大喜利会ユートピア vol.4


先日、セトピアさん主催の大喜利会「大喜利会ユートピア vol.4」に参加しました。
感想として、この素晴らしいエンタメが、早く世界に見つかるべきだと思いましたので、微力ながらnoteを書かせていただく次第です。

(その場で楽しくなっちゃって、ちゃんとメモらない病が出ています。ツボ上げしている5倍ぐらい、息止まるほど笑った回答がありました)

会の流れ

持ち寄り2要素お題

提出済みの2要素(「○○な」「○○」)をランダムで組み合わせてお題にする車座大喜利。車座の悪い癖でほとんどメモれていないのですが、、

「映画ドラえもん のび太と引っ越し」
「楽しすぎるパフォーマー」
「急いでいる選挙」

とか出ました。


パーソナルお題

プレイヤー一人一人の近況から作られたお題に挑戦するコーナー。

ケオンさんのパーソナルお題「改名のアンチ」は、ちゃんと改名と向き合う人とケオンさんをいじりに行く人がいて楽しかったです。僕はずっといじっていました。会うの2回目なのに。ごめんね。そんな中本人が「ケオンのファンだ」という答えでキッチリ落ちをつけてくれたのでよかったです。

他には、表記揺れを親の仇がごとくに組んでいる人で
「ワードの青線にさらに下線を引いた」青いかささん
と答えていたのが笑いました。怖すぎる。

あとワッショイサンバさんが土井善晴お題で無双していた記憶があります。


575タッグ

同じフリップにタッグで交互に5、7、5を書き、俳句を完成させてゆく企画。自分の答えをほかの人に読んでもらえたの、人生で初めてでした。何言っても面白いんだけど、やっぱりお題に沿ってるとおおっとなる、非常にバランスの取れた面白企画です。

自信作は、2週目でタッグを組んだ青いかささんとの

コンビニでそんなことするな俳句
ドラえも~ん
一番くじが
とまらないよ~

これ完璧な読み方してもらえました。


大喜利イロモネア

「セリフお題」「画像お題」「川柳」「絵回答」「サイレント」という、5つの種目をタッグでクリアしてゆく企画。審査員5人のうち、ファイナル以外は3人を、ファイナルは全員を1分以内に一回挙手させると合格です。

僕ははじめましての乳化一番さんと参加。乳化一番さん、画像苦手ということで、それ以外で癖が少なそうなセリフお題をファイナルに持ってゆくことに。

マジックタイム無しの1分なので、答えられるのはせいぜい2回。最初に選んだ川柳から時間いっぱい使ってしまい、心臓に悪い滑り出し。

次に選んだのは「絵回答」。
お題は「○が3つあるとなんでも人間の顔に見える人」。なんとまたニッチな現象をいじってきて…
これも2人の一答目でクリアしきれず、時間は残り10秒。なんか書いてたんですが、受けるビジョンが見えない。やべ。8秒、7秒…

このままじゃ多分クリアできない、そう思い、ここでフリップを全部消すことに。ただノープランです。書けるのは後5秒、4秒…

どうしようもなくなった僕、○を大きく3つ書き、ペンを置く。もうこれで何か言うしかねぇ…!

「ええ、レアコイルって、人間じゃないんですか!?」

これを評価してもらい、何とかクリア…!多分必死さも含めて面白くなったんだと思います。脳が焼き切れそうでした。

画像は問題なくクリアし、サイレントでは「体格がいい幽霊」みたいなお題。乳化一番さんのパントマイムありのフィジカル回答で一発クリア。すごい!せっかくなので僕もそのあと安心して椅子から立つフィジカル芸をば。サイレント、はじめは一番しんどいと思っていましたが、結構なんでもできて楽しい。

セリフお題は、乳化一番さんが善戦してくれるも、決めきれず。ファイナルにて敗退に。悔しい!もう一回やりたい!

ワッショイサンバさんと5周年さんのセリフお題「どんな言葉にもバナナという単語が入っちゃう人」や、ケオンさんとJ@Qさんのサイレント「農家を目指す少年の小説『ニンジン失格』の書き出し」が特にすごかったという印象があります。曖昧ですみません。。

ニュアンス大喜利

似たニュアンスのお題6つから一つ割り当てられ、どれに答えているかを観客側に当ててもらう企画。当てた側、当てられた側にポイントが入るほか、「当ててもらって、なおかつ面白い回答に選ばれる」とボーナスが入ります。

