Stabil Next Gen Performance Review
ひっそりと存在した新作。(?)
いや、御免なさい。出落ちです。
これ、実はカテゴリ的には”ハンドボール”シューズで、正式なモデル名は”adidas Stabil Next Gen”と言います。
「…は?」
その反応はご尤もと思います。
でもですね、気になったらトライしてみたくなるというのが私という人間でして、実験的に投入してみました!というレポートになります。
一応ちゃんと明示しておきますw
※本記事は”バスケットボール”シューズの評価ではありません。
よっぽどこのシューズに興味があるとか、読み物的に面白いとかでなければ購入をお勧めしません!w
時々振り返って考える事が有るんですけど、抑々”バスケットボールシューズ”って何なんでしょうね。
これはあくまで主観であり、これまで色々なシューズを履いてきた中での感想でもあるんですが、”ぶっちゃけ他のシューズと大して差はない”と思っています。
勿論”特性の違い”が無いと言いたい訳では無くその競技への向き不向きはあると思うんですけど、根本的なシューズの構成として大きく違うという事はなく、皆等しくアウトソールを持ち・ミッドソールをがクッションを担い・アッパーによってサポートとフィットを構築しているという大前提に違いは無い、という事が言いたい訳です。
そして、その大前提において必要なフィット/サポート・クッション・トラクション能力が有ればバスケ”でも”使用できる、と。
そして、メーカーサイドの提示したカテゴライズで幅を制限してしまうのは勿体ないかな、とも。
(なのでAir Max 90でバスケしたり他のカジュアルシューズでバスケしてみたり、はたまた別カテゴリのシューズを持ってきてプレイしてみる事は今後も継続していきます。知りたいですからw)
と、冒頭から大分話が逸れてしまいましたが、という訳で今回は”adidas Stabil Next Gen (PRIMEBLUE)”というモデルを見てみようと思います。
上でも触れた通りこれはハンドボールシューズ。じゃあなぜトライに至ったか?
それは抑々ハンドボールは競技特性的にバスケに親いと感じたから。
インドアコートで且つ相手を振り切る為の横の動き。それに加えてシュートの為のジャンパー。ほら同じ。(な訳が無い。)
もう一つ、このシューズには興味深い構造があった為。それは後程。
では早速見て行ってみましょう。
今回チョイスしたこのシューズのカラーは”東京”らしいです。これは東京モチーフというより東京オリンピックに合わせた物かと。
これと似たカラーでWhite x Blackがあります。おそらくそのカラーをベースにオレンジの差し色を追加したカラーリングかと。
■ディティール
さてまずは外観から。
個人的に「結構行けそうだな!」と感じたのがこのソックスライクなデティール。
Primeknitによる完全シューレースレスシューズをリリースしているadidasという事でこの構造でのフィットには個人的に定評があり、完全ローカットでそれでいてシューレースも付いてれば特に文句も無かろう、と。
しかもインとアウトが別のシューレースホールは緩み辛いというのも加点ポイント。
それでいて、このシューズの名前にも由来となっているStability。
アッパーサイドにプラスチックウォールを熱圧着させることで、横方向の動きに対する強力なフォローを得られる、と。
そしてこのサイドウォールを含むプラスチックはPRIMEBLUEと呼ばれる海洋プラスチックゴミをアップサイクルし、そのリサイクルプラスチックを40%以上含む材質で構成されている、という実はかなりサステナブルなモデルでもあります。
ルックスとしてはもの凄くプレーン。でもその中には開発における色々な拘り等が見らえる・現物見て感じられるというのは個人的にはとてもワクワクしますです。
あともう1点このシューズには大きな特徴が。
それは、ヒールに書かれたこの文字。
そう、このシューズはBOOSTをEVAフレーム(というかフォームで包んでいる)構造であること。
直近ではHardenシリーズで見られるBOOSTフォームを他のフォーム(ハーデンではLightstrikeフォーム)でケージする構造、というのがこのシューズには搭載されているという事。これだけで生唾ごっくんな訳です。
という訳で、肝心の中身を見て行ってみましょう!
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