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2年前 2022年7月8日に起きた山上徹也による安倍晋三銃殺事件再考

 ※-1 問題提起-安倍晋三銃殺事件は単なる「統一教会問題」関連の怨恨沙汰に原因した「日本国・元首相の殺人事件」であったのか?

 a) 安倍晋三は本当に,山上徹也の手製散弾銃,しかもパチンコ玉6発をそれぞれ詰めたという3連装の武器から発射された弾丸(3弾✕6個=12個)のうち,何個かが命中して銃殺されたのか?

 いまだに疑問はなくなっていない。好事家のマニア的な単なる「懐疑論」「謀略説」だとして,完全に排除できる安倍晋三暗殺事件であったのか?

この手製散弾銃は「火縄銃」に毛が3本という程度の造りか
あるいはそれ以下かもしれない

後段にも関連した新聞紙の解説を引用してある

 山上徹也が使用した手製散弾銃の殺傷力には疑問を呈する人はいくらでもいた。すなわち,パチンコ玉6発を込めたこの手製散弾銃の「2弾を発射した結果」が,安倍晋三に対して必中必殺でありえたのか,現実的な問題として素朴な疑問が尽きない。

 とりわけ不思議だったのが事件発生直後からの経過であった。たとえば,この事件に関して銃器関係の専門家の発言は皆無であった(と本ブログ筆者のしるかぎりではそういっておくが)。また,その後における関連の経過をめぐる報道なども不思議にも不透明,不徹底な解説に終始していた。

 なかでも,前段のごときの疑問を呈するとこれに応えたなかには,「オマエは陰謀論に頭がイカレタ立場から妄言だ」という非難が浴びせられることも多々あったようだが,これまた実に奇妙な反応だったというほかない。

 b) 本ブログでは,いったん2022年7月22日に書いて公表していた記述だが,その後,ブログサイトを移動していた事情もあって,このブログ『現代日本社会の諸相』では,当該の記述を2023年7月20日付けで,新たな更新もくわえて改訂して再公表していた。

 この記述のなかで本ブログ筆者は,中田健二『安倍元首相を狙撃したのは本当に山上なのか?』2023年7月(アマゾン通販,書籍版 ⇒次段に紹介)の問題提起をとりあげ,安倍暗殺事件の「裏舞台に控えている闇」をいま,あらためて究明する必要があるのではないかという点をめぐり記述してみた。

 本日はあらためて,「この日本国内外に潜んでいる〈魑魅魍魎〉ぶり」が解明されないでいい理由など,いっさいないはずだという問題意識をもって記述してみる。

 ここではつぎに,【参考文献の紹介:アマゾン通販】から,中田健二の本ともう1冊,柴田哲孝『暗殺』2024年6月刊も紹介しておく。


 c) さて本日は2024年7月9日であり,山上徹也による安倍晋三「銃殺事件」が起きた2年前の7月8日という日付は,前日の七夕に実施された東京都知事選挙に向けられた関心の高さによって,いくらか陰が薄くならざるをえなかった。

 とはいえ,山上徹也「真犯人説」をめぐり少しでも疑念を抱く者たちにとって,この殺人事件は単に「一国の首相が射殺された」,それも統一教会問題がらみであったという事件としてのみ片付けられうるのか,さらに特定の疑いがもたれても,なんらおかしくはなかった。

 上記に紹介した中田健二の本を広告していた【参考文献の紹介:アマゾン通販】には,すぐ下に,こういう Kindle 版の書籍も販売されていた。

 以上のごとき問題点が完全には否定できないまま,つまり,残されたままで時間が推移していくとなれば,このまま,歴史の闇のなかに押し流されてしまうだけの事件となるのか。

