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My Favorite Things 「冒険者たち」 


「冒険者たち」 1967年仏

 監督ロベール・アンリコ
 CAST アラン・ドロン/リノ・バンチュラ/ジョアンナ・シムカス
 音楽 フランソワ・ド・ルーペ

始めて鑑賞したのは、16歳の夏
アラン・ドロンがメチャクチャカッコよかった!
当時、理解できなかったことは、ヒロインのジョアンナ・シムカスが選んだのは、アラン・ドロンではなく、おっさんのリノ・バンチュラ??
でも、大人になるとその理由も理解できるようになった。

https://www.youtube.com/watch?v=OFXoj8ZuYd4


前衛芸術家を目指すレティシア(ジョアンナ・シムカス)
パイロットのマヌー(アラン・ドロン)


エンジニアのローラン(リノ・バンチュラ)とマヌー

この映画のキャッチフレーズとして良く使われるのが「青春映画の金字塔」青春というワードには、30代役のアラン・ドロン、40代役のリノ・バンチュラには、いささか違和感を感じるが、「男同志の友情」「叶わなかったそれぞれの夢」「切ない三角関係」「宝探し」「青い空と青い海」、この映画のエッセンスが青春という表現を受け入れているのかと思う。


アクロバット飛行士のマヌー(アラン・ドロン)とエンジン開発に挑むローラン(リノ・バンチュラ)はある日、前衛芸術家の卵レティシア(ジョアンナ・シムカス)と出会います。それぞれの夢を持った3人は厚い友情で結ばれ、いつしか不思議な三角関係が生まれていきます。それぞれが夢を追う3人でしたが、結果的に夢破れることになります。コンゴ沖に沈む財宝の情報を聞きつけ、一攫千金を探す旅に出ることになります。


レティシアに恋い焦がれるマヌー、ローランに「あなたと一緒に住みたい」とレティシア。青い海に照り付ける太陽の下で、微妙な三角関係が進行していきます。ギャングとの銃撃戦でレティシアを失い呆然とするふたり。
レティシアの取り分の財宝を家族に届けるふたり。そこにはふたりのレティシアに対する深い思いが。

ラストは、追ってとなったギャングとの銃撃戦で瀕死のマヌーに対して
「レティシアはお前と暮らしたがっていた」とローラン
「嘘だろ」マヌー
最後まで男の友情を貫き通すローラン

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追悼 アラン・ドロン


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