お題

当ててもらうことと、面白いことのバランスを取るのが難しいこの企画。J@Qさんが無双していました。上のお題に対して

「パスタ一皿!」

と答え、正解点と面白点を荒稼ぎ。ちなみに正解は4。


ハイパーホッケー大喜利

大喜利フレンドパークからの輸入企画。結構ガチの対戦要素のある大喜利です。僕は首上オープンさんとタッグに。答えはタッグ相手と独立に考えているのに、しっかり協力が重要な瞬間もあって、改めてすごいギミックです。前やったときもそうだったのですが、タッグ相手の得手不得手が見えてくるのが楽しいですね。

メモに残っていたのは

ゴールキーパーになってしまったが、本当は監督をやりたかった新入部員「○○○」
「僕スーツに会いますよ」水戸さん
「共通点は何ですか?それだけは頑張るんで」5周年さん

白塗りの民族の画像で一言
「お前ら募金何に使ったんだ!」J@Qさん
「卵に使って油に入るぞ」水戸さん

技術をすべて駆使して自力でガラスの靴を作ったが、シンデレラになれないことを悟ったおばさん
「おいしいカボチャの煮つけを作った」青いかささん
「12時にかけていたアラームをそっと消した」青いかささん
「…ドレスよ!」ワッショイサンバさん

あたりです。もっと面白いのたくさんあったはずなので、ほかの方の記事でお楽しみください!!

我々は画像お題を中心に得点し、最後になんとか1勝。「黒板にチョークで絵を書くことがすきなだけの先生『○○○』」が難しかったです。時間切れた後に首上オープンさんが出した

「卒業の時の黒板アートを早く書きたいので、AOを受けてほしい」

みたいな答え面白かったです。そんなことで進路決めさせるなだし、AOで受かっても卒業できないよ。

ナワバリ大喜利

7マスの盤面上のお題で審査員を笑わせ、ナワバリを拡大してゆく企画。答えることが出来るのは、すでにあるお題と隣接するものだけです。これは高速で進行したため全然目盛れてないのですが、狙ってたマスを自チームの5周年さんに先に取られまくった気がします。


ユートピアのここがすごい!

完璧なゲームシステム

ユートピアの企画大喜利はどれも目新しいものです。しかし、「新しい」よりむしろ「楽しい!」が先にくるように、完璧に設計されたシステムであったように思います。

イロモネア大喜利はすべてのチームがファイナルまで進出するも、ファイナルはかなり厳しかったり、ニュアンス大喜利は面白いだけでも上手いだけでも勝てなかったり。ここら辺のギミックの絶妙さは、きっと綿密なシミュレーションと調整の結果なんだと思います。

ここまでやってくれる主催だから、遠距離でも安心して行きたいと言えるし、誰にでもおすすめできます。


唯一無二のお題

セトピアさんのお題は、お題という枠組みを超えた一つの作品だと思っています。そんな職人さんが、自分の近況を基にしたパーソナルお題を作ってくれるんですよ!楽しいに決まってます!

あと、先述のゲームシステムの話と絡むんですが、ゲームの魅力を最大限引き出すお題だったように思います。ニュアンス大喜利の3題目

・小学1年生あるある
・小学2年生あるある
・小学3年生あるある
・小学4年生あるある
・小学5年生あるある
・小学6年生あるある

なんかは、これ以上ない出題だと思います。マジ参加してよかった。


参加プレイヤーの皆さん

僭越ながら参加されていた皆さんの印象をすこしだけ。登録順で。

  • ワッショイサンバさん

お名前は存じ上げていたのですが、噂にたがわぬ面白さでした。お題に対する答え方の角度というか、切り口が多彩で、一答目からそこいくんだ!と何度も驚かされました!バニーガールのイメージで最初ちょっとビビってましたが、お菓子を落としてしまった時すぐにかわりをくれる、とても優しい方でした。

  • ケオンさん

良い意味で、ちょっとこずるい回答をするところを含めて、僕はめちゃくちゃケオンさんの大喜利が大好きです。こんなに面白いのに悩むストイックさも本当凄い。それと、とにかく笑い声が大きくて朗らかで最高です。観客側にケオンさんがいるとそれだけでやりやすい!って思うくらい。細かいところを拾ってくれるツッコミもとてもありがたかったです。

  • 乳化一番さん

まず声がとにかくいい。答え始めたときに一瞬で自分のフィールドにする力のある方だなと思いました!憑依系というか、キャラお題で特に輝いていた印象です。イロモネアはかなり得手不得手が嚙み合っていたので、クリアしたかったですね…!これでお笑い経験なし、5月からなんて考えられねぇや…

  • 5周年さん

何度かご一緒させていただいているのですが、回答速度がどんどん上がっている気がします。。着実に勝てるプレイヤーになられているなと。ナワバリバトルとか特にすごかった。車座ではみんなが攻めあぐねるお題で、一人違う道を開拓していたような感じでした!次は対戦してみたいな。

  • まきびしさん

茶屋で大喜利を拝見していたのですが、その印象と変わらず、回答だけでそうきたか!と思わせる丁寧な方だなと思いました。それだけではなく、絵回答がとにかく強くって、引き出しも多いので、そういう意味ではもっと生大喜利で見たいなとも思いました!