 さらなる関心や疑問を抱いて,この事件の真相を徹底的に洗い直してみようとする意図はけっしてムダな作業ではない。くだらないといって一笑に付す問題でもない。

 ジョン・F・ケネディの暗殺事件は,事件の処理はいちおうなされてはいるものの,真犯人が捕まったということでない点は,以前からごく常識的な理解であった。

 安倍晋三が殺された事件もまた,単なる統一教会問題が背景にあって,これが基盤に発生したものだったとだけ,つまりしごく単純な事件だとみなし済まそうとすることは,表相をなぞっただけの意見である。

 本日のこの記述は,そうした疑問点が残されたままの安倍晋三銃殺事件が,問題の処理じたいとしては済まされた形式を採っていたところで,今後においてさらに,「なんらの関連する出来事(ヒトの命にかかわる事件)」が起きないとはかぎらない,という懸念を抱いている。

 

 ※-2「安倍氏暗殺の真相に関して,完全にメンツを潰された奈良県立医大の福島教授は,命が危ない!」『新ベンチャー革命』2022年8月29日に関連させて,前文的な議論

 a) このブログ『新ベンチャー革命』2022年8月29日,No. 2900,http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/16490794.html は,安倍晋三の銃殺事件が起きてから50日ほど経過した時点で,この記述を公表していた。

 なお,この記述じたいは,※-3に進んでから引照・議論するが,その前に,この※-2においてしばらく,関連する議論を先に記述することにしたい。

 ブログの標題「安倍氏暗殺の真相に関して,完全にメンツを潰された奈良県立医大の福島教授は,命が危ない!」という文句は,これまで関心をもってこの殺人事件を観察してきた本ブログ筆者も,これにほぼ似た感想を抱いてきた。

 ということで,『新ベンチャー革命』の記述そのものを紹介・吟味する前に,本ブログ筆者の問題意識を以下に説明しておきたい。

 b) 最初にこういわねばならない。「なぜ」ならば,奈良県立医大福島英賢教授の安倍晋三「遺体」の解剖所見は,山上徹也の手製散弾銃を被弾した事実をめぐり,基本的にまだ不詳な諸点を残したままだからである。

 福島教授は,被弾した安倍晋三がまだなんとか生きていたとき,この安倍の身体から取りだした弾丸が「山上徹也が発射した手製散弾銃のパチンコ玉であったかどうか」については,言及をしていないまま今日まで来た。

 この点は実に本当におかしいし,かつあやしい事実・事情(途中経過の推移)でもあった。

 ふつうであれば,銃弾によって殺された人間の遺体からその銃弾をみつけてとりだし,これを証拠として保全する手順は必須。法医学を専門する外科医の立場でなくとも,その程度の予備知識は当然に,もちあわせていたはずである。

 c) だが,事件発生から1週間も経たない時点であったが,『現代ビジネス』が『週刊現代』の記事の要約版として報道した文章のなかには,関連してこう書かれていた段落もあった。

   ◆【安倍元首相襲撃事件】銃創に挑んだ奈良県立医大・                 福島英賢教授の死闘 救急医療のエキスパート ◆
  =『現代ビジネス』2022年7月13日,                        https://gendai.media/articles/-/97456?page=3

 福島教授は会見で「大量に出血し凝固する力を失っていた。いろいろなところから出血しており,完全に止血できたとはいえない。ある程度大きな血管はコントロールできたが,心拍は再生しなかった」と説明している。

 「犯人が使ったのは自家製の銃で,小さな弾が体内で反射しながら臓器を破壊したと考えられます。弾も見当たらなかったようなので,臓器損傷の予測もできず,治療はきわめて困難だったはずです」

『現代ビジネス』2022年7月13日

 補注)パチンコ玉の大きさは直径11ミリで,遊技球には 5.4グラム以下 5.7グラム以下の質量のものが使用されている。

パチンコ玉実例

 もしも,山上徹也以外に別の狙撃犯がいたと仮定し,通常のライフル銃(狙撃用のそれ)で射撃したと想定した場合,もっともありうるのは,弾丸径, 7.8mm(0.308インチ)を使用して狙撃することである。

