お財布を買うかどうか問題、ここに(ひとまず)決着。
お財布をずっと探していた。
わたしは社会人になってから、Vuittonのお財布を選んできた。
好きというほど詳しくはない。
当時の社長がVuitton好きだったこともあり、知らないくせに知っている、慣れないくせに慣れている、変な感じの存在だった。社会人なりたての女でも入りやすいように感じた点が良かったのだと思う。そう言えば腕時計もひとつ持っている。
二つ折のお財布の時期を経て、長財布へ(お札を折らない方が個人的に好きということに気が付いた)。
選ぶのはいつもエピ(二つ折の時に一度だけ村上隆のモノグラムを選んだことがある。あの元気な配色はあの時使っておいて良かった。なんだか昇華した気がする(笑)。)。
その後、店舗の雰囲気が変わったように感じられて、CHANELに。
タイムレスクラシックの黒(そして内側のなんとも言えない良い色)に凛としたかっこよさを感じていたわたしはもう一生これだな、と思っていたし、その後、機動性を求めて同じシリーズのチェーンウォレットも買い足した。
しかしコロナ禍がここでやってくる。
小さめバッグの波もやってきた。
キャッシュレス決済がわたし自身にも浸透したことで、長財布が一気にかさばるものになってしまった。
実はCHANELで長財布と併せてカードケースも新調していたわたしは、カードケースメインの生活になってしまったのだ。
(この時点で、CHANELにコンパクトなサイズのお財布を探しに出かけたが、その日の店員さんの塩対応で心が折れてしまい、それ以降そのお店には行っていない。おかげでエルメスや他のブランドに目を向ける良い機会だったと思っている。)
この時点でわたしが想定していたのは、カード数枚・お札数枚・コイン数枚程度を収納できるコンパクトなお財布。
そしてわたしが気に入る色・デザイン。
しかし出会えない。ピンとこない。
決定打がないため手持ちのカードケースと、ガチャガチャで手に入れたポーチ(かわいい。お店で取り出すと会話が広がって(笑)気に入っている)に現金を入れてこんにちまで来てしまった。
しかし。
しかしさほど困らないのである。
手間といえばお出かけの状況によって持ち物を組み合わせることは手間だ。
(今日は長財布、今日はチェーンウォレット、今日はカードケースとポーチ、今日はカードケースのみ、といった具合)
しかしがっつりと現金を使う機会(わたしの場合ほぼ病院)は片手で数えるほどということに気づいてからは、カードケースに1万円札を1枚忍ばせて、組み合わせの回数を減らすことに成功した。
今夜もつらつらと「長財布 薄い」やら「女性用財布 コンパクト」やらで検索をしていたのだが、突然
「いや、もういいな」
という気持ちが飛び込んできた。←個人的にこの気持ちになるのが大切。
なんだかんだ言って、わたしは今のCHANELのお財布たちが大好きなのだ。
それらを使う自分に心から満足しているのだ。
長財布は、病院受診用になった(病院はいつも本も持って行くので大きめのバッグで行くため、長財布どんと来い状態なのである)。
いつもお薬手帳や診察券と一緒のバッグにまとめている。
病院に行くのが楽しくなるではないか。
とは言え今また大きなバッグの波が来ているので、病院用から日常用になる可能性はじゅうぶんにある。
ただ、やっぱりもうあまり現金の出番は多くはないような気はするから、長財布の復権はないような気もするけれど…このお財布本当に好きだからまだ一緒にいたい。
自分の気持ちがスッキリしたことで、お財布問題についてはここでひとまず決着をみた。
今後長く今のお財布を使って
「これを人前で出せるか?」
という自問自答が始まるその時までは当面これでいいかなと思う。
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