見出し画像

変わらないもの/変わるもの/変わり続けていくもの

(This Is The) Base Ball Bear Part.3

Base Ball  Bear20周年イヤーお疲れさまでした!結成21年おめでとうございます。22年目もベボベらしく突き進んで下さい!

11月10日(木)、ベボベ3回目の武道館公演、5月の野音で武道館が発表されてからあっという間に11月…!(5人どころか誰1人誘えていません。すみません…でも5人分は楽しんだはず…だ!)
日本武道館、小学生の頃習っていた合気道の大会か、それこそライブやコンサート等しか行く機会がなく、ベボベも10年振りの武道館だけど、一個人としても2011/12/34だっけ?(2012/1/3)の(This Is The) Base Ball Bear Part.2以来のぶどーかーん!です。
坂を並んでわくわくしながら向かった物販や熊だから?かリラックマの着ぐるみきていた人がいたよな、とかバンド名も多分よく知らないんだろうけど、武道館公演ということでとりあえず会場付近うろついてたダブのおじさん達が怖かったなとか会場に近づくと色々と思い出しました。流石にあの頃の携帯の写真は残っていないけれど、正面幕の写真撮ったなあ…って今回も爆速横目で写真撮って足速に通り過ぎます。あとお手洗いがとても綺麗になっていて驚きでした。

個人的にはこの半年に一度くらいでかい箱で見に行くのがとてもちょうど良いので、また夏頃に野音してくれないかな…はともかく。
正面幕を目にして(This Is The)Base Ball Bearのタイトルが大好きで、このシリーズ名まだ存在してた…!と懐かしさもあり嬉しくなりました。

物販に悩むも、20周年記念公演ということで、初めてベボベのライブに行った時に野音で買ったhall in mylifeの水色タオルを持っていくこととします。ボロボロで大丈夫だろか、、と思いましたが後に会場で遠目に同じタオルの人を発見したので、まあ大丈夫だろうとなります。電波塔ストラップも押入れ奥の段ボールから発掘し鞄につけました。
朝からなんとなくそわそわしていましたが、あまり早く着きすぎても暇を持て余すのが目に見えているのでとのんびりしていたら割とギリギリに。

10年前もスタンドでステージあまり見えなかった記憶がぼんやりとありますが、今回スタンド正面だったため割と全体像が見えて悪くない席でした。アリーナで騒ぎたいなあの気持ちもちょっとあったけど、ファン歴としては多分このくらいの位置がちょうど良いはず。
全体的に真正面で見ることができたので、曲ごとに変わる電波塔のカラーチェンジもよく見えました。というか電波塔演出考えた人天才すぎませんか…。

国旗がよく見えるなあ…とかぼんやりしていたら、スケアクロウや東京はちみつオーケストラ、赤黄色の金木犀など全部ではなくとも知っている曲がジャンジャン流れ、おい!同年代ロキノン完全にさしにきてるじゃん!って正気でいられなく(完全にライブテンションに上がってきた)なり、とても楽しくなってきました。
Ame(B)には間に合わなくて残念でしたが、もう同列にはほとんど見かけることがなくなった盟友サカナクション。当事者同志でないとしても、節目公演のSE曲に選んでいる⇄使っていいよとOKサイン出しているであの場で流れているということは、関係が冷え切っているというわけでもなく、目に見える形ではもうないのかもしれないけれど絆ちゃんとあるんだなと少し嬉しくもなりました。向く方向や目指す場所、伝え方が変わっていっても同じ世代を乗り切ってきた、いる、同志達でもまだきっとあるだろうなと。近くのお兄さんお姉さんが既にノリノリだったのをわかる…分かりますと思いながら懐かしSEに浸りました。客出しSEが元はoasisのコピバンから始まったのだからStand By Meだったのも大正解というか熱い…!

1曲1曲感想を書いていくとものすごい長さになりそうなので、曲については割愛しますが、本当にとても良い武道館公演でした。あれもこれもむしろ全部聴きたい!は常にずっとあるので消化不良避けられない部分はありますが、20年をなぞるのにセットリストのバランス完璧だったと思います。17歳始まり嬉しかったなあ、ラブマは未だに5本数えたあと誤魔化しています、ショートヘア、初恋、どハマりして聴き込んでた時期だ、すべてはきみのせいで聴きたかたやつ、それってFor.誰part1MVの公衆電話ダンスの印象がまだ強いなあfor武道館ありがとう、十字架マイケル小出久しぶりだゆあんないっ!、夕方は武道館定番から外れなさそう?ホワイトワイライトはやっぱり優しかったな、ポラリスの堀くんパート良いよね、などなどキリがない…。
ベボベならではの長いゆるゆる?MCも相変わらずで和みですよねあれは。

私にとってBase Ball Bearは家族の影響を受けず、初めて自発的に好きになったバンドで少し特別な、好きなものに対する原点みたいな部分があります。
小学生の頃あんなに流行ったハロプロを中学生になったら誰も聴かなくなっちゃって、割とジャニーズに流れていった周囲に溶け込めなくて高校生になってもなんとなくBerryzやBuono!のyoutubeを見ていた私が自身の意思で初めてきちんと買うことになったCDが(WHAT IS THE)LOVE &POP?で、大学生になったらライブが楽しみで仕方ない4年間になって、そのまま全部がずっと好きでいることは今でも不思議だなあ、と思うことがあります。

聴き始めてから12、3年経って、少しペースが変わっても10年前夢中で追いかけていた趣味が日々の力になることを最近特に実感しています。辛い時も楽しい時も、ベボベの音楽が、詩があれば乗り越えられる、御守りみたいに安心できる。ただ楽しい!!という感情で追いかけ続けていたわけではなくて、あの頃出会えたことには意味があった、自分の中でそういう存在に成長したことをとても嬉しく思います。

時代は変わる。色々なことがあったし、選択肢だって多分たくさんあった、そんな中、変わりながら変わらないままいつだって在るべき場所に居続けてくれる、大人しいようで常に挑戦し続けてくれるこいちゃん、史織ちゃん、堀くん本当にありがとう。
50年後の展望まで公言してくれて心強いな〜!これからもずっと人生に寄り添い続ける音楽であることは間違いないから満更冗談でもないかな笑
チェンジアップもとても良かった!
あとお隣の方が開演まで読書されていたり物販列でも本読んでる人多いって見かけて、ベボベファンの方ってもしかして趣味が近目だったりするのかなあ、と思いました。この音楽、詩に惹かれている人達と思うとなんとなく納得して嬉しさも。

優しくて楽しくて愉快でちょっと捻くれていてかっこよくて文学なBase Ball Bearの音楽が大好きです。また武道館で会いたいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?