 その発射される弾丸(ここでは弾頭のことになる)の全長は,つぎの画像に描かれているような形状をしている。この弾頭(弾丸)が被弾した人間の身体のなかに貫通せずに残る場合は必らず,その射入口から近くの体内どこかからそれがみつかるはずである。

左側は弾頭を装着するまえの薬莢
弾頭と薬莢を別々にした画像

〔記事に戻る→〕 会見で福島教授は「私がお伝えするのは経過と症状のみです」と話し,マスコミの質問にも動じることなく対応した。地方救急医療を支えてきたプロフェッショナルとして,福島教授は「元首相の命を救う」という重い任務を最後までまっとうした。

『現代ビジネス』2022年7月13日・続き

 d) 以上のような福島英賢教授の話に関連させては,安倍晋三が実際に「山上徹也の撃った手製散弾銃を被弾し」たのち,救急車で近くの病院に搬入されようとしたけれども,治療がより適切にできる奈良県立医大にまでヘリで搬送することなった。

 というしだいで,こんどはヘリによる搬送に移ったが,この段階(機中など)においては,すでに当然のこと救命救急体制による治療がくわえられていた。

 そして,その搬送がなされていた段階(過程・途中)において,安倍晋三の体内には貫通せずに残されていたはずの弾丸について,これがみつかったの・みつからなかった(なくした?)のかといった経過が報告されていた。ともかく,どこかで紛失したという報道もあった。

 「当時の報道」(その段階から安倍晋三の体内でみつからない弾頭があったとかで)に関しては,素人のわれわれの耳にもずいぶんアイマイというか,ひどく不透明でわかりにくい,つまり,ひどくいいかげんで不注意な事態が進行していたかのように感じられた。

 e) だいたい,パチンコ玉とライフル銃弾とでは体内に命中した段階から,その動きの特性は,同じであるとは思えない。これは弾頭の形状の違いからも確実に現象する結果ではないか。骨などに当たっていた場合には,受傷した個所に残される傷口に異なった特徴は生じないのか?

 参考にまで触れると,火縄銃は銃身長1m前後,口径 10 ㎜の鉄砲であり,これが発射する弾丸は円球で,その有効射程は 200m,最大射程は 500mに達するという。

 はたして,パチンコ玉(直径11㎜)を1弾で6個まとめて発射させる山上徹也流の手製散弾銃の威力は,いかほどのものであったのか? 「火薬の分量」や「手製の銃身の造り」からみて火縄銃よりは,よほどお粗末な作品ではなかったのか? 

山上徹也手製の散弾銃「解説記事」

 f) 事件後,奈良県警(あるいは警察庁自身)が山上徹也式の散弾銃を真似て製作(模作)したうえで,その性能なり殺傷力のほどを検証したという話も,本ブログ筆者は聴いたことがない。むしろ,市井にいる民間人たちがそのあたりの「製作と発射実験を」吟味した人は,何人が居た〔ことをネット上でしりえた〕。

 ともかく,元首相が殺された大事件であったにもかかわらず,通常であれば詳細に検証されるべきであった,それも犯行に使用された武器じたいに関して,その性能などを「まともに細かく詮索する」「捜査」が,マジメになされたようには思えなかった。奇妙というか不思議ななりゆきがあった。 

 g) ところで,銃創(被弾した人間が受ける傷)は,その「形態による分類」によって,こう説明されている。

 ▲-1 貫通射創(perforating GSW)-銃弾が身体を貫通して生じた創
 頭蓋,胸腔,腹腔などの体腔を貫通したものを穿透創という。射入口と射出口を有する。射入口は円く,創縁は挫滅され,大きさは銃丸直径より小さいことが多い。

