企業分析力に自信がないなら、まず株の買い方でミスをしない事。
1年目2021年は月ごとのアノマリーもよくわからなかった。株価を動かす指標、イベントもよくわからない。なので本やネットで情報を蓄えながらすすんでいった。
〜自分の銘柄選びの基本〜
5年チャート、長期でみて安値
短期的にも安値
PBR1倍以上か以下か。信用買い残が積まれすぎていないか。
時価総額1000億以上
出来高50万以上
鉄道、テレビ局、電気など、
好不況かかわらずお金が稼げる
ドル箱ビジネスがあるかどうか。
自己資本比率 財務状況
配当、優待の魅力
業績見通し良好、企業の今後にかかわる
致命的な悪材料はないか。
自分で名前をつけていた
"底値有望有名株投資"
典型的逆張り投資家であり、
自分で改めてみてもかなりディフェンシブな基準だなと思う。兼業であり、いつでも株をチェックできる状況ではないため、あまりリスクを取れないというところもある。
そして1年目は誰しもが一度はかかる重い病気にかかった。ポジポジ病…
いつ何時も株を買わないと、ポジションを持たないと損した気持ちになるので株を買い、見事高値掴みするあれだ。
1年目の印象的なトレードは西武HD
いわゆるアフターコロナ銘柄だ。
1300円で買った、、
西武HDの株をよく知る人なら分かると思うが、高いか安いかはかなり微妙な水準だ。
ただ、
コロナ前の株価水準が1800円
そこまで上がるとは思わないが、現状の株価は割安と判断した。
10月頃、
デルタ株が落ちついて、
ワクチンも治療薬も出来て、
株価も上がり始めてる頃だった。
1400円台にトライしてもおかしくない。
これは買わないと損だと思った。
だが、11月新たな変異株 デルタ株の流行が始まり、また通期の業績見通し下方修正が発表され、
11月8日 1300円から
年が変わって
1月6日 1056円まで下落
およそ20%下落する事となった。
当の自分は上がると思っているから
現物、信用含め全力買い、
見事に撃沈した。含み損はピーク時約200万
気持ちも落ち込んだが、手足が伸びきっているので出来る事も特にない。
上がるのを待つしかなかった。
そして、5月
ようやく取得単価を上回り、
36万含み益が出たところで売却した。
結果的に西武はその後1400円台まで株価が上がっていくのだが、
読み通りにいかなかった時点で、
自分の敗北だった。
銘柄選びを間違えたとは思わない。
大きな学びとなったのは、
" ロット管理"
単純に言えば、買うタイミングを分け、買う金額も分け、段階的に株を買うこと。
あくまで例だが、500株単位で買う、50円間隔を空けて買うなど。
あとはそのルールを守る
投資家としてのメンタル
自分を律する事ができるか。
損切りが必要になるかどうかは
ケースバイケースであり、
投資家個人個人の考え、状況によるところが大きいと思う。株は上がったり下がったりの繰り返しで、中長期で増やしていこうと割り切れるならあまり含み損は気にする必要はない。ただ、デイトレーダーの場合は、損切りを早めたほうが稼ぐ意味では効率が良いと思いますし、短期投資、長期投資で損切りの意味合いも変わってきます。
投資で大事な事は、
挙げたらキリがないですが、
失敗から学び、また同じミスをしない事、
そのアップデートを繰り返し
投資を続ける事。
投資をする人はしない人と比較して、60歳定年を迎えたとき何倍も資産に差がつきます。
これは研究機関の調査でも明らかになっており、自分自身は誰かに投資を勧める気はないですが、
著書 『金持ち父さん貧乏父さん』で有名なロバートキヨサキは本の中で、
人は損をするのが怖くて、そのために損をする
と記しています。
サラリーマンの給与はこの30年増えず、その点納税負担はこの30年増え続けています。
その中で格差社会が問題視されている昨今ですが、投資をしている人していない人の格差もまた、今後ますます広がっていくでしょう。
会社員の給与だけではなく、
個人で稼げない限り、経済的豊かさは永遠に手に入らない。それだけは揺るぎない事実だと思います。
以上