見出し画像

【二級建築士】学科勉強法

こんにちは。もう2月ですね。noteを始めて1ヶ月。
週1のペースで投稿してきました。
今回は、二級建築士学科の勉強方法を執筆いたします。
(あくまで個人的な経験ですので参考程度に読んでください。)


2022年、学科を初受験

 社会人2年目の時、独学で受験し一発で学科試験に合格しました。
その時の自己採点結果がこちらです。

学科Ⅰ-計画:15/25、学科Ⅱ-法規:20/25 
学科Ⅲ-構造:21/25、学科Ⅳ-施工:17/25
合計73/100

具体的な勉強法はというと、過去問10年分を3周しました。
過去問は、建築技術教育普及センターに出ています。

え、独学で過去問だけ?と思われた方、
過去問をひたすら解いてみれば意味が分かるかと思います。

例えば、


R04計画No.7 
選択肢1.
昼光率は、室内の壁や天井の表面の反射の影響を受けない。

H29計画No.8
選択肢3.
昼光率は、室内の壁及び天井、周囲の建築物、樹木等の影響を受ける。


過去の問題と同じことが書かれていませんか?
試験では、ほぼ最も不適当なものを聞いてきます。
不適当なものが答えということは、答えでない選択肢=適当な解答・正しい知識になります。
5個ある選択肢のうち4つは、正しくそれを覚えていけば良いのです。

(ちなみに、昼光率は、室内の壁及び天井、周囲の建築物、樹木等の影響を受けます)

他にも


R04構造No.7 
選択肢2.
多雪区域において、長期に生ずる力の計算に用いる積雪荷重として、短期に生ずる力の計算に用いる積雪荷重の0.35倍の数値とした。

H28構造No.7 
選択肢1.
多雪区域において、長期に生ずる力の計算に用いる積雪荷重は、短期に生ずる力の計算に用いる積雪荷重の0.35倍の数値とする。


どうですか、全く同じ選択肢ではないでしょうか。
(ちなみに正解は、0.7倍の数値とするため両方、不適当です)

 繰り返しますが、過去問を解いて答え合わせをする時、正解の選択肢だけでなく
他の選択肢も暗記しましょう。
 5個ある選択肢のうち4つは、正しい知識を教えてくれるのですから。

その積み重ねで
大体出る問題は、決まっていることに気づくと思います。

では、簡単にですが各科目の勉強方法を紹介いたします。

各科目の勉強方法

学科I-計画

 前述した通り過去問を何度も解き、正解と答えにはならなかった選択肢を覚えていきます。繰り返しますが、最も不適当なもの以外は、全て正しい知識です。
ただ建築技術教育普及センターには、解説が出ておりません。
参考書で確認して正しい答えを覚えましょう。


学科Ⅱ-法規

 法規は、満点を取るくらいの勢いで頑張るべき科目です。
タウンページみたいな法令集の中に必ず答えが書いてありますからね。

まずは、線引きとインデックス貼りですね。この作業ですが、できればもう線引きとインデックス貼りが完了している法令集を手に入れるのが楽です。
自分は、会社の上司が前年に受けていたので譲ってもらいました。
 後は、過去問をひたすら解き、法令集のどこにどの法令が載っているのかを把握しましょう。ちなみに法規は、法改正もされていますのであまり古い過去問ですと
古い法規なので気をつけましょう。


学科Ⅲ-構造

 構造は、最初の5,6問が計算問題です。計算は、公式の暗記と何度も解くことで覚えていきます。
・断面二次モーメント
・断面係数
・座屈荷重
・軸応力度/曲げ応力度

以上は、必要最低限覚えましょう。

 ただ計算よりもそれ以降の文章問題が大変でした。
知らない単語も出てきたりしました。
これも過去問をひたすら解き、正しい答えを覚えていきました。
過去問に出てくるところをノートに書いていくと大体聞かれることが分かってきます。自分は、問題ごとにまとめていました↓

構造14問目の鉄筋コンクリート構造をまとめたメモ

学Ⅳ-施工

 施工が一番暗記が多い科目だと思います。覚えないことには、点数も上がりにくいです。根気よく分野ごとに覚えていきましょう。構造と同じようによく問われるなという箇所を問題ごとにノートにまとめていきました。
初めて施工を解いた時、自分の点数は3点でした。
そこから根気よく覚えて本番では17点取れたのですから、皆さんもできます。

施工7問目をまとめたメモ

参考書

 主に使用した参考書は、下記2冊です。
問題は、建築技術教育普及センターのHPから無料で手に入りますが、
解説は買うしかないです。

後は、このサイトも参考にしました。無料で学科試験の解説をしています。


法令集は、総合資格学院のものを使用しました。
どこのを使用してもそんなに変わらないと思いますので、
自分に合うものを選ぶと良いです。

編集後記

いかがでしたか。少しでも学科試験を受ける方の参考になれば幸いです。
繰り返しますが、予備校に行かずとも独学で学科試験突破は十分可能です。
(製図は、絶賛苦戦中です)

過去問を繰り返し解いて正しい知識を覚えること、当たり前に聞こえますが
この地道な勉強が一番かと思います。

何も満点をとる必要なんてありません。各科目15点取れれば理論上受かる試験です。ということは10問は、間違えてもOKということです。
(科目別の合格基準点が各13点以上かつ総得点が合計60点以上が合格ライン)
もちろん点数は、取れるに越したことはありませんけど・・・


頑張ってください!
そして今年の製図試験を共に戦いましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?