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ジャニーズ性加害問題

記者会見の結果、「仕方ない」

2023年9月15日現在、ジャニーズ性加害問題に関連して、ジャニーズタレントのCM降板や新規登用の取りやめなどが話題になっています。
テレビ持ってないし、テレビ見てないんですけど、新聞系のWebサイトなんか見ても、数多くの報道がなされているので目に付きます。

新生ジャニーズに期待できれば、だったが

調査チームの発表で経営体制の刷新を、ということでしたが、結局ほとんど変わらずでしたね。
藤島ジュリー社長は退任したものの、代表権のある取締役に。
代表権は喪わない、株は全部持ったまま、であれば実質的な経営権はほとんど動いていないのと一緒です。
ここで一気に風向きが変わりましたね。

権力に固執する経営陣

もちろん、刷新が叶わなければこういう事態になることは目に見えていました。
ただ、それでもメリー喜多川・藤島ジュリー側としては何も失いたくなかったのでしょう。それに箴言できる人も居ないでしょうしね。自浄作用を期待する方が無理というもの。

理想論で言えば、ちゃんとした経営者を建てて、藤島側は株を手放して被害者救済の資金にする。一大ブランドだった「ジャニーズ」の看板も下げる。が正解か……とも思いますが、ここまで変わってしまうと「意味」がなくなってしまう、というのも肯けます。
それでも、株と人材に関しては一新しないといけませんでした。

新社長もクリーンかどうか怪しい

新社長になる東山紀之氏の言動もマイナス材料でした。自身の性加害疑惑についても、「あったかもしれないし、なかったかもしれない」という異常なまでの歯切れの悪さで、「思い当たる節があるんでは」と思われても仕方のないものでした。
当初は片手間でやる予定がその雰囲気ではない、と感じたのか、現状出演しているテレビ番組に関しては降板する方向。もし経営に専念するとしても、自身の身の潔白が怪しいようでは……。

噴飯ものだった「一年間、マネジメント料はいただかない」

記者会見の後、あまりの逆風の空気に気づいたのか、一つリリースを出しました。「今後一年間、マネジメント料はいただかず、ギャランティはすべてタレントに渡します」というものでしたが、「これじゃない感」がすごいですね。仕事が半分になっても所属タレントの収入は保たれるかもしれませんが、「ああ、これほどのことをするなら会社として反省しているんだな」とはならないですよね。とにかく一年損をすれば、それで禊が済む、と考えているのだとしたら、世間というものをあまりにも分かっていなさすぎます。

企業だって分かってたでしょ

「継続」を表明した企業が一転「更新しない」と再度表明する流れが話題になっていましたが、そもそもジャニーズに関する性加害については、世間一般でもある程度は「信ぴょう性のある都市伝説」くらいには捉えられていたと思います。
それでも企業がジャニーズタレントを起用するのならば、リスクの覚悟があったと思います。「全然そんなことがあるとは思いませんでした」というなら、情報の感度が低すぎると言わざるを得ないでしょう。
実際、そういうリスクを回避するために起用しない、という判断をした企業や広告代理店もあったはずですしね。
まぁ、ジャニー氏の死後、4年も経ってからそんなことになるとは思わなかった、というのはあるでしょうけれども。

今後、どのような対応をするのか

注目は、今度どのような対応をするのかですね。
① 対応策はこれで終わり ➝ 一気にジャニーズタレント外しが加速し、タレントが別会社に流出。一気に会社の規模が小さくなる。自主興行が中心になり、テレビで見る機会が減少。10年後くらいに会社清算のニュースが流れる。
② 藤島ジュリー氏が経営陣から外れる。企業名も改称 ➝ ここでいったん敬遠ムードが止まるか?後手後手の対応をするくらいなら、最初から……という話ですが、権力への固執は誰にも止められませんからね。

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