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9/21(土)中山8R 清秋JS


メンバーを見て

昇級組が多めのメンバー構成であり、家賃が高いのではと思ってしまうような馬が多い印象です。
また、上位人気が予想されている馬たちの中には
「ゲート難」がある馬が多く、最初のポジション取り予想が非常に難しいと感じるメンバーです。

展開予想

主張したいのはファルコニアでしょうが、「主張出来るのか」は別問題であり、本馬がゲート周りをどのように対応するのかが1つ大事になります。
3走前の中山2880mでの未勝利戦で大外枠(最後入れ)でもゲートが出負け気味だったのは気になる要素であり、そのレースでハナを切れたのもテンの速さがない馬たちが多かったメンバー構成だったのが本馬がハナ切れた背景としてあります。

1、ファルコニアがハナを切れた場合
「引っ掛かる」という特徴からアスターディゴンは抑え気味な乗り方でも前目には居そうで、最内枠を引いたオオキニも森一馬騎手がインを譲らないであろうという考え+飛越の勢いが1戦ごとに増していることから前目に居ると予想しています。
序盤の先団の隊列としてはその3頭が形成していくとは思うものの、ヴァリアメンテは2周目の正面スタンド前までには番手付近にまでポジションを上げて来そうであり、ファルコニアを見ながらの早めの競馬を展開して行くと想定を立てています。
となるとペースとしてはミドルペース寄りに仕上がりそうであり先団馬群から1〜2列後ろに付けられそうな馬たちを狙うべきではないでしょうか?

2、ファルコニアが行けなかった場合
こうなってしまうと全く予想が付きません。
テンからのスピードを考えるとオオキニは行ける馬ではあると思いますが、昨年のオメガエリタージュでの乗り方をして来そうにも思えるため…。
スマイルスルーは大外枠+イン意識の強い高田騎手ですから下げるでしょうし、アスターディゴンもハナを好むタイプではないのだが行ってしまうというパターンはありそうであるのが難しい点。
ピーターサイトもさほど早いタイプではないため、これらを考えるのならばファルコニアがハナのパターンに予想軸を置いてみようと思います。

◎7、ヴァリアメンテ
◯3、ナリノモンターニュ
▲11、ブリヨンカズマ
△6、ファルコニア
☓1、オオキニ
★12、スマイルスルー

◎7、ヴァリアメンテ

こちらが1番人気じゃないのに驚いているのですが、自分から動けて「レース自体を動かすことが可能」という点から軸馬として評価したいです。
前走の京都HJではゲートで出負けしての最後方からの競馬になりましたが、1コーナー部分で一気に外から前目に押し上げるような競馬を取ったものの、三段跳びで想像以上にブレーキがかかったことにより無駄脚を使ってしまう厳しい競馬内容。
三段跳び後の正面スタンドに向けての区間では、トライフォーリアルと接触した部分があったりなど苦しい場面もありましたし、最終障害でも完歩が合わない苦しい飛越をして「押し上げきれない」ようなレースになりながら直線で鋭く伸びた点からこの馬の能力の高さは証明済であります。
今回も相手にする馬が前目で明確に定まっているのは良く、鞍上も昨年度制しているようにコースレイアウトをしっかり把握していますから、早め早めの競馬を展開してくることが想像可能です。
軽度の骨折休養明けとはなりますが、中内田厩舎らしく坂路&CWコース併用でじっくり乗り込まれていますし、強度自体も3度にわたって強めから一杯に追っているように状態不安は無さそうです。
(そもそも1戦を無駄にしないという厩舎方針)
バンケットを極端に苦にしなければ無難に走ってきそうですし軸馬としてはこの馬を推奨します。
「誠の心」ここにあり!

◯3、ナリノモンターニュ

この馬とヴァリアメンテが異なる部分は「受け身の競馬しか出来ない」という点であり、その辺りを踏まえると相手筆頭までの評価に留めました。
東京JSはそもそもメンバーレベルが高く、この馬自身の適性とコースレイアウトがかけ離れていたことや道中でスムーズさを欠いたことからも度外視が可能であり、2走前のペガサスJSの内容を見ると中山コースへの適性の方に魅力を感じます。
そもそもペガサスJSの入線順を振り返ると…
1着 ビレッジイーグル (当レース3連覇)
2着 アサクサゲンキ (重賞でも常連馬)
3着 サンデイビス (次走京都HJで重賞制覇)
4着 ロスコフ (東京JS2着、次走小倉SJ重賞勝)
5着 ナリノモンターニュ
というように先着を許した馬に関しては後の重賞戦線で活躍を見せている馬であり、この馬たちを相手に善戦した内容は大きなアピール材料です。
また、「レース当日はイン圧倒的有利のトラックバイアス」であり、ビレッジイーグル、アサクサゲンキはインをしっかり使っての上手い競馬をシているのに反して、押し上げ時にはやや外目を回して4コーナーから最終障害飛越はひたすらに狭い部分を通らされた内容から決して恵まれての好走ではなく「能力だけで上位に来た」内容でした。
今回恐らくヴァリアメンテが前目を早めにプレッシャーかけていくレースになりそうですし、漁夫の利を受ける展開利に注目してのこの評価です。

