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Kyrie Low 3 Performance Review

これも本当はスルー予定だったシューズ。

ソール周りが前作のKyrie Low 2と同一なので、乗り心地的に変化はないだろうと。言うなれば”マイナーチェンジ”かなと。
この取り組みをやる以上、やはりモデル毎の変化って欲しくなってしまう事もあって、体感済みの物って触手が伸び辛くなってきてしまうんです…。

「じゃあなぜ履いたのか?」
割とシンプルかつ不順な動機なんですが、それは”KyrieがASで履いたから!”というものでした。
ASゲーム、終始ストイックにプレイし続けたKyrieですが、前半はKyrie 7を履きつつ、後半はこのシューズに変更。
また、レギュラーシーズン中も度々着用しており、「あれ?結構気に入ってるのかな?そんなにも良いのか????」と…。

まんまと乗せられ、ホイホイ買ってしまった!という訳で、今回は
”Nike Kyrie Low 3”をレビューしてみようと思います。

カラーはもちろんセイルカラーベースのこちら。
このリリースって本当に不思議ですよね。
なぜかこのカラーだけEPラストではない仕様でした。

カラーネームが特に割り当てられている訳でも無くて、何かしらの特別性があるという訳でも無さそう。
それでも割とセイルの色をベースにビビッドなオレンジだったりブラックのストラップ、トゥの淡いマーブルと結構カワカッコイイ配色で個人的には気に入ってたりします。
では早速!

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■ディティール

ではまず外観から。

上記でも触れた通り、ソール周りは前作にとても親い。
変更の基本は腰上にあるわけですが、こちらはしっかり全くの別物として仕上がっていました。

基本的な部分として、前作では全面的に表面に格子状のテクスチャのメッシュアッパーでしたが、今作はアンクル付近をレザー・中足~トゥに掛けてはテキスタイルなメッシュアッパーへ変更され、構成としての高級感が一段と高くなりました。
また、構造としても大きく変更されていて、前作ではアッパーの接合部はヒール後端部分のみだったのに対して、今作は上記マテリアルの組み合わせ強化もあり3ピースに。

サイドからのシルエットは粗同一。
アウトサイドのペンで書いたようにステッチンぐされたスウッシュが個人的は結構お気に入りです。

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今作のデザインで特に目を引くのはやはりこのストラップかなと。
割とこのアサインには結構な意味合いがあったのかもしれません。
少なからず自分は、このKyrie Low 3で初めて明確に”KyrieシリーズのLowカットです!”と言われた様に感じたんですよね。

これまでのKyrie Lowシリーズはデザインはエッセンスこそ確かにKyrieメインラインを踏襲してはいるものの、仕上がりとしては結構独立したディティールになっていた様に感じます。
しかし今作においてはこのストラップの形状と装飾がかなりKyrie 6に親しい物となっており、メインラインの系譜である事を明示している様に映ったんです。

素材・甲の上にくるプロビデンスの目のモチーフ、モチーフの形成方法もほぼ同一。
(モチーフの裏側に縦ストライプが入っているのも同一。おそらく横ずれ防止目的かと。)
インサイド側のストラップの付け根のパターンだけデザインが異なっており、こちらのモデルには追加でプロビデンスの目が入ってます。(目が多い…。)

にしてもこのストラップ自体の作りがめちゃくちゃ凝っているんですよね…。
パターンの深さを変えたり、あえて切り抜いてしまうなどしてモチーフを立体的にしてます。
すごい金型が複雑そう…。

あ、ちなみにストラップ内側にアルファベットの羅列があるのですが、私には買い得不可能でした。選ばれしものではありませんでした。

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