【デッキ紹介】手塚ファントム
こんにちは、なすなるつるという者です。デッキ紹介がしたくて久しぶりに筆を執りました。よかったら読んでいってください。
え、いや、久しぶりです。
前のデッキ紹介から半年くらい経つし。
合コン…?
なにを言っているんですか?
世界を愛で満たしたい……。
主役
ちょっと前に【クリアー・ワールド】強化というのがありましたね。
ぼくは何の気なしにパックを開けたり閉じたりしていたのですが、その際当たった《クリアー・ワールド(コレクターズ)》がめっちゃきれいだったのでよっしゃ使おうと勇んで勉強を始めました。
いっぱい勉強してデッキ作ったあと、マットスリーブ使ってるから全然映えないことに気付きました。
勉強の結果、主役に据えたのがこちら。クリアー・ワールドを持って来るマン、《クリアー・ファントム(以下、手塚)》です。
特筆すべきは③の効果。
デッキ破壊という戦術を取りながら相手の盤面に干渉できるカードは珍しく、しかもターン1がないということで組み甲斐があるだろうと思い考え始めました。
考え始めたものの、(デッキ破壊ってされた側は楽しくないよな、どうしよう)という悩みが頭をもたげました。みなさんもデッキ破壊と言わずとも、不意の手札抹殺とかでコンセプトが遠のいて悩んだことがあると思います。
自分の立場になって考えると、僕は何らかの要因でコンセプトが崩壊すると「もうええわモード」に移行してコンボ用に蓄えていたリソースをフル活用して全霊で殺(と)りにいく習性があります。たぶんみんなそうだと思います。
そうなるとこっちもゆっくりデッキ破壊とかしてる場合じゃなくなってしまう。どうしようかと考えているうち、インターネットでこんな言葉に行き当たりました。
この言葉に深く感銘を受けた僕は、「デッキ破壊されて楽しくないと感じるのは、相手が生きてるからなんじゃないか?」と思い、「1ターンに5回くらい手塚の効果を使って、ライブラリアウトで殺っちゃおう♪」と決めることができました。サンキュージャック✨
目指すコンボ
じゃあどうやって《クリアー・ファントム》を破壊しまくるか。
考えた末にこんな展開を考えつきました。
長いですが見てみてください。
コンボ
まずは召喚権なしで、この盤面を作ってください。
ここからが、コンボなんです。
ほかにセルフブレイクできるカード(ハイレートドローとか)がないとこんな噓みたいなコンボになってしまうのですが、こういう感じで一気に相手のデッキを削ってライブラリアウトを狙っちゃおう!というのがデッキの方針になります。
17枚が最低ラインで、ほかに触っているカード(とパペキンの出目)によっては最大27枚削ることが出来ます。
レシピ
基盤は【リゾネーター】にしました。
さっきのコンボをデッキにするにあたって、はじまりである↓
ここに召喚権なしでたどり着くためのカードを探したら《レッド・ライジング・ドラゴン》が面白そうに見えたため軸にしました。
どうするかというと、
こうです。この動きけっこう気に入ってます。
問題点ズ
↑「タカラモノズ」みたいにならんかなと思って書いたら「巨頭オ」に近くなってしまった
組んでるうちに意外とコンボがミニマムに収まったので、あとはコンボを通すための問題点を解消するフェイズです。残り少なですが見てやってください。
問題点①破壊するモンスターそんなにいる?
手塚は相手モンスターの破壊が成立しないとデッキ破壊できません。
(ⅰ)耐性持ちがいる
(ⅱ)相手の場にモンスターがいない
どっちの場合でもコンボが成立しません。
ので、それぞれの状況に合わせた採用カードを紹介します。
(ⅰ)耐性持ちがいる場合
対象を取らずに裏側にしちゃおうって話ですね。
《ヘルガイア》はレモン扱いである《スカーレッド・デーモン》で攻撃すると殴ったやつ以外は裏で盤面に残ります。
ボーンデーモンは毎ターンリゾネーターを落としながらレベルを変動できるのでいつでも手のひらを返せて優秀です。
(ⅱ)相手の場にモンスターがいない場合
送り付けちゃおうって話ですね。
手塚は破壊される場所を問わないので相手の場に送って手塚②で破壊するとかなりお得です。
ギブテはレモンを送り付けてクリアー・ワールドでロックする昔ながらのやつをやりたかったのと、《クリアー・ウォール》の③を見据えての採用です。
問題点②デッキをちょうど0にする方法
手塚は「3枚墓地へ送る」という効果なので、相手のデッキが2枚以下のときは使えません。つまりこのデッキのフィニッシュには相手のデッキ枚数が
(ⅰ)3n-1枚のとき
(ⅱ)3n枚のとき
(ⅲ)3n+1枚のとき
の場合分けが発生するんだね。って頭のいい友人が言ってました。
ぼくは文系なのでよくわかってないのですが、友人に言わせるとこういうことらしいです。ぼくは高一の数学のテストで3次関数を9つの場合に分けた結果、「わけすぎ」というコメント共に赤点になったことがあります。
(ⅰ)相手のデッキが3n-1(2枚)の場合
これは簡単です。この時にウォローで相手の墓地のカードを1枚デッキに戻して3枚にしてやれば手塚の効果で削り切れます。
(ⅱ)相手のデッキが3n+1(4枚)の場合
ウォローで適当なモンスターをパクって、レモンと一緒にジ・アンデットになって4枚削ります。この辺けっこう綺麗にできたなあと思ってます。
あとはこの辺も枚数調整用のカードです。
最終着地点のために相手のデッキ枚数を聞かないといけないのですが、あまりに怪しいので仕方なく日々ニューロンでみんなのデッキ枚数をチェックしています。
たまに、聞いたのに計算ミスって1枚残ったりします。文系なので。
大学入試の数学も10点だったし。
150点中ね。
終わりに
