クィア作品に救われた話。
ここ5年から10年でLGBTQ+を取り巻く状況は驚くほど変化していると最近実感することが多い。おそらく、若い世代を中心にLGBTQ+という言葉を知っている人は多いだろう。だが、それに関するインタビュー等を見ると「何となく自分とは違って同性が好きみたいな?」といった回答が目立つ。挙句の果てに、クィア作品の説明をしていたネット記事でさえ性的志向と性自認を混同していたことに、少しあきれると共にマジョリティからすれば我々は「マイノリティ」に過ぎないと実感させられた。(もちろん社会の中