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Harden Stepback 2 Performance Review

結構侮れない1足かも。

「今日は何を持っていこうかな…。」
皆さんもそういった時に選びやすい1足ってあったりしませんか?
自分において、ここ最近持ち込みやすいのがこの1足。

特に冬場。室温・乾燥状況でフロアコンディションがコロコロ変わるこの時期だからこそ余計にチョイスするシューズって固まりやすいんですよね。
(それでも2連続にならない様に気を付けたりとかはしますが)

四の五の言わずにまずご紹介します!
今回は「adidas Harden Stepback 2」を見てみようと思います。

そう、前作の”Harden Stepback”からいきなり始まった、J.Hardenのセミシグシリーズ。(B/Eは何処へやら。)その第2作目。
今作も前作同様本シグのデザインエッセンスを存分に盛り込んだ1足。
前作もそうだったんですけど、このStepbackシリーズって本当に本シグのデザインをうまく落とし込んでいますよね。素直に関心しています。
さてさて、本シグと比べてどうなのか?単体で見てどうなのか?では早速。

今回チョイスしたカラーはブルーをベースにビビッドな多色を鏤めたポップな仕上がりのこちら。

■ディティール

まず外観から。

もう一度言います、本当に良く似ている、というかよく似せているなーと。
前作もそうですが、アイコニックな部分をうまく混ぜ込んで仕上げているデザインは素直にすごいなーと感じる部分。
しかも構造自体違うのにその違和感を作らずに。

例えば、Harden Vol.5で特徴的なパッチワークの様なデザインはそのままこのモデルにも補強も兼ねて配置されて至り、例えば、シューレースホールを兼ねる中側部サイドのウィングも途中から露出させることで、本シグの後付けのそれっぽさを出していたりと、個人的には並々ならぬ拘りをこのデザインからは感じています。

よくよく見ると仕様の違いや、サイドシルエットの微妙な違いで判別は難しくないんですけど、あまりadidasバッシュに明るくない方だとなかなか判別のしにくいシューズ。現に数名に間違われました。
それほどまでに”っぽく”仕上がっているこのモデル。

そもそも、わざわざ「似せる」意味があるのか?
私個人の見解ですけど、恐らくadidasが想定しているのはメインシグに手が出ない層、例えばスクールプレイヤーや趣味プレイヤーへアプローチする事が目的なのかなと。(昔のDAMEシリーズもそういったプレイヤーへ行き渡る事を目標に掲げていた。昔は。)

話を戻しまして、何れにしても全く別の構造にも関わらずここまでのスタイリングを作っているのは本当に凄いなと。
本シグはあの屈強なインサートとのバランスを取る為か、はたまたHarden自身が望んだ事か、屈強なフューズアッパーにより全体が覆われており、追加パーツ等やデザインの自由度は高かったでしょうが、このモデルにおいてはトゥ部のアッパーはスリーブの表面そのもので、シュータンから連続してそのままトゥまで出ている構造。
これに各所のパッチワーク貼りと中足を左右からメッシュアッパーとフューズ系のウィングでサンドイッチされただけの構成。
つまり「足していってデザインを寄せる」ではなく、「できる限り少ない要素で似せている」をやっているというのがこのモデル。

ではパフォーマンスは?早速堪能させて貰います。

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