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色覚(1日1雑学)

赤子としてこの世に
生を受けてから、老人になるまで、
見える色は異なると言います。

例えば、赤ちゃん用品は明るい
パステルカラーのものが多いですよね。
これには訳があります。

大人の子どもに対するイメージから色味が
選ばれているのではなく、色彩に関する
脳の発達に合わせて、赤ちゃんや幼児が
好む色が取り入れられているのです。

生まれたときの赤ちゃんは、黒やグレー、
白くらいしか視認できません。

色味というよりは、暗い色か明るい色かと
いった明度の認識が先に発達すると
いわれています。

黒のグラデーションの次に理解するように
なるのが、刺激色である赤、黄、青、緑
といった、はっきりした色合いです。

ただ、「青緑」や「オレンジ」といった複雑な
色合いの判断ができるようになるのは、
月齢が進んでからのこと。赤ちゃんが
とくに好むのは、特定の色合いというよりも
明度の高い色であるといわれています。
だから、赤ちゃん用品にはパステルカラーが
多いというわけですね。

対して、中年以降、シニアになってくると、
明度の高い色を好む人は減り、
淡くくすんだ色合いを好む人が増えてきます。
くすんだ緑がスーツやネクタイ、セーターなどに取り入れられるようになるのはこのためですね。

歳をとって、明度の高い色味を身に拵えた
シニアは、外れ値というわけですね。

かっこいいですね。

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