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【初note】銀行マンの凄すぎる掟 感想

はじめまして。日本の端の某地方で銀行員をやっている、やがみすずかと申します。色々とわけもあって縁もあってnoteなるものを書いてみました。

さて本日は一冊の本を紹介させていただきます。
紹介ならX(旧Twitter)でさらっと書いてもいいのですが、自分自身の第一歩としてあえてnoteで書いてみます。

著者猫山課長について

著者である猫山課長という方がどういった人物なのか、語るほどの面識のない私が説明するのもおこがましい気もするのですが、単刀直入に説明すれば「現役銀行員」です。

いやそれは流石に誰でもわかっていると思いますので、もう少し同業者として掘り下げて説明すれば、ご本人はおそらく謙遜も込めて否定されるかもしれませんが、40代前半で支店長を務めた「行内でもかなり早く出世した銀行員」です。私の感覚的に少なくとも同期でも上位1割の出世度合いなのかなと思います。

その一方で、まだ銀行員にとって副業はよく言えば「物珍しい」、悪く言えば「アウトロー」な行為。金融機関によっても考え方は色々違うとは思いますが、概ねこういった考えが未だ主流でしょう。

そんな「出世した銀行員」「アウトロー」な副業がどう組み合わさるのか。本の中身の前にそこが見どころと思っております。


本書について

本書は
『第1章 会社に巣くうモンスターへの対処法』
『第2章 予定調和の日々をくつがえす法』
『第3章 クソ環境から自分の人生を取り戻せ』
の全3章で構成されております。

各章についても、エピソードが5、6ページごとに区分けされていて、主な読者層であるサラリーマンでも隙間時間に読めるよう、厚い心配りがなされております。流石仕事のできる銀行員です。

そしてそのエピソード一つ一つが、クスッと笑えて今日の仕事への活力になる心温まるエピソード……ではなく、「あなたはこのモンスターを笑えますか?」「これって部下から見たあなたじゃないですか?」「それでもこのままでいいのですか?」等等、心に刺さるエピソードが詰まっております。ですので、猫山課長のnoteを読んだ事のない初心者が朝から読むのはちょっとヘビー、読むなら夜を推奨します。

ただ、単純に辛口なだけの文章かといえば決してそうではなく、各話各話で読者に考える間と機会と与えてくれます。
「これをしましょう」「今すぐしましょう」という一般的な自己啓発本とは少し違って、現状をじっくり認識させて自分で考えさせてくれる。当然その後の行動は自分の判断。成功しても失敗しても自分の成果。
そう考えたら、やはり夜読んで頭の中でゆっくり考えて、明日の仕事の活力になる本です。


最後に

ここまで書いて約1,000字。自分で文章を書くことによって、改めて週2回4,000字のnoteを書き続けた猫山課長のすごさを実感しました。自分で課したハードワークの積み上げによって今回の出版に至ったということは、改めて説明するまでもないでしょう。

他人ではなく自分が決めたから妥協しない妥協できない。「セルフブラック化」マイ流行語大賞にノミネートするぐらい腹落ちする一言でした。

最後の最後になりましたが猫山課長ご出版おめでとうございます。

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