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1歩踏み出して欲しくて

BackpackFESTAに来て欲しい理由(特に高校生!)を書くんだけれどまず去年とかの自分のことを、つらつら長くなるけど許してくださいなっ


受験が終わって

「何も楽しくない」


ちょうど一年前、才能もないのに高校1年2年とちゃんと勉強をすることなく過ごし、浪人していた自分はそんなことを思っていた気がする、いや思っていた。



勉強だけに集中していれば良かったのに、寒さのせいで、自分という存在?とは??とかいうしょうもなさすぎる疑問を持ち始めてしまったからだったかもしれない。一日中家族とかカフェの店員さん以外話す人も居なかった時期に、インスタグラムを見れば友達の楽しそうな姿ばかり。
クリスマスにスタバで勉強している中、カップルの姿や大学の部活動の集団で楽しそうにしているのを見て本当に泣いて帰ったのを覚えている。情けない。

そこから共通テストまではなんとかやり切れた。だけどそこからメンタル崩壊しすぎて、私立受験の前日に、東京のアパホテルで過去一号泣しながら、微妙な距離感の知り合いに電話をかけたのも思い出してきた。
しかも第一志望じゃないからと対策も全くしていなかったのでしっかり落ちてもいる。

そこから何とか頑張って2年間目指した第1志望には受かったのだけれど、結果を知って嬉しかったのは何故か一瞬だけだった。
高校生の時からずっと「受かったら絶対Happy」とか思っていたはずなのに。心はぶっ壊れていて、鬱みたいなのが加速していって、何をやればいいかも分からずグルグルしていた。とりあえず何かから解放されたかった。我慢ができなかった。他の人より遅れた1年、なんならそれ以上をとにかく楽しみたかった。

そんな中、一応パスポートとかはいつ使うか分からないけど更新してたから手元に来た。


あ、1週間後オーストラリア行きたいかも。


パスポートを見た時何故か衝動に襲われた、今思うと高校生活はコロナでどこも行けず、受験で東京に行った時に少しだけ外を感じたことがきっかけだったかもしれない。計画など何も無かったし、唐突だったから家族も友達も誰も一緒にいけないとは言われたけれど、どうしても今すぐオーストラリアに行きたかった。

結局小学生ぶりの海外旅行なのに1人、とかいうよく分からない状態で、実感もわかないまま空港についた。目的地は西オーストラリアのパース、理由は街も自然も程よさそう、以上。旅行に使う英語すら大して話せないのに飛行機の左右とも外国の方で焦りながら、乗り継ぎもして合計16時間のフライト。


着いた!!全部が新しかった。一日目は何を話してどこに行ったらいいのかも分からず全てがストレス。けどそんな中とりあえずよく分からない電車に乗ってよく分からない綺麗らしい海まで行った。

もう夕暮れもすぎて海がほぼほぼ見えない状態に着いた、綺麗らしいけど何も見えない。
「ほぅ、あっこれがあのインド洋、なのか、はぇー」って暗い空しか反射してない海にこんな感想しか出てこなかった気がする。

初日とは言えど旅としてはあんま上手くいってない。けれどそれと同時に、「あーやべっ、めっちゃ自由じゃん、自分。」が出てきた。
文字通り自由だった。よく分からない味のエナジードリンクや甘すぎる緑茶、日本だったら考えられない感じの店員さん、めっちゃフレンドリー。そこに住んでる人には日常なはずなのに自分には全部非日常。同じ風景の繰り返しの毎日だった自分には全部刺激的だった。

知っている人が誰もいない中、旅慣れてない自分が1歩踏み出して1週間前まで予定にはあるわけなかった場所にいる。
もちろん1人だから分からないことを聞くにも勇気がいった、けど自分の心が1歩ずつ歩んでるような気もしたし、何年ぶりかにちゃんと自分を肯定出来たし「自分すごいよ!」って言えてあげれた。

その後もコアラ見に行ったり、よく分からない形をしたよく分からない岩を見に行ったり、オペラハウスを見たり、たいして美味しくもないけどすごく高いレストランに入っちゃったりしてオーストラリアを満喫した。結局オーストラリアにいたのは5日間とかくらいで旅としては短いんだけれども、これから先で人生が変わった瞬間は?と聞かれたら間違いなくこの期間だと答えると思う


TABIPPOに入って

オーストラリアに行ってから大学では旅を頑張ろう!と自分は思ってたから、大学に入ってからは一旦アルバイトを頑張ってた。

そんなバイト先の人からあんた旅頑張りたいならTABIPPOってのがあるよって教えてもらって、どんな団体かもよく分からなかったけどとりあえず入ってみることに。

入ってすぐみんなと会う機会があったんだけどTABIPPOにはマジで色んな人がいた、アフリカに一人旅いってる女子大生とかタイ知り尽くしてるやつとかレストランオープンしちゃったりしてるやつとか。そんなんじゃ挙げられないほどみんなキャラが濃くて面白い人ばっかだったし、学校だったらまじで会えないような人ばっかだった


なんかしかもそんな人たちと一緒にタイとか色んなとこに行くことができるらしい!流石にワクワク、即行くことを決定。ハッピーだね


まあそこからも色々あり、TABIPPOの影響もあって8月に1人でインドに行ったり(?)もして旅にどんどんのめり込みながらタイへ。

一言で言うと最高すぎた。ご飯も飲み物も全部美味しいし海も綺麗。東南アジアって感じを味わえたし、なにしろみんなで旅ができたってのが最高すぎた。

こっからどんどんみんなの事もTABIPPOの事も好きになっていったんだけど、ふと振り返るとほんとにこの半年位でめちゃくちゃ自分成長したなと思う。1年前とかの自分では本当に考えられないような環境に身を置いているし、行動力も考え方も凄く変わった。


それはただヒッチハイクとか一人旅をしたから、とかももちろんあるとは思うんだけど、色んな最高な人たちと知り合って、笑いあって、悩みあってるからだと思う。

そんな色んな人との出会いをくれたきっかけは旅だしほんとに旅には感謝している


IPPO踏み出してよ

頭がキレッキレな方たちなら分かると思うんだけどTABIPPOは旅にIPPO、1歩踏み出すっていう意味らしい。

上の方からつらつらと書いてある自己満すぎる文章からも分かるとは思うんだけど、自分は旅に1歩踏み出したおかげで人生が変わった。多分だけど。

別にその1歩踏み出す対象は旅である必要はないと思うし自分がこれだ!と思ったものであればいいと思うんだけど、特に自分みたいに人生上手くいかないなとか自分らしくあれないなって人は絶対に1歩踏み出して欲しいと自分は思ってる。

多分高校、大学生あたりの時期って絶対に自分の生き方とかそういうものに程度の差はあれ疑問とか悩みが出てくるはずだと思う。それに対して凄く悩む事も大事だしぶつかり合うべきなんだけど、時にはどこか違う場所に1歩踏み出して新しい世界を見てみると新しい考え方や自分のあり方に会えるはず、

自分の場合はそれが旅だったわけだし、ぶっちゃけ一番手っ取り早く行動力さえあれば踏み出せるものが旅だと思ってる。

だから自分は色んな人に旅をして欲しいなと思ってるし、少しでも誰かに広まればいいなと思ってる。旅の力って想像以上だし。


多分、これが自分なりのBPFに来て欲しい理由。なにか一歩踏み出すきっかけが出来たらいいな、と思ってます。クソ長くなりました謝罪。

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