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adiZero Rose 1.5 Restomod Performance Review

これまでご覧頂いていた方にはすでに耳タコだと思いますので、私とRoseとの馴れ初めは控え目にします;。

Roseのハイライト、当時は文字通り何回見ていたか分かりません。
ちょうど当時は、初代Crazy lightがテレビでCMやっていた時代。懐かしい。そのシーズン中に大ケガを負ったことを知った時は結構ショックでした。

ちょうどバスケに戻ってきたくらいの段階で、モチベーション高くて本当に噛り付くようにひたすらにRoseのハイライトを見ていた時代。店舗にバッシュを見に行った時にたまたま置いてあったD Rose 3.5。
当時はまだサイジングに関して疎かったり、フィッティング調整の知識がなかったのもあり「うわっ、なんだこれ、全然足に合わん…」とか思って、冒険せずにGEL Legendを買って帰った良い思い出です。(バスケに戻ってきたときの初シューズ。その時はasics一辺倒時代だったので…。)
その当時から「Roseのモデルはからっきし足に合わない」という曲がった認識を持っていました。でも憧れの選手のシューズを履きたい。…あれ、控えめとは。。。

話を戻しまして、近年レトロモデルを現代のテクノロジーでリノベーションしてくれる流れで、Rose 1に続きRose 1.5もリリースしてくれました。
(Roseを続けて出してくれただけでおじさん涙ちょちょぎれます。本シグ消えてるの許さないけど。)
それもあのRose 1.5。当時見ていたハイライトではRose 1ってほとんど履いてないというか、そのあとのプレイの方が多くて、私の中でのRoseは今回のRose 1.5に始まり、Rose 2/2.5、Rose 773の訳です。
やっと履ける、当時の憧れを12年越しに体感します!

というわけで、今回は”adiZero Rose 1.5 Restomod”を見てみようと思います。

”Restomod”なのでオリジナルとはそりゃ違います。欲を言うならオリジナルと履き比べをしたいところですが、それはもう叶いません。(もう履けるコンディションでないでしょうし…。)
でも良いんです!オリジナルの特性は出来る限り活かし、現行のテクノロジーで復刻してくれるRestomod然りProtro然り、メーカーには感謝しかありません。
え?開発費節約?別に良いです。それで当時の思い出に少しでも触れることができるのであれば。

今回チョイスしたのはブルー x オレンジ x ホワイトのThe Knicksカラー。
本当はChicagoカラーの段階で飛びつく予定だったんですが、一昨年からKnicksで頑張っているRoseもあり、Knicksカラーを。
(ChicagoからKnicksへのトレードもショッキングだったな…これも長くなるので止めましょう…。)

■ディティール

まずは外観から。

「Roseと言ったらこれでしょ!」な象徴的なハイカットとカットライン。
そうそうこれこれ!もう本当に感無量です。

このアッパーの横に開けられた窓。当時これがめちゃくちゃ格好よく見えたんですよね…。
あとトゥのシュラウド。
アッパーの質感とデザイン・トゥのシュラウドの組み合わせで、最新でありながら少しクラシックなのが当時とても印象的でした。

内側にも窓のデザインはあるものの、こちらは切り抜きせずエンボスとパンチングのみ。このイン・アウトの切り替えがまた好みだったポイント。
横からちらっと見えるヒールのスリーストライプライン。もう全部が恰好良い。
でも1点だけ気に食わない、というか残念ポイントはRose自身のペム(PEモデル)はアンクル周りのアイレットが3段だったんで、そのままリリースしてほしかったこと…。

そういえば当時、足首弱いズ(Rose & Curry)は挙ってハイカットをひたすらに作り続けていた時代。Clutchfit Driveなんかは”Highlight”なんていう最早長靴みたいなモデルもありました。いやー懐かしい。
結果、現在においてはどちらもローカットに落ち着きましたが、当時は「シューズでのフォローをやめたCurryとひたすらにシューズで足首を固めていくRose」の二極化がとても面白かったです。

当時と言えばなSplintFrameの存在。そうそうこれがないと!
こういったフレーム?シャシーって結構効果もあるし、見た目好きだったんですけど、今やだれも使わなくなってしまいましたね…。

外観愛でるのはこの辺にしておいて、早速堪能させていただきましょう!

■ フィット

では堪能させて貰います!

まずはラスト。
基本的にはadiZero Rose 1と粗同等のラスト。
トゥ部分のスリーブにしっかり厚みを持たせており、トゥボックスはこちらの方が少し低めの感触。Rose 1の時はトゥ部分の隙まが少し気になってたので、個人的にはかなり嬉しい違い。

構造はクラシックなシュータン構造。アッパーに下端だけが縫い付けられている物ですが、他のシューズで感じる様なアッパーとシュータンの厚みさによる段差は感じず。
これはトゥボックスに使われている厚みのあるスリーブによって段差を上手く殺している感じです。

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