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母の癌の手術が終わって、退院しました。

12月に発覚した、母の癌。
それは本当に青天の霹靂で頭の中真っ白で、何をどうしたら良いのか…。

癌って本当に突然なんです。
わたしは病気になる人ってそれなりの兆候があると思ってた。
具合が悪い〜とか、通院してるとか。
でも癌はそんな事全くないんです。

癌は体の中にイボができることなのだけれども、そのイボ自体が痛むとかそういうことはなく、そのイボが大きくなって体の神経を圧迫するとか、どこかを塞いでしまう、とかそういうことがあって初めて症状が出てくるもの。

だから5センチの癌で何もない人もいれば、例え1センチの癌でもとても痛みを感じたり、緊急に手術が必要になる人がいるというものらしい。

うちの母は4センチの癌。
健康診断の血液検査の数値が少し高くて、念の為の再検査で癌が見つかった。

まさか母も自分に癌があるなんて微塵も思ってなくて、検査して先生の
「様子を見てみましょう」という言葉を聞いて帰ってくるつもりでいた。

なのに突然の癌の告知。
「癌ですね。
手術しなければ余命1年。手術後5年の余命生存率は20%です。
手術は1月で予定を押さえました。」
との事で…。
わたしは告知の現場にいなかったから、どんな雰囲気だったか全くわからないけれど、
先生は淡々と事実を伝えてきたらしい。

昔のドラマとかでは、癌の告知は本人にはせず、家族にしているイメージだったけど
今では癌の告知は本人にサラッと伝えるらしい。

本人に告知するのは全然いいんだけど、とにかく皆が
「えっ?癌?どこも具合悪くないのに?こんなに元気なのに?本当に?何かの間違いじゃないの?」
って感じだった。

そして、えっ?手術?
お腹切るの?
もう決定事項?

母はもう70歳オーバーだけど、開腹手術って大丈夫なの?

「手術後は2,3週間の入院を予定しています。」
って…。

入院………。
えっ?
母は軽度の認知症の父と2人暮らし。
父は昭和の男出家事などは一切できない。

えっ、お父さんどうすんの?

とにかく

「えっ?えっ??えっ???」
って感じで色々な情報が頭から溢れ出してくる。

本当に人生は突然何が起こるかわからない。
この歳まで持病が何もない事が母の自慢だった。
お友達にも
「○○さんが一番長生きするわよね〜」
とか言われていた。

そんな日常がひっくり返った1日だった。
お母さんが癌、なぜ??

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