見出し画像

2024年ドル円相場 環境と目線と展望と

2023年の相場お疲れ様でした!
今年を振り返り、来年をしっかり見据えます
相場って、テクニカルだけじゃなくてファンダメンタルズの織り込み度合いによってさまざまと変化します

植田日銀総裁の一言で乱高下したのは記憶に新しいですよね

先を見通すことで "私が大事だと思っている"「いろんなパターンを想定して柔軟に戦略を変える」ことが可能になるので毎年やっています

まず2023年の相場がどのように終わったかを整理します

米金利

ドル円は年末に下落が進み12月28日には140.22円をマーク。
日米10年債利回り差に沿ったもので、このドル円の下落は、米金利低下に伴う日米金利差米ドル優位縮小を受けた面が大きい。


では年明け早々のドル円はどうなるか?

1月の米景気指標

新年早々、米国指標が続きます。1月3日の雇用統計など 景気悪化や、米金利の「下がり過ぎ」に向かうか、逆にその反動が入るのかで大きく影響しそう。
米国株、NYダウなどは「上がり過ぎ」の反動で株安に向かう可能性。
株高が続く中での 米金利低下(米ドル下落)と異なり、株安に向かうようなら、今後の 米金利低下(米ドル下落) を考える必要が出てくる。

以上から、年末年始のドル円は米金利と米国株の動向をに注意しつつ米ドル下落ありの予想。140円を割れると米ドル下落は加速しそうだが、米金利の反発で米ドル高へ戻しが入る可能性もありそう。

新年早々のドル円相場は138~143円のレンジを予想しています。
以上を踏まえて2024年の予想を⏬

円高・円安の原因は大きく3つ

①金利(政策金利や金利差)
②経済情勢
③投機(大口投資家の動き)

✄-----------------------------------✄

【日米金融政策差】

2024年
・米国FRBによる年内4回以上の利下げ観測あり。
・対して日本(日銀)は、2024年内に利上げが開始される可能性は低い。
(マイナス金利解除の可能性は高い)
 ⏬⏬
金利差が大きいと予想されるのでドル円は円高(下方向)の予想

2024年11月5日 米国大統領選挙
通常、米国大統領選挙の年は、ドル安にはなりにくいと言われている。

✄-----------------------------------✄

【2023年のニュース】

2022年末から続く金融引締長期化のながれでドル円は2023年11月に151.95円まで上昇。
来年の利下げ観測はありそうだが、米国が高金利を継続しているのに経済が好調に推移している状態。

日銀は現状維持を発表。

✄-----------------------------------✄

【上記の理由から】

金利に関しては、ドル円は下落(円高)傾向になる可能性が高い。
②新NISAスタートで米国への投資が増加する予想で、ドル買い要因に。
③投機に関しては、今年11月にドル円が151.95円の天井を付けた以降、米国の利下げ観測の高まりから、夏〜秋口(大統領選挙11/5前)あたりまでは、ドル高で推移しそう。

✄-----------------------------------✄

テクニカル目線


振り返り

12月の月足は大きな陰線で確定
これをもって「下落が止まったと考える」か「まだ下降トレンドが続く」とみるかの2パターンを考えます。

①下落の波がエリオット波動の1波だとすると調整の戻りの幅の予測は
✅フィボ38% 144.71円
✅フィボ50% 146円
まで戻す可能性あり(140.25円より下がったら要再計算)
⚠️下落は最大であと2回くる可能性あり

②まだ下落が止まったとはいえず
✅フィボ50% 139.56円まで下がる可能性がある。
✅140円を下げたら黒のトレンドライン下限
 138円近辺が下落の目処と考える。

✄-----------------------------------✄

テクニカル目線での個人的な予想としては、2022年102.4円からの円安上昇を2022/10~12の下落で押し目買いしており
2023/1からの上昇はダブルトップの形になってきているので
年初は下降が続く力が強いとみている。

ただし、底はすぐで、どこかで下降は止まり、上昇に向かいます。
ロングを仕込む時期をしっかり探っていきましょう!


以上、2024年の戦略にお役立てください😊


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?