過剰に反応してしまう芸能人の妊娠出産ニュース

芸能人の妊娠出産ニュースを見るとどうしても複雑な気持ちになってしまう。

芸能人だからといって妊娠出産したことなんて無理に公表せずに体調不良ということにして急に休んでもいいのに、と思ってしまう(体調不良ということにしておいても、真のファンは勝手に心配するものの、後に子供の都合ということがわかれば普通に安心すると思う。)。その後、もし辛い結果になったら本人がもっと辛くなるだろうに、と兄弟と息子の流産死産経験のある私はどうしても考えてしまう。
たしかに、ほとんどの場合は無事出産して母子共に健康というニュースが出てくるので、それほど気にすることはないのだろうけれど。それはそれで安定期突入後に残念な結果になる確率がかなり低いということを思い知らされて、弟|妹と息子を死産をした身としてはいたたまれない気持ちになる。なかなか授からない人達も私とは違う複雑な思いを抱えているだろう。

そのようなたくさんのニュースがある中、赤ちゃん関係の不幸があった後に活動している芸能人を見かけてとてもほっとすることがある。
強く印象に残っている2例を紹介する。
調べたらどなたのことかわかると思うが、ここでは芸名イニシャルで表記する。

●Aさん

まだ私自身が将来妊娠することを想定していなかった時期に、タレントAさんの死産のニュースを見た瞬間に泣いてしまった。Aさんは不妊治療を経て妊娠し死産という結果になったのだが、考えれば考えるほど私まで辛くなってしまった。もちろん弟|妹死産時のことを思い出した。
その後、私が息子を妊娠中に、Aさんが無事出産されたというニュースを見た。前回と違い、出産前に妊娠を公表していらっしゃらなかったようで、知ったときは私もとても嬉しかった。
さらに後に私も死産するのだが、その方が無事に出産されたことを度々思い出して希望を持つことができた。最近Aさんをまたテレビで観ることがあり、良かったと思いながら育休中の平日に少し落ち着いてテレビを見ることができる幸せを感じている。

●Fさん

息子死産から娘妊娠の合間に、芸人Fさんにお子さんが産まれたことを知った。
YouTubeでコンビのネタ動画しか上げられていないときから個人的に好きな芸人さんだったのだが、実は産まれたお子さんは第二子で、第一子を既に亡くされていたことをそのときに知った。
普段テレビやYouTubeでその方を観ていたが、プライベートでそんなことがあったとは思わなかった。辛かっただろうに家族のためにも仕事を頑張っていたのだろうと想像した。ただ、そんな想像をしてもFさんが面白いのに変わりなかったので本当にすごいと改めて思った。後に娘妊娠中に観たYouTubeに息子さんが登場してとても嬉しかった。

最後に

このお二方に関してはまだ最近のことで、自分の妊娠中やその前後に動きがあったのでとても印象に残っている。他にも似た境遇がありながらテレビ等に出続けている方もいらっしゃると思う。子供を亡くすと自分だけが周りから取り残されているようで辛く感じられることもあるだろうけれど、芸能人等の例から自分1人ではないと思えば少し気楽になるかもしれない。

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