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彼が今生きていてくれる事


中島美嘉さんの
【僕が死のうと思ったのは】

朝からこんなタイトルで彼を描こうとしてる自分もどんな精神なのかと思いますが
正常です笑

寧ろ、仕事にいく準備より優先して描いてしまおうとしてる自分が愛おしい笑


ではでは。


彼は私より思春期を孤独に過ごしました。
私の比ではないくらい。
今でも泣き出せる程。

彼の孤独を何もわからず
会えるといつも彼をからかいそんな時間を過ごしました。
無表情で笑わない彼と隣にいながら
イヤフォンを片方ずつ耳にかけ
音楽をきいたりポツポツと自分達の話を共有します。
たまに笑ってくれる彼をみてホッとして。
でもきっとあの笑顔の中にも沢山の孤独を抱え言う事も出来ず生きていたんだろうと思います。

彼が【死にたい】と言った事がありました。
中学生位だった気がします。

彼が覚えているかわかりませんが。
あの時、心臓がドクッとなりました。
それだけは覚えています。

私は彼に生きてほしかった。
どんなに辛くても。
大人になったら自由になれるから

私も大人になって自由になりたかったのと同じで。

その頃、私は学校の先輩と付き合っていて。
初めての彼氏でした。

ここで初めての彼氏もツイン彼だと言えたらとてもキレイだったのだけれど。笑。
でも先輩と付き合なければ今の私はいません。それ位、影響を沢山私に与えてくれました。

今でも大好きです。
そういう意味ではもうないですが。

でも初恋という意味では彼だと思います。

大人になって自由になって。
そして苦しみから解放される。
そんな風に思っていたんです。
幼少期から。ずっと。


彼は未来に希望や楽しみなどありませんでした。
ただ生きている。
ただ毎日、息をしている。
感情を怒りにかえて。過ごすこともあったと思います。

私になにが出来るんだろうと考えました。

彼は愛情がわからなかった。
全てマイナスに。全て悲観的に。
そのまま感情のまま突き進むとあっという間に
落とし穴に落ちて永遠にそこから出てこない様な。光があっても敢えてそこから動かず。

【早くそこから出さないと】
そんな気持ちでした。

私も同じ様に生きていきながら周りの大人に振り回されても違う大人や友達に引っ張り出してもらって光の道を歩むそんな繰り返しでした。

彼にはそんな人もいたのだろうけど声も届かず
手を差し伸べても無視をされるそんな感じです。

生きていく希望がないのなら。
私の為に生きてほしい。

そう伝えた事もあった気がします。

私に人生を捧げてって意味じゃなく。
私もあなたと同じような環境だから
私が生きている事であなたも生きていけるなら
私があなたの生きる光になるよ。
だから彼にも私が生きていける光でいて。
存在でいてと思いました。


まさか、この時とは違う意味での。
生きていく意味になるとは中学生だった私は思いもしなかったとは思いますが笑


この人生の中で私も彼も何度か【死】を覚悟する事がありました。

さすがに描きませんが。

今もはっきり言えるのは。

いつも居るとは限らない。
未来があるのは今があるから。

未来を思っても今、なにかあれば叶いません。

必ず後悔します。
何故あのときって。


私は彼が生きていく光や希望になるのなら。
どんなに苦しくても辛くても頑張って生きていきます。

彼が今を必死で生きていくのなら。

どうか彼のいずれくる最後が最高であってほしいです。

本当の愛情を知らなかった彼が
本当の愛情を知ったのなら。
彼が生きてきた意味があったと思います。

そして私にも与えてくれたんです。
人を本当に愛する意味を。


だから変な曲がって道など行かず、
彼の正しい道を怖がらす歩いてほしいと思っています。

今までみたいに変な道に迷い込まず。

でも彼は問題ばっかりおこす捻くれ者だからたまに光を消して彷徨ってほしいですね。
甘えんなって毒を吐きながら
たまに石ころと水溜りを作って困らせてみようと思います。

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