自分はせこせこコントロールするデッキが好きなのでこういう一芸特化のデッキはなかなか組めなかったのですが、これが作れたことで一つ自信になったので紹介記事を書きました。
初期構想では手塚の出力をパペットマスターにするか《魔族召喚士》にするかで悩んでいたのですが、後者のがおもろそ~と思いつつ、展望が見えなかったのでパペマスにしたという経緯があります。
ところが時を同じくして田中(@TanakaTOCG)という友人が魔族召喚士軸で組んでいる(そしてめっちゃおもしろい)ことを知り、被んなくてよかったと胸をなでおろしました。
ぼくはその時、RADWINPSのこんな歌詞を思い出しました。
すいません間違えてテニミュの名曲『手塚ファントム』の歌詞を貼ってしまいました。正しくはこっちです。
あるカードでデッキを作るということは自分の構築力の限界を知ることで、そのカードで組まれた人のデッキを見るということは自分の限界の先を知るということなのでかなりつらい部分もあるのですが、僕もきっと誰かのデッキの先達になることもあるだろうと自分を慰めながらこれを書きました。
これからももっともっといろんなカードでデッキを組んで、自分の限界を知りつつ、少しずつ限界を伸ばしていければいいなと思っています。
それと、最近ずっとみんなが自分で組めなかったカードを事前に交換して組んでくるオフ会「宿題オフ」的なのがあればいいなと思っています。企画している人がいたら教えてください。
いなかったら来年くらいに自分でやろうかな~って感じです!その時はよろしくお願いしますね。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
テニプリ大好き!
終わりに2(セカンド)
ここからは上のデッキとなんも関係がない話をします。
「自分にとっての記事」と「noteのコメント欄好きなんだよね」って話です。
この記事を読んだ直後に「これで今日記事上げたらおもろいやろなあ」と思い、こうして書きかけのやつを完成させたのですが、書き終わってよく考えたら書く側というより読む側に負担があることに気付いてウケました。
なにが自分をそうさせたかというと、引用リポストに関する部分、
ここですね。
これをはっきり表明した人って初なんじゃないか?すごい。
反論とか賛同とかそういうのがあるわけじゃなく、さらに言うならこの文章自体にそれを非難する意図があるわけでもないと思う、というのを先に述べておきます。
また、自分にとってこれはきっかけに過ぎず、先の引用部分も感想文へ繋げるための導入でしかなく、引用リポストに対する議論を意図した文章ではない、という前置きは重ねておいておく必要がありますね。
閑話休題、先の文章に倣って「ブログ勢」と呼ばれる皆さん。
みなさんはどのタイミングで記事を書きますか??
自分は「そのデッキに飽きてきたとき」です。
自分がデッキ紹介を書き始めたのは2年前のことですが、その頃と今では目的が全く違います。オフ会の存在も知らず、知り合い一人の状況からツイッターはじめて、最初はとにかく自分のことを知ってほしかった。知ってもらってデュエルしてもらいたい、っていう気持ちが主でした。そんなときの引用って嬉しいんすよね、いまもうれしいですが。自分はフォロワー30人くらいの時に書いた記事に引用リツイートで触れてくれた人のことを今でも覚えています。
そのおかげもあって今こうしていろんな人にデッキを見て貰えるわけなんで引用の文化は恩人なんですけど、それから2年経ったいまは「自分のことを知ってほしい」という気持ちより「もうあんま使う機会がないデッキに過不足ない評価を与えてやりたい」みたいな気持ちのほうが強い。言うなれば納棺後の「もう一度顔を見てやってください」と同じ感じです(?)
例えば、正直言って上のデッキは外観的にはあんまおもしろくないと自己判断しているのですが、挙動は割と気に入っています。なのでそのあたりをこのデッキのデュエルを見てない人に最後に知ってもらって、棺の蓋を閉じたいという感じです。
当たり前のことですが感想書く書かないなんて個人の自由です。でもやっぱり書かれたら嬉しい。その意図がお互いわかるからこそお互い感想を書く、というのは自然な流れだと思うし、これからもどんどん続いていってほしいな、と自分は思います(くどくどしくも重ねて言いますがこれは賛同でも反論でもないし、ドリルさんが「続いていってほしくない」と思っていると示唆しているわけでもないです)
ただ、自分も感想に対する「むずがゆさ」を覚えることはあり、そのために基本的には対戦したことがあるデッキでないと引用リツイートしないです。その時はだいたいデッキ内容の好きなとことデュエルの思い出なんかを書いています。それなら思ってることを書くだけで伝わりますしね。
あとはなんか気になることがあればnoteのコメント欄とかで質問してます。
自分は昔からnoteのコメント欄が好きで、記事のジャンル問わずによく出没しています。慎ましやかで、返信機能すらない。ツイッターで書くときはそれなりに整えるけど、コメント欄はサシの会話なので内容は同じでも喋るときと一緒の感じで書けるのがいい。
ので、まあ今日を境にデッキ記事とその感想というものの性質が変容することはないとは思いますが、個人的にはみんなもっとコメント欄を使ってもいいんじゃないかな、とは思ってますというあとがきでした。でもはてぶ勢とかって勝手に書いていいのかちょっと迷うとこありますよね、古代インターネットの掟が適用されてる可能性もあるし……
デッキ紹介はすんなり書けたのに、ここだけ10回くらい推敲しました。書いたけど入れなかった分(デッキをどう評価するか、とかニューロンのいいねの話とか)はお会いした時に話しましょう。ありがとうございました~