心タンポナーデ
【概要】
心膜液貯留→右心系の圧を超過した状態
■腫瘍(血管肉腫、大動脈小体腫瘍、心膜中脾腫)
■特発性
【検査】
身体検査
レントゲン
心電図
心エコー:心膜液貯留、右心房の虚脱、腫瘤
【治療】
■心膜穿刺術(第一選択)
・穿刺部位を決定
→留置針の外筒を側孔をいくつか作る
→2%リドカイン局所注射
→18~26G留置針で穿刺
↓■貯留液の検査(有用性が低いことが多いが念のため塗抹作成)
↓if bad
■心膜切除術(再発を繰り返す症例)
※心膜切除により腫瘍が播種する可能性
■化学療法
血管肉腫を除きその効果は不明
(血管肉腫はドキソルビシンを中心とする)
【インフォームドコンセント】
腫瘍性疾患が多い分、経過はあまりよくない
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