 三八式歩兵銃の場合,直径3 - 4ミリメートルである。射出口は円く,あるいは楕円形で,射入口より大きく,不正変形しているのがつねである。骨の損傷を伴う場合などでは射出口が著しく大きく,また不正裂創状であることがある。
 
 近距離銃創では射入口が比較的大きく,創付近が煙渣で黒くなるのがつねであるので,射距離の判別ができることがある。

 ▲-2 盲管射創(penetrating GSW)-銃弾が人体内に留まっている創

 ▲-3 散弾射創((shotgun wound)-散弾によって多数の射創が同時に発生した創

 ▲-4 擦過射創(graze wound)-銃弾が人体表面を擦過して出来た創
いわゆる,弾がかすった状態である。

銃創の分類

 ここでは事件の説明となり,関連する図解を並べておく。上から2葉は,奈良県立医大福島英賢教授の説明に基づく図解である。

つぎの画像も同じであるが上斜めからの射入口となっている
同上
矢印の射入口は?
この違いを見過ごせるのは権力体制側か
それとも国民たちの側か?
この図解は以上の4画をまとめている
つぎの図解も同旨
従前


 ※-3「安倍氏暗殺の真相に関して,完全にメンツを潰された奈良県立医大の福島教授は,命が危ない!」『新ベンチャー革命』2022年8月29日〔の引照〕

 1.日本の警察機構は,あの安倍氏暗殺事件をどこまでも,山上某による単独犯説で逃げ切ろうとしていることが,もうミエミエ!

 本ブログ〔『新ベンチャー革命』』では,あの安倍氏暗殺事件(2022年7月8日発生)以来,もっぱら,この事件について取り上げることが多くなっています。

 なぜなら,この事件は,その後の進展が矛盾だらけだからです。

 さて,本ブログでは,この事件は,山上某による単独犯説ではなく,ケネディ暗殺事件と同様に,組織犯罪事件と観ています。もしそうなら,単独犯でケリをつけようとする日本の警察機構も,この組織犯罪の一味にくわわっていることになります。

 いま,日本国民の多くは,上記,警察機構の対応に強い不信と疑惑を抱いています。その疑惑は,薄れるどころか,日々,濃くなっています。

 2.日本の警察機構が,安倍暗殺事件を,強引に山上の単独犯説で逃げ切ろうとしているなら,銃撃された安倍氏の救命医療に係わった,奈良県立医大の福島教授の再会見は必須!

 日本の警察機構が,安倍氏暗殺事件を単独犯説で押し切ろうとしているなら,最低でも,奈良県立医大の福島教授の2回目の記者会見は不可欠でしょう。

 なぜなら,警察機構の企むシナリオを押し通すためには,事件当日の夕刻,記者会見をおこなった奈良県立医大の福島教授の証言の修正が必須となります

 その意味でも,同教授による2回目の記者会見は不可欠です。このままでは,福島教授は,事件当日,日本国民に大ウソをいったこととなり,本人の信用が失墜するのは間違いないのです。

 3.このままでは,福島教授の命があぶない!

 いまの警察機構は,公に,福島教授の証言を否定しているわけですから,このままいくと,福島教授は,日本国民に大嘘をついたことになり,同氏の信用は完全失墜します。

 そこで,いまの警察機構は,福島教授に対し,なんらかの圧力をかけていると思われますが,同教授は,世間に対して,信用失墜したままになることに我慢できなくなって,マスコミなどに,秘かに,真実を告白するかもしれません。

 一方,そのことを強く警戒する日本の警察機構は,なんらかのカタチで,福島教授の口封じを企む危険もあります。

 しかしながら,福島教授による安倍氏への救命医療には,20人くらいの医師や医療スタッフが係わっていたといわれていますから,安倍氏の受けた致命的銃創の真実を,上記の医療スタッフの誰かが,秘かにマスコミにリークする可能性もあります。

 だからといって,日本の警察機構は,彼ら20人のスタッフ全員の命を奪うことは,不可能です。いずれにしても,警察機構のトップが責任を取って辞任するくらいで,国民の疑惑が収まることは絶対にありません!