  • J@Qさん

弱点の少ない、違う系統の答えをどんどん出す、パワー系もちゃんとした答えもどちらもできる、まさに強い人という印象でした。特にニュアンス大喜利なんか、初めてのルールなのに最適解見たいな攻略をしていて、こりゃ勝てんわ…と思いました。今後、ほかのルールでもJ@Qさんの大喜利が見れるのを楽しみにしています。

  • 青いかささん

とにかくずっとノッている、外しているお題が全然なかったような感じがしました。特にハイパーホッケーでの「シンデレラおばさん」お題とか、要素を全部拾いつつ、ちゃんと映像を浮かばせる質のいい答えを出されていて圧巻でした。セトピアお題と一番一緒に見たいプレイヤーと言えるのではないでしょうか!

  • 首上オープンさん

良い時も悪い時もとにかく人間が面白くて(失礼)、毎回ワクワクして見ています。タッグの時は先に答えが見れたのかなり嬉しかったです。終盤は特に回答が発想に追いつくように仕上がっていて、ハイパーホッケーは超助けられました。一勝できて良かった!ぜってぇ何人かにしか伝わらないことを言うお茶目さも僕は好きですよ。

  • 水戸さん

フレンドパーク以来でした。ネット大喜利ではたびたび拝見していましたが、力技に頼らない、読むだけで面白い、とてもセンスのいい回答を出されるなと思いました。佇まいやフリップをめくるときの落ち着いた所作含めてスタイルが一貫していて超かっこいいです。また見たいです!

  • セトピアさん

主催、本当にお疲れさまでした。この企画を世界のあらゆるエンタメと比べたときに、1000円は安すぎます。僕はそう思います。
僕が思う良い作品というのは、作者の情熱が作品全体に溶け込んでいて、純粋に作品を楽しんだ結果として、「作品すげえや」と「作者すげえや」が渾然一体となった感動が自然と芽生えるものだ思っています。そう考えたときに、この会は一個の芸術作品だったような気がします。これからももっとセトピアさんの頭の中を覗かせてください。


皆様、本当にありがとうございました。これからも仲良くしてください。


僕のプレイスタイルについて

(このパートはそんなに読まなくていいです。備忘録)

良かったところ

フィジカル系回答の開拓が進みました。もともと、長めに振ってフリップで落とすスタイルは好んでいたのですが、今回でフリの小芝居の幅が広がった気がします。サイレント大喜利も、フィジカルに挑むきっかけとしてとても良いと思いました。これはまたやりたい!

個人的お気に入りは、「悪い料理研究家、ひ土井こと し晴」というお題の

「ひ土井ことし晴先生!すみません、借金の返済は待ってください…え、え、あああああ(指を詰められている動き)」

「味噌汁にはね、何入れてもええんですよ」

です。ネット大喜利も楽しんでいるからこそ、こういう生ならではの回答を追求していきたいですね。

後は、画像お題は今かなり安定している気がします。後から5周年さんに褒めて頂けました。良い時の感覚、覚えておきたいです!

微妙なところ

セリフお題、もうちょっと頑張りたかったです。。
イロモネア微妙だったし、ハイパーホッケーでは2試合ともモノにできませんでした。後から反省すると、余計な設定を足そうとしすぎるのが原因かも。「○○○な人」というお題と、「○○○な人『○○○』」というお題では、根本的に求められているものが違うはずなのに、セリフお題で前者の発想で行こうとしていたのが良くなかったかな。もう少し自然に言いそうなことを考えてもいいのかも。まあ経験あるのみですね!

おわりに

最高の時間でした。
ユートピアは、理系大喜利会、ぬいぐるみ大喜利会2なども企画されているとか。理系大喜利会は意地でも行きたいね。こんな遠くの人間なのに、千葉の大喜利会の席を奪ってすみませんね。でも譲る気はないです。争奪戦だぜ。

P.S. ポケモンカードあげた人たち、そのうち何出たか教えてね。


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