使われる等、なかなか思った効果は出なかった、、、、後に世界各社がこぞってこの「ensemble-keyboard」を開発し、やがて「弦strings  菅brass」等の疑似合奏効果音色を持つkeyboardが登場しますが、未だに悲願は実現できていないのが正直な処です。
かつてあの大瀧詠一師匠が「keyboard奏者以外のmusicianが、失業するだけで何の意味も無い」と  正直大いに同意いたしますし、まぁ何の心配も無かったと言えましょう。

(8) 今日流行りのDAW/DTM最大の問題点

*DAW=digital audio work station

*DTM=desk Top music

20世紀の終盤あたり、「pro-Toulsの先祖であるsound-Touls」が進歩して現在のDAWの原型になりましたが、それ以前にも「初期DTMには、カモンM他様々なformat」がありました。全ての基本はまず
*既成の手持ちの「PC personal computer」をterminalとして利用し、其処に
「sequencer-soft=自動演奏softwear    音色等を持つsoftwear-synthesizer」等をpackageにしたセットが販売され、キャッチコピーが「鍵盤弾けなくても
誰でも音楽が出来る!! 」なんてぇ大嘘空嘘こいて売られていましたね。
此処で明確にこの2つは違うものだとお考え下さい。

*DAW=MTRの代用品として 性能の良い                      recorderとして使用。

*DTM=音楽制作の為の総合的Toulで使用

この「両者の使い分け」が主に行われ、当然「両者どちらの方向に向いても行ってもほとんど大差の無い作業が実行」できるはずです。
この理由は特に「DAWに顕著に表れて」おり、
*MTR関連のrepair&maintenanceの終了
*MTRでは、track/channel不足
*MTRには無い大画面monitorによる表記
*MTRはデカくて重くて移動が出来ない

★重大な欠点弱点として忘れられているのは? PC等の民生用 汎用の
HD=hard-disc等を使用する言わば大変に怖い危なっかしい作業であり、
pro&業務用MTRの様な,強靱なmechanismが皆無の為に、常にbackup体制を密にせねば、何時何のtroubleが起こるか解らない   MTRにはまず無かった。
更に「民生用consumer-PCを使う為に、様々な予想もつかない変なtroubleも起きやすく、突然停止や突然全data消滅等の危険も多々在る。

(9)hard-synthesizerの復刻とsoft-                       synthesizerの限界点とは?

★soft wear-synthesizerの限界点

確かに「往年の未知のClassic-synthesizerや二度と手に出来ない幻の名器等が、実に当時定価の100/1程度で入手できる上に、PC-monitor上での様々な
patching等も可能」な点は確かに素晴らしいものですが、、、実は使ってみると解るのは「originalとは全然音が異なる」「細かい作業が非常にやり難い」のです。これは実際に使わなくては絶対に理解できません。
この「音色の相違」は実に顕著で、全くの別物と考えるべきです。
*当然ながら「この程度のsystem」ではClassic音楽の再現などは不可能。

❄PCM&最新音源の可能性と現在

現在は大半この「PCM pulse chord modulation 生の本当の楽器音をdigital
高品位でsampling=抽出した音源ほか最新の音源」が用いられるのですが、このPCM音源他も決してperfectでは無く、様々な問題があります。
内蔵メモリーの問題 octave越えてのmulti-sampling問題、使い回しの定着や跋扈、何処も似た様な音の氾濫」等など既に限界が来ている。例えば?
pianoの音は?=弾いた瞬間の強いattackの音とその後持続し減衰する音は全然違う  更に弦楽器も木管金管もattackとその後の持続/減衰音はまるでと違う 
此処にmulti-samplingの深い意味が在る上に、大切な事は?
「samplingの定理とか言うドへ理屈」で「抽出した半分の周波数でしか再現されない」事から、初期sampling-bitを最高値にUPする必要も在ります。

つまり「何処の誰もが同じ発想同じ音同じ音色」ばかりとなる。
当然ながら、この程度の音源やtech.では、Classic音楽の名曲などを焼き直した場合に、恐ろしい事に、、、

*一瞬でDTMだと聴見破られてしまう!!

