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トワイニングティー

先日、少し早いクリスマスディナーを兼ねて泊まった都内の某老舗ホテルで、部屋に用意されていたコーヒーがネスプレッソ、紅茶がトワイニングティーだった。

トワイニングティー。使わなかった残りをありがたく持ち帰って職場で飲んでいると、ホテルの思い出というか記憶というか雰囲気というか気配みたいなものをほのかに思い出して豊かな気持ちになれる。


生まれて初めて本気のダイエット、というか減量、を始めたのが今年の6月頃。それでこの夏にかれこれ約4キロ減量できた。かといって目標体重にはまだ到達できていないので今も鋭意継続中なのだけれど、ここひと月ほど摂食欲求というか、糖質欲求がものすごくて間食は増えるし食事量も増えるしで、1、2キロほどリバウンドしてきて困っていた。

…んだけれども、このホテルからいただいてきたティーバッグでお茶を飲んでいると、どうも精神的に充足するらしく、間食を抑えられるらしい(個人の感想です)ことに気がついた。

人体のしくみとして、寒い季節は身体恒常性維持のためにカロリー摂取を本能が促すのは自然なことだと頭では受け入れているけれども、だからといってなんらかの策を講じずにはいられない。

ダイエットコーチのEICOさんによれば、コーヒーとお酒は水分を摂ったことにならないけれども、お茶なら大丈夫とのことなので、この冬の仕事のおともに、トワイニングティーを頼ってみることに決めた。

最近は寒さで水分摂取量も少なくなりがちだったから、温かい紅茶で水分確保できて間食抑制ができて、なおかつティーバッグ1つで水筒1本分は作れるので1日大体20円くらいで仕事中のドリンク代を賄えるならば一石二鳥か三鳥じゃないのと、早速ネットで取り寄せた。

昨日はレディグレイを、今日はゴールデンアッサムティーを飲んだ。5種類ある中から、その日の気分で選ぶのがまた楽しい。

とにかく飽きっぽい性分なのでいつまでこのマイブームが続くか分からないけれど、なんだかちょっと大人になれたような気がしてわくわくする。

高校時代、今でも交流の続く女友達から、当時「紅茶王子」という漫画を借りて読んでいた。作者の絵の感じやストーリーも(多少都合が良過ぎるストーリー展開なきらいはあったけれども)好きだったし、登場人物たちも一人一人がとても魅力的だった。

なので大人になった今でも紅茶というとついその作品の中で設定されていた紅茶の精(=紅茶王子や紅茶王女など)を思い出す。

ちなみにこの作品にはスピンオフ的な続編があって、その続編は今まさに連載中。

漫画喫茶に行った折には新刊をチェックしている。大人になったかつてのキャラクターたちが活き活きと日々を暮らしているのを見るのが懐かしくて楽しい。

というわけで、全然本格的でもなんでもないけれど、「自分なりに紅茶を楽しむ」がこの冬の私のマイブームの一つになった。そのまま自分のスタンダードになるのかどうかは、まだわからないけれど。

少なくともこれからは、紅茶が冬を心穏やかに越すための新しい大事なパートナーになりそうだ。



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