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ラビュー探しの旅

皆さん、ラビューという電車をご存知だろうか?ラビューとは、西武池袋線(池袋~吾野)、西武秩父線(吾野~西武秩父)の間76.8キロを約80分で結ぶ特急電車である。
ラビューの魅力と言えば、実にたくさんある。

所沢駅停車中のラビュー

・斬新なデザイン
・車内がまるで美術館の様な高級感
・座り心地の良い座席
・運転席、前面展望を眺めることができる席がある。(鉄オタには堪らない)                       等等

 とにかく、一度乗ってみることをオススメする。
ラビューの魅力は、これくらいにしておいて、本日の本題は、「ラビュー探しの旅」。これは、どんな旅かと言うと、終電が終わって、次の日の始発までの間、ラビューはどこで停泊しているかを探る旅である。

#1西武池袋線の車両はそもそもどこで停泊可能か?

まず、西武池袋線には車両基地が、3ヶ所存在する。それぞれ、小手指、武蔵ヶ丘、横瀬にある。また、車両基地の規模ではないが、車両を停めておけるスペースとして、練馬、石神井公園、保谷、清瀬、所沢にも電留線が存在する。あとは、各駅のホームにそのまま停めておくパターンも存在する。

#2ラビューは何本あるのか?

ラビューは、8両編成×7本が存在していて、その全てが小手指車両基地所属である。(それぞれの編成にA~Gのアルファベットが付されている。)つまり、人に例えると、ラビューにとっての実家は小手指車両基地ということ。しかし、私たちもそうだが毎日実家にいる訳ではなく、友達の家に外泊したりすることもあるだろう。鉄道も例外ではなく、小手指車両基地所属だからと言って、常に小手指車両基地に帰るわけではない。次の日の運用に備えて、予めいろいろな場所に散らばって停泊しているのである。今回はその場所を探る旅だ。

#3「ラビュー探しの旅」本題

#2でラビューは全部で7本あることが分かった。つまりは、この7本が夜間に、それぞれどこに停泊しているかを探せれば良い。
 早速スタート。
 ちなみに今回は、実際の検証+時刻表からの個人の憶測となってしまうことをご容赦頂きたい。

 ①保谷電留線

保谷電留線

ラビューは停まってなかった。ここは、予想通りであった。なぜなら、次の日の池袋始発のラビューの一番列車は飯能方面からの折り返し電車での運用であるため、ここに停めておくメリットがないだろう。

②小手指車両基地

小手指車両基地(西側)

見えずらいが、左端の赤丸をつけた、2本がラビュー。

小手指車両基地(東側)

そして、車両基地の反対側に回ってみるとここにも、1本。ということで、ここには計3本のラビューが停泊。
(ここまでの合計 3本)

③飯能駅

飯能駅5番線(特急専用)ホームに停泊中のラビュー

ここには1本停車。意外だった。ラビューは西武の家宝とも言える存在であると思っていたため、非効率ではあるが、防犯上の理由から、厳重な車両基地に全て停泊させているだろうと考えていたからだ。どうやら、効率重視のようだ。
(ここまでの合計 4本)

④武蔵ヶ丘車両基地

武蔵ヶ丘車両基地停泊中のラビュー

ここには1本停車。あれ?ここに3本停まって終了かと思いきや、ここには1本。
(ここまでの合計 5本)

⑤時刻表からの予想

ここまで知れれば、私自身は満足できたので、残り2本については予想をする。
次の日の平日朝の西武秩父駅(飯能・池袋方面)の特急ラビューの時刻表を見てみると、こんな風になってる。

平日朝の西武秩父駅(池袋方面)時刻表

〇西武秩父発:
5:43(特急一番列車)、7:45(特急二番列車)

ここで池袋駅(飯能・西武秩父方面)の時刻表を見てみる。

平日朝の池袋駅(西武秩父方面)時刻表

西武秩父まで行く特急一番列車は、池袋発6:50の特急ちちぶ3号。このラビューが西武秩父に到着するのは、8:13。
つまり、これらのことから夜間のうちに西武秩父寄りに最低でも2本のラビューが停泊してる必要があるのだ。

よって、残り2本は、それぞれ西武秩父駅のホームに1本、横瀬車両基地に1本ずつ停泊してる可能性が高い。(西武秩父駅の特急ホームは1本のため。)

飯能駅で停泊していることは検証出来たため、同様に西武秩父駅で停泊するのは容易に想像がつくが、怪しいのは残りの1本の横瀬車両基地。横瀬車両基地に停泊してなくても、次の日の朝、西武秩父まで1本回送すれば辻褄が合うという考えも出来そうだ。もちろん、小手指車両基地に泊まってるラビューが西武秩父まで回送することも、武蔵ヶ丘車両基地に停まっているラビューが西武秩父まで回送することも考えられる。しかし、その場合、残り1本の行方は?となってしまう。

保谷電留線、小手指車両基地、飯能駅ホーム、武蔵ヶ丘車両基地を調査した以上、残るは横瀬車両基地または西武秩父駅に停泊している可能性が一番自然なのである。(次の日の朝の池袋始発のラビューは飯能からの折り返し運用のため、池袋駅ホームに停泊していることも考えづらい。(※池袋駅も特急ホームは1本のため。))


#4「ラビュー探しの旅」まとめ

ラビュー(平日)の停泊場所
・小手指車両基地→3本
・飯能駅特急ホーム→1本
・武蔵ヶ丘車両基地→1本
・横瀬車両基地→1本
・西武秩父駅特急ホーム→1本 (合計7本)

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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