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なんもない。、

心をください。
何処かに忘れたようです。
そもそも、心って臓器はないから
忘れても生きていけます。
心がないので、
愛がわかりません。
それでも、家族が普通にいます。
でも、何処かに置いてきてしまったのです。

昔読んだ村上春樹の
短編小説のように、
木に向かって、酷い言葉を、
投げつけようとして
やめました。

心を忘れたのは
木の中、林が森かと
気付いたからです。

ただ、思いつく緑の繁った公園に
行っても
何も感じませんでした。

記憶はあります。
脳はありますら
脳は働いても、
心は
心臓とも、
脳とも違います。

ここで泣いたことも、
悔しくて、帰り道にトボトボ歩いた事もあります、

でも

余りに辛すぎるから

心をここに埋めてしまったことを
思い出しました。


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