2022.12.25 初乗車迄の記録

私が初めて好きになったグループは「嵐」だった。
彼等は、何よりもコンサートが本当に楽しかった。
ショーのような凝りに凝った舞台装置、スタンド席のファンまで楽しませる演出、全てが最高で。
私がアーティストを好きになる要因の一つ「ライブが、何よりも楽しいと思えること」は、確実に嵐の存在が核になっていると思う。

嵐が落ち着いてからは女の子のアイドルにどハマリし、その後またジャニーズのグループを好きになり、一周回ってやっぱりJに落ち着いたな〜と思った。思っていた。

2022夏、ドラマ「みなと商事コインランドリー」に夢中になった。
シン役の西垣匠くんは私の好みを煮詰めたような男だったので、かなり序盤で彼の沼に転がり落ちた。

一方、本当に申し訳ないが草川拓弥くんはスルーしていた。
というのも、彼はこれまで色々なドラマで観ており、特に新鮮な出逢いでもなかったからだ。(今となってはこのときの自分をタコ殴りにしたい)

ただみなしょーにハマればハマるほど、SNSでメイキングだったりを観ればみるほど、草川拓弥という人間と、その人が属するグループがどういうものか少しばかり気になってきた。
超特急という名前、ファンのペンラが凄いこと、これくらいしか知らなかった。曲も知らないし、何人いるかさえも知らなかった。
とりあえずYouTubeでライブ動画を観てみることにした。最初は越えてアバンチュールだった。









膝から崩れ落ちた






曲が良い、歌が上手い、ダンスも上手い、何よりライブが楽しそう。もはや行かなくても分かる、絶対に楽しいやつ。
それから狂ったように朝昼晩越えてアバンチュールを聴き続けた。
越えてアバンチュール症候群が落ち着いた後は他の動画もたくさん観た。
どの曲も良い。シンプルに、好み。
なぜ今まで誰も超特急を教えてくれなかったんだろう。いや自分がこれまで男性グループはジャニーズしか眼中になかったからというのもあるけれど。
そうだとしてもこんなに素敵なグループ、もっと早く知りたかった…と悔しくなった。

その頃にはすっかりタクヤくんのダンスパフォ、人柄の虜になりキラリにも入会した。
タクヤくんを好きになったことでみなしょーの湊晃のことを愛らしく感じるようになった。
越えてアバンチュールに始まり、超特急タクヤ→みなしょーの湊晃 の順で好きになるという若干珍しいタイプのオタクが生まれた。

それでもライブに行くのは来年地元開催があれば、と思っていた。
ペンラをしっかり練習したかったし、ライブの為に一人で遠征をしたことがなかったからだ。
ただ日に日に行きたいという思いが募り、タクヤくんのグルチャでの宣伝にも後押しされ、思いきってキラリ先行で初乗車することにした。
少しでもペンラ振りを覚えて臨みたいと思い、ライブDVDを買った。
朝ちょっとだけ早く起きて、出社の時間までDVDを観ながら練習した日もあった。ほぼ部活の朝練だった。

新幹線の切符が届いて、グッズが届いて。こんなにクリスマスを楽しみに待ったのは小学生以来だった。ワクワクが止まらなかった。


そしていよいよ初乗車。
始まる直前、暗転したときのペンラの海に大感動だった。8号車もメンバーの一人、まさにその通りだった。

約3時間ずっと楽しくて、キラキラしていて、夢のようで。
朝練したペンラ振りも生の超特急に興奮してほとんど上手くできなかったし、初めて聞く曲もあったけれど、それでも楽しくてしょうがなった。
3ヶ月間画面で見続けた超特急のライブに自分が参加している、ペンラを振っている、それがとても幸せだった。

個人的には新メンバーのハルくんが私のドルオタ人格に刺さりまくった。とんでもない逸材に出会ってしまったと思った。
バッタマンで彼がセンステ目掛けて全速力で駆けていくその姿があまりにも眩しくて、輝いていて、気付くと泣いていた。

過去を知らない人間が言うのも本当におこがましいけれど、彼には超特急の未来や希望を感じたし
将来的にこの国を救う存在になると確信した(規模感)来年のツアーではオレンジのペンラを追加しようと心に決めた。

そんな訳でタクヤくん推しとして参加したライブだったが、終わる頃には推しが増えていた。というかもう箱推しだ。全員愛おしくてしょうがない。
超特急、一桁メンバーも二桁メンバーもとにかく熱い男達の集まりだった。8号車に力強く語る姿に胸を打たれ、東京ドームに立つ姿を絶対に見届けたいと思った。

11周年の記念日が初乗車。今まで好きになってきたグループと比べると、あまりにもファンになるのが遅い。
でもあの日「超特急、一曲くらい聞いてみるか〜」と検索した自分を誉めたい。あれがなければ、きっと今もこれからも出逢えていない気がする。

みなしょーきっかけで知ったド新規だが、最高の初乗車を経て、すっかり8号車としての自覚が芽生えた。
来年も再来年も、ずっとずっと応援していきたい。
本当に出逢えて良かった。
超特急の音楽がない毎日はもう考えられないくらいに、好きだ。

彼らが東京ドームの舞台に立つその日まで、
共に走っていきたい。

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