特になにもない
私を語るために、私を特徴づけるものは『特になにもない』と思っている。
何かが特別得意なわけでもない。
自信をもって言えることやできることもない。
人見知りするし、ほかの人とつるむこともない。友達がいないわけじゃないけど、なにかに属したりはしなかった。
長く続いたものは、小学校入学から高校卒業まで通った書道くらい。
だからといって、文字がきれいなわけでも書道が上手なわけでもない。
本を読んだり調べるのは好きだけど、勉強ができる方ではない。数学なんて、私の理解の範疇を超えてると思う。
部活も学校が変わるたびに、金管バンド→バレーボール→野球部のマネージャーと変わっていったし、賞をとるような目立つようなこともない。
大人になって、できることは増えたけど『基本的なところはできる』がほとんどで得意なわけではない。
何かに打ち込んだこともないし、すごく好きなものがあるわけでもない。
良くも悪くも『中の中』『普通』。
大人になってからある言葉と出会って、それから発言することを怯むことがだいぶ少なくなった。
子どもと大人の狭間の時代に、いろいろ経験してみた。
できるだけお誘いは断らないように、アルバイト、サークル、飲み会、遊び、勉強、ほんと誘われたらなんでもしてた。法に触れるもの以外はなんでも、『いいよ~』『これの後ならいける!』とか、時間と体力が許す限り参加してた。若さって素晴らしい。
でもそれが、今の私の土台なんだよなと思う。その時やったバカなことも、失敗したことも、腹が立ったことも、助けてもらったことも、教わったことも、出会った人たちも、ぜーんぶ私のうまし糧。
それを教えてくれた高校時代の担任に感謝。
私を特徴づけるものは特にない。
その代わり、いろんな引き出しがある。かも
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