【参考記事】-孫崎 亨の見解-

これは当然の疑問

 

 ※-4「安倍晋三元首相が暗殺された本当の理由」『阿修羅 掲示版』,投稿者 魑魅魍魎男 日時 2022 年 7 月 19 日 16:56:22,

 以下に参照するこの記事のリンク先住所は,以下のものである。

 --すでにいくつか記事を投稿したが,数々の証拠から,安倍晋三元首相の襲撃には山上容疑者だけでなく,別の狙撃手がいたことは確実である。では誰が何のために元首相を暗殺したのか? この点については,まだあまり議論されていないようだが,私はこう推察する。

 つまり,安倍元首相は極右に傾き,米国の意向をまったく無視するようになり,それが米国の逆鱗に触れ,暗殺されたということだ。これだけの大物の暗殺は,米国が関与しないかぎりありえない。

 田中角栄,小沢一郎,橋本龍太郎,中川一郎・昭一親子など,米国の意向に逆らって失脚させられたり,不審死した政治家は数知れない。その延長線で,今回の暗殺をとらえるべきだろう。

 安倍政権〔の第2次政権〕は,長期化するにしたがい,より極右的な姿勢を打ち出すようになった。

 改憲について米国の意向は,米国から兵器を買ってもらい軍備を充実させ,中国や北朝鮮に日本が対抗できるようにすることだったが,あくまでも主導するのは米国であって,日本に勝手なことをさせるつもりはない。

 補注)安倍晋三に比べたら岸田文雄のあの「対米忠犬ぶり」ときたら,見るに堪えないほどみごとであった。

忠犬フミオ君の笑顔
アメリカのボケた大統領の褒められ有頂天

 ところが,安倍氏は,自主憲法を制定して本当の独立を取り戻すと主張し始めた。同じ改憲でもその意図するものはまったく違うのである。

 これが普通の政治家ならともかく,安倍氏の祖父・岸 信介は米国CIAのエージェントでもあり,長年,米国と緊密な協力関係を築いてきた仲である。

このような輪(和)もあった
前列マスク姿が山上徹也

 東條英機の右腕となって戦争犯罪に加担したA級戦犯・岸信介を無罪放免にしてやったのは誰か。彼や弟の佐藤栄作を裏で支援して総理にしたのは誰か。その政治基盤を受け継いで,2期に渡る長期政権を維持できたのは誰のおかげか。

 そういった恩も忘れて,増長して,独立だ自主憲法だと暴走を始めた安倍氏に米国の怒りが爆発したことは想像にかたくない。

 とくにオバマ米民主党政権〔当時〕は,かねてから安倍首相(当時)の極右的な姿勢に批判的であったが,ついに今回,堪忍袋の緒が切れたということだろう。

 そして,日本に極右化,再軍国化,戦前回帰の兆しを感じて,まったくいうことを聞かなくなった安倍氏を葬ることにしたのだろう。

 そもそも安倍氏には,自分の祖父たちが引き起こした侵略戦争に対する歴史的認識も反省もまったくないし,自分の立場というものがまったく理解できていない。

 彼がもう少し賢く思慮深い人間だったら,米国と良好な関係を維持しながら,日本の真の独立を模索できたのではないか。

 これ〔安倍晋三の暗殺〕は「勝手なことをすると,こうなるぞ」という他の日本の政治家に対する警告でもある。暗殺事件の真相をしり,震え上がっている人もいるだろう。

 この暗殺事件が日本の政治に与える影響は予測不能である。極右勢力がなりを潜めるかもしれないし,逆に反発して暴走し始めるかもしれない。それはまだわからない。

 補注)しかし,最近の右翼陣営は「本物ではなくなってきた」。アメリカに抵抗するのかどうかさっぱり分からぬ集団・連中しか,それも居るのか居ないのかさえはっきししない,このごろである。