▲11、ブリヨンカズマ

週中ではこの馬に本命を打とうと考えていましたが、ゲートで後手を踏む馬なだけに8枠という初期条件は良くなく、いつも調教で動かないタイプとはいえあまりにも時計面が平凡だったことの2点から2つ印を下げての3番手評価に落ち着きました。
この馬で注目したいのは6走前のイルミネーションJSの内容であり、最終障害で落馬して競争中止という残念な結果に終わったものの、ロックユーがレコードタイムでの勝利したかなりレベルの高いレースの中で外枠から流れに乗り、最終バンケットを上がってきてからの手応えは抜群であり、最終障害さえクリアさえすれば、最低でも3着は合ったのではないか?と思わせるレース内容でした。
この馬は勝ち上がった未勝利戦のVTRを見ても分かるように、バンケット周りの処理が非常に上手であり、「自分から動いていける」という部分から「レース自体を動かせる」立ち位置の馬です。
そして近2走の伴啓太騎手の作戦を振り返ると… 
2走前 : オープン(京都3170m)早め先頭の競馬
前走 : オープン(福島3380m)後方一気の競馬
というように「両極端」な乗り方を展開しており、色々「試行錯誤した乗り方」のように個人的には思えた為、この2戦を踏まえて鞍上がどのような競馬をしてくるのかに注目したいと思います。
京都で最終障害部分でミスしていることやイルミネーションJSの落馬部分も最終障害だったことは1つ鍵ですが、クリアさえ出来れば上位進出も?

△6、ファルコニア

こちらがヴァリアメンテより人気しているのは恐らく「前が圧倒的に有利」というコースレイアウト+平地力という部分であると思いますが、展開予想の部分で触れたように決してゲート周りが安定しているような馬ではありませんし、飛越も安定性に欠けることからも今回はややプレッシャーのかかる競馬になるのでは?と推測しています。
当然ながら中山2880mを3:10:8で走破しているように「高速決着になりやすい+コース替わり1週目の中山」という条件は馬場的に魅力的であるのですが、アスターディゴンやオオキニもある程度は序盤部分で主張してくるでしょうし、後ろから動いてくる馬たちもヴァリアメンテ、ブリヨンカズマなど近走相手とは一味違うレベルの馬ですし、本馬にとってはタイトな競馬が想定されます。
そして何よりも「約2F距離延長により本馬にとって理想的な離し逃げがしづらい」という部分が今回において私が最も気になる部分となりました。
石神騎手からは飛越に関しても上澄みが見込めるようなコメントが出ていますが、鞍上も「練習通りなら」という前置きがあっての物ですし、近走の内容を見てると大幅な良化は期待出来ません。

☓1、オオキニ

オオキニに関しては2パターン考え方がありそうで
1、最内枠でロスなく立ち回れるのが魅力的
2、最内枠だからある程度主張する必要が出来た
この2点の考え方に分かれると思っています。
ちなみに私の考え方は「2の後者」となります。
ローカルでも先行力を見せていたように、平地区間の初速もある程度ある馬ですし、飛越スピードも使うごとにUPしていることから「好ポジションを確保するためには主張して行かないと行けない」ように思いますし、本馬もファルコニア同様にタフなレースになるのではと想像しています。
この枠を引いて下げるという選択肢は無さそうですし、もし森一馬騎手が下げて押し上げる戦法を取るのであれば結果は置いておいて脱帽の一言しか出ませんが、普通ならそんなことはしません。
となると、鞍上は昨年度のオメガエリタージュでの競馬を思い描いてそうであり、3番手辺りのインでじっくり脚を溜める形の競馬をするでしょう。
インで溜めている分、ヴァリアメンテなど後方勢が動いてきた際の対応がしづらいのがネックでありますが、裏を返せば「ロスを最小限に留めることが出来る」というのは評価に値する部分です。

★12、スマイルスルー

「実力だけで言えばオオキニより上」の存在であると思っており、未勝利時代から何度も本命に指名したようにポテンシャルを買っている馬です。
ただ、この馬に対して今回気になる点としては、「飛越のクオリティから障害数が増加すること」はプラスには働かなそうという部分になります。
前走後高田騎手も「飛越の精度が上がればオープンでもやれそうです」とコメントしているように「現時点での飛越力」ではどうしてもこのメンバー相手だと不安に感じてしまうのは本音です。
オオキニとは前走の京都での未勝利戦で対戦していますが、飛越面では飛び負けていたものの、直線の平地力は「ダート適性の差」を考えても秀逸な物でありましたし、「爆発力」で考えるとオオキニよりスマイルスルーの方にあると思います。
ただ、今回は「直線芝コース」替わりです。
芝コースを嫌う馬ではありませんが、オオキニとの比較では相手にプラスに働く要素となります。
そこにプラスしてこの大外枠というのは中々に厳しい条件でありながらも、人気している点からあまり積極的に買いたい馬ではありませんが、その他の馬との比較からこの馬を抑え評価とします。

〜買い目(推奨)〜

3連複フォーメーション
7→3、11→1、3、6、11、12 (7点)

※印に合わせて各自配分をおこなう

ヴァリアメンテから馬券を入っていることもあり、2列目は穴馬の2頭のみに留めて絞ります。
ファルコニアやオオキニ、スマイルスルーなどで決まってしまうと10倍台とオッズとリスクで乖離が大きいと感じてしまうため、その組み合わせは完全無視の馬券を私自身は組んでみました。

以上となります。
無料週最終週初日分はこの辺りで締めます。

最後までご覧頂きありがとうございました!!!

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