栃木県信用保証協会における経営支援事業について

はじめに

信用保証協会は、信用保証協会法に基づき、中小企業の金融円滑化のために設立された公的機関。
近年では、中小企業に対する経営支援機能を強化する取り組みが進んでいる。

資金繰り予定表作成支援

コロナ禍で始まった実質無利子・無担保融資（ゼロゼロ融資）の利用が急増。
資金繰り予定表の作成を通じて、急速に悪化した経常収支の改善策などを検討し、将来のゼロゼロ融資の返済に備えるため、令和3年4月より「資金繰り予定表作成支援」を開始。

経営安定化支援事業

中小企業が抱える経営課題の解決をサポートするために、豊富な知識と経験を有する専門家を派遣（中小企業診断士、IT・飲食コンサル等）。

おわりに

「資金繰り予定表」は資金繰りの見える化だけでなく、その作成過程で収入面と支出面の見直しを検討することにも有効。また、書面審査が主体の信用保証協会職員にとっては、ヒアリングを通じて事業者との関係性を構築できる点も大きい。