〔記事に戻る→〕 だが,一つはっきりしているのは,この暗殺事件は山上容疑者の怨恨による単独犯行ということにされ,真相はけっして明かされないということだ。

 ◉ 以下での(関連情報〔諸記事のリンク先住所〕)は割愛する。

 

 ※-5「【本人直撃】「安倍元総理銃撃の真犯人は山上ではない」公安調査庁ベテラン調査員のメール流出の衝撃」『NEWSポストセブン』2023年1月30日,https://www.news-postseven.com/archives/20230130_1836192.html?DETAIL

 公安調査庁といえば,日本の治安を脅かす団体や組織を監視するために情報収集をおこない,国家の安全を守る重要なインテリジェンス機関である。その公調から,衝撃的な内容のメールが流出して,内部で大騒ぎとなっている。

 「安倍(晋三)元総理射殺の真犯人は山上(徹也・被告)ではない。別のスナイパーがいて,それを証明する動画などもあるが,マスコミから無視されている」

 ネットで出回っている “陰謀論” のひとつではあるが,テロ組織を監視する公調からこんな情報が出まわり,仮に調査などがおこなわれているとすれば事情は違ってくる。なにが起きているのか。公調関係者が語る。

 「送り主は本庁の経済安全保障特別調査室のベテラン調査官のA氏です。複数の職員に対して,そうした文面をメールやSNSなどで送っている。一斉メールではなく,内容はほぼ同じでも,相手によって微妙にいいまわしを変えている」

 「万が一,流出した場合に誰から漏洩したか特定できるようにしたのでしょう。そこまで周到なのだから,本人は重要な情報と考えているのだろうが,内容が内容なので受けとった職員たちはどう対処したらいいのか……」

 岸田政権は海外などからのサイバー攻撃への備えや先端技術の流出防止を目的とする経済安全保障に力を入れ,経済安保特命相ポストを新設,内閣官房に「経済安全保障推進会議」,内閣府には「経済安全保障推進室」を設置した。

 公調の経済安全保障特別調査室はその情報収集を担う部署で,昨年〔2022年〕4月に発足したばかりだ。

 その “花形部署” のベテラン調査官が “掴んだ” 情報ということらしい。であれば,公調は組織として安倍元首相銃撃事件の “真犯人” を調査しているのだろうか。

 「それはありません。Aさんは少し変わった人で,職員や関係先によく真偽不明の情報のメールなどを送ってくる。実績のあるベテラン職員だけに,上層部も困惑しているようです」(別の公調関係者)

 ■ -1「Qアノンは陰謀論ではない」

 本誌・週刊ポストは文面の一部が流出したものを入手した。A氏は「ディープステート」(D S=闇の政府)が米国を裏で支配し,トランプ前大統領が,落選した米大統領選挙の不正やロシアのウクライナ侵攻の裏で暗躍している,という主張を綴っている。

 「Qアノン【*】の主張は陰謀論ではない」

 【* / 「アメリカは世界を裏で支配する闇の勢力・ディープステート(D S)に操られている」「D Sは小児性愛や人肉食を行なう悪魔崇拝者の集まりで,トランプ前大統領がD Sと戦う救世主」などと主張している集団】

* の註記)