まぁ自分大石の様な耳と感性を持つ者達には絶対に誤魔化せません。
アタマの一瞬を聴いただけで「DTMだ」と化けの皮が剥がれます。

★analog hardwear-synthesizerの復権

これはもう「極めて必然的、当然、当たり前の復権」として大歓迎で在り、
自分大石のprivateA&Vstudioにも数年前から「moog modular/アープ
system2600 /ブックラー」等が様々に入り、活躍していました。
最大の特徴は「さすがに本家本物のhard」だけに、とにかく「自由自在に
ひっちゃかめっちゃかにいじり回せる事、何より大きな巨大な存在感が在り質量が感じられる事、更に音色もsoft-synthesizerとは全然違いとにかく音が
「太い」事!!  特に「moog modularの音の図太さには驚き、かつて冨田勲先生が、クラシック関連の音はmoogでしか創れない」とは本当なのだと思い知らされました!! それ程analog hardwear-synthesizerの威力は凄いです。

❄結論 生オケは未来永劫絶対に無くならない!!

この通りなのですが、此処には重大な条件がありまして
*超一流のorchestraしか残らない 残られない
*つまり選ばれし最高のorchestraしか寿命が無いと言えます

*対して「科捜研や 科警研らのお役所仕事」は100% AIに奪われます。
*何々研究所などのド怪しい連中なども100% AIに置き換わられる。
*評論屋等のjournalismも超一流以外は全てAIに奪われる。

*本当に「生身のしかも優秀な人間だけにしか出来ないやれない仕事のみ
優秀な人間だけが行う」事になります必ず!!

❄最大の特徴 生オケには自然な揺らぎが存在!!

この「自然な揺らぎ」とは? 決して一本調子のtempoや音色、rhythmでは無く、多少のtempoやdynamicsの増減や変化、細かいmisstake、音の広がり」等を通称揺らぎと言いますが、やはり本物の生オケには到底敵わない!!
此処が「生身の人間が集まって演奏する生オケの最大の特徴」ですが、
過去、この「人工的揺らぎ」を出す為に冨田勲先生のとった方法とは?

*ぶっ壊れかけたecho-machine2台stereo使      用して、見事なstereo感と揺らぎを演出!!

当時の冨田勲先生のinterviewで「使っていたitalyビンソンのecho-machine
磁気回転disc使用のecho&リバーブレーション残響を演出するmachineの
motor-greaseが乾いて来ると、回転ムラ=ワウフラッターを起こして回転にムラが出て来た これを2台stereoで使ってあの「月の光」を創り出した。
つまりこのmachineが無くてはあの揺らぎは絶対に出せなかったと。
当然今ならもっと複雑な方法がありますが、やはりdigitalに完全に任せてしまうのも安い話で、こうしたanalogをしゃぶりつくすのも名案です。
更に「今日の安手のDTMには、この自然な揺らぎが全く無い」のも実に
不可思議です。

☆何でもDTM頼りでは無く生オケも使ってみ       る事をもっと我々は真剣に考えよう!!!

これは、実はこの考えを強くしたのはこの「note」が主因でした。
昨今自分大石の「とても尋常とは思えぬ狂文に,スキを下さり更に
followまでして下さった実に奇特で素敵なpro音楽家様 大和碧様」の
御来訪がtriggerでした。
「よくぞまぁこんな昭和の遺物爺に」と驚きましたが、researchしますと
あの小林夏衣と同じ音大を卒業され、既に立派にpro作曲家として活躍され
近々自己labelまで立ち上げると言う積極的姿勢には、さすがにお若い方の
action&energyはもの凄いと確信しましたね。
更に驚かされたのが「彼女のcreateしたscore=総譜の凄さ」でした。
大変残念ながら今の自分の現状では、誠に不完全な状態状況でしか判別出来ぬのが辛いのですが、安物のroll-pianoで簡易に音出しをしても、老眼ムチ打って目視した実に「多段な現代音楽score」から読み取れるものは、「日本の
creator女性の素晴らしい才能実力と挑戦するfight」でした。
此処で「じっくりと立ち止まり考え抜いた」結果、こういった元々生のorchestraで演奏される音楽は「DAW/DTMには馴染まず、必ずや生の本物のorchestraで演奏されるべき」だと強く確信いたしました。
大石の心よりの願いは、こうして若く才能実力の在るpro音楽家の方に陽が当たり、一刻も早く「scoreの生オケ演奏が実現される事」を願わずには
おられません。ぜひnote御訪問の皆様の応援が必要です。
彼女の作品は「YouTube=piano曲  弦楽四重奏曲  更には音大卒業記念優秀作
orchestra曲=うみにうくひと  」等が聴かれます。
一度ご訪問され、視聴頂ければ解って頂けると確信します。

❄若き才能実力ある音楽家達様の未来を心より     御祈願し、総括とさせていただきます。


                                       ☆staff
*口述著作=大石良雄
*PC&smartphon打ち込み=高梁美砂子 (volunteer)
*support=喜多村 泉 (volunteer)








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