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【カルチャー】読んだ本、聴いた音楽、観た映画について

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私の好きなカルチャーについて語っています。 読んだ本、聴いた音楽、観た映画の感想など。
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#海外文学

【カルチャー】海外文学は面白くないわけがない。/私の最愛海外文学10選。

海外文学について語ってみる。 #私の最愛海外文学10選 なるタグがSNSで話題になっていたので、便乗してみた。 選んだ10冊は以下の通り。 通訳ダニエル・シュタイン/ウリツカヤ モモ/エンデ 大聖堂/カーヴァー フラニーとズーイ/サリンジャー 悪霊/ドストエフスキー 夜と霧/フランクル 舞踏会に向かう三人の農夫/パワーズ すべての月、すべての年/ベルリン 冬の夢/フィッツジェラルド サラの鍵/ロネ 海外文学との出会い。 海外文学との出会いは遡って

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【カルチャー】彼はどこまでも「作家」であった。(ある作家の夕刻 フィッツジェラルド後期作品集を読んで)

#読書記録*ある作家の夕刻 フィッツジェラルド後期作品集* 著者:F・S・フィッツジェラルド 編訳:村上春樹 中央公論社 2019年 6月 書評 フィッツジェラルドの作品は彼のドラマチックな人生を知ってこそ、その輝きを増す。あまりに若すぎた成功と早すぎた凋落、そして死。そこには夢を追い、時代に捨て去られた、一人の才能豊かな人間のドラマがあって、彼の作品、特に数多く残した短編小説には、そのドラマの断片が、ガラスの破片のように散りばめられている。 時代の寵児となり、鮮や