 「トランプの選挙不正は事実。なぜ陰謀論といわれるのか。それは闇の政府の D S が裏で関係しているから」

「トランプは D S の闇を暴こうとしているが,D S によって真実が報道されることはありません」

 「D S の存在が否定されるほうが彼らにとって都合がいい」

 概略,こうした文章が並んでいる。前出・公調関係者はつぎのようにいう。

 「A氏は『公安には D S の存在に気づいていない職員が多い。リベラル化してしまっている』と公調の現状を憂いている」

 どうやら,同僚や部下の職員たちに “闇の政府” の存在を知らしめることが送信の目的らしい。

 A氏が個人的にどんな思想や信条をもとうと自由だが,公安調査庁という政府機関の一員が,組織内に「陰謀論」を “伝道” しようとしているとすれば話は違ってくる。

 インテリジェンス研究が専門の小谷 賢・日本大学危機管理学部教授が指摘する。

 「公安調査庁にそんな職員がいるとは耳を疑う内容です。それが世に伝われば,少なくとも世界のインテリジェンス界は,公調の情報分析力に疑問を感じることでしょう。D S やQアノンを信じているということは,分析能力に欠けているということです。それをその職員は,個人の心のなかにしまっておかず,同僚に示している」

 「陰謀論であっても,情報を扱う公調の調査官がそうした情報を外部に伝えれば,情報漏洩になります。ただ,この職員が内部関係者だけに伝えているのだとすれば,意外に冷静で,まだ自制的ともいえます。陰謀論を信じた職員がいた場合の対応は,公務員だから解雇はできないが,重要なポストには置けないでしょう。たとえば,“情報を扱わないポジション” などの閑職に異動させるというのが組織としての対応ではないでしょうか」

 ■-2「それは私の内面の話」

 本誌・週刊ポストはA氏本人を直撃した。

 「そのメールが自分が出したかどうかはノーコメント」「そうであったとしても,私的なメール,発言についていわれても困る」という押し問答の後,陰謀論を信じているかについて,こう語った。

 「それは私の内面の話であり,ごく親しい間の人では,そういうことに触れたかもしれないが,それは,一般論ですから。私は一般論として,多角的な考え方をする。最終的な結論を出すには,物事をみる時にいろいろな見方をしてからするべきではないかと考えています」

 「私が,たとえば YouTube に出て話をしたというのであればご批判も受けますが,出したかどうかもはっきりしないメールについていわれてもそれは困ります。私的なメールのことなので,内面のことで断罪されるのか,という話です」

 公安調査庁は「当庁からお答えすることはございません」(広報室)と回答した。

 「経済安保重視」を政権の看板に掲げる岸田首相は,その経済安保にかかわる情報収集の第一線に立つ政府の職員が「安倍銃撃の真犯人は山上ではない」という陰謀論を伝道している事実をどうみるのか。

 ◉ 以上『週刊ポスト』2023年2月10・17日号からで,引用はここまで。

 --やはり,こういう話が内部から漏れてきましたね。

 数々の証拠から山上とは別の狙撃手が安倍元首相を射殺したのは明らかで,政府内部の人たちもそれをしっているということです。

 ◉ こちらの「関連情報」の一覧は以下に出しておく。「陰謀論」と決めつけたい人は,参照の余地なしの記述と判断する。なお,以下の出典はすべて『阿修羅 掲示版』である。

 ★-1「安倍元首相暗殺 ショットガンの威力は凄まじい 散弾が1発だけ左上腕に当たる不思議」(拙稿 2022/9/2) http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/862.html

 ★-2「安倍元首相暗殺 山上容疑者の隣にいた白いヘッドホンの女が怪しい」(拙稿 2022/8/29) http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/820.html

 ★-3「安倍元首相暗殺事件 左後ろの男(カメラマン)が怪しい 狙撃直前に安倍氏の真後ろから端に移動」(拙稿 2022/8/12)http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/616.html

 ★-4「安倍元首相暗殺も疑惑のデパートである」(拙稿 2022/7/21)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/354.html  

 ★-5「安倍晋三元首相が暗殺された本当の理由」 (拙稿 2022/7/19)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/332.html 

 ★-6「安倍元首相暗殺 山上容疑者の弾丸は90メートルも飛ばない 
警察はとんでもなデッチ上げを行なっている」(拙稿 2022/7/17)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/310.html

『阿修羅 掲示版』の記述にはけっしてバカにしては
いけないものがある

---------【参考文献の紹介:アマゾン